メールマガジン

【No.403】「政策棚卸し」から見えてくるもの

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JIメールニュースNo.403  2009.06.04発行
『「政策棚卸し」から見えてくるもの』
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◆◇ 目 次 ◇◆
【1】 『「政策棚卸し」から見えてくるもの』  衆議院議員 亀井 善太郎
【2】 “天下り団体”の政策棚卸し、6月8日(月)開催!!
【3】 今月のJIフォーラム 6月24日(水)のご案内
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【1】 「政策棚卸し」から見えてくるもの
衆議院議員 亀井 善太郎
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なぜ、永田町というのはみんなが考えるのと違う方向に向かうのだろう。国会
議員になって2年半、ずっと感じてきたことだ。
地域の声や自分自身の経験に照らしても納得できないことが多すぎる。普通
のことが普通に進まない、多くの政治家も官僚も簡単には変わらない、当選
回数がものをいう永田町で自分たちが彼らを乗り越える力をつけるには時間が
かかる、でも、日本に残された時間はそんなにはない、高く厚いカベにどうにも
ならないもどかしさを感じていた。
そんな時に「政策棚卸し(事業仕分け)」と出会った。
構想日本の説明資料はもっともらしい、けれどもそんなことで何ができる、
正直、ただのパフォーマンスに過ぎないじゃないかというのが初めての印象だ。
そんな印象が一変したのは昨年8月4日、我が国で初めて、国の事業を対象と
した「政策棚卸し」の日である。その時感じたことは今でも鮮明に覚えている。
「これを続ければ、日本を変えることができる」と。
今までの党内や国会での議論とは違う。
個々の政策を担当する官僚と徹底的に議論する。公開の場、すなわち国民の
目の前という緊張感のもと、現場で頑張っている専門家の意見に耳を傾け
ながら、あるべき政策論を闘わせた。あいまいな定性論を許さず、国民に納得
できる具体的な事実をもとに、その是非を吟味した。この結果、多くの政策が
「不要」と判断され、必要なものでも「抜本的改善が不可欠」であることを明らか
にした。国民の前で政策の誤りを明らかにし、具体的な数値を示す以上、これは
やるべきところまでやらねばならないと大きな責任を感じた。最終的には「政策
棚卸し」の結果を予算編成に反映させた。族議員の抵抗も具体的な現場の
事実の前では大したものではなかった。
聞けば、他にも「政策棚卸し」に着手している党があるようだが、どうも違う。
議論は国民に公表されていないし、現場の専門家も参加していない。となれば、
厳しい議論になるはずもない。抽象的な議論に終始するなら、従来の馴れあい
会議と何も変わらない。「政策棚卸し」はパフォーマンスの道具ではない。
「政策棚卸し」で明らかになったのは政治家と官僚の意識の問題だ。政策の
アカウンタビリティ(説明責任)は壊滅的な現状にある。予算分捕り主義、
定量的な政策評価の不在など、根本から改めねばならない。
何より、こんな事態を許してきた政治家自らが変わらなければならない。
確かなビジョンのもと、国民に開かれた議論を闘わせ、政策のアカウンタ
ビリティを確立し、政策の刷新はもちろんのこと、政治家と官僚の行動原理や
考え方を変えていく。そのためには、本来あるべき形の「政策棚卸し」を
しっかり続けることが大切だ。
今年も「政策棚卸し」を行う。
今回のターゲットは独立行政法人などのいわゆる「天下り法人」だ。国民に
行き渡るべきカネがおかしなところで使われている。政策の目的とは異なる
使われ方をしている。昨年の「政策棚卸し」で明らかになったことが「天下り
法人」ではより深刻な形で現われている。単に問題をあげつらい、官僚を罵る
のではなく、具体的な解決の方向性を示したい。
皆さんにお願いがある。
ぜひ、「政策棚卸し」の現場に来ていただきたい。目の前で我々の議論を
見ていただきたい。日本が変わる現場に立ち会ってほしい。皆さんの「眼」と
「声」、そして「思い」こそが政治の緊張感の源であり、日本の未来を変える
何よりの推進力になる。

<亀井 善太郎 氏 プロフィール>
衆議院議員(神奈川16区選出)。
1971年 神奈川県伊勢原市に生まれる(38歳)。1993年 慶応義塾大学
経済学部卒業、日本興業銀行(現みずほコーポレート銀行)、ボストン・
コンサルティング・グループなどを経て、2006年 衆議院議員に初当選。
自民・民主の超党派有志議員による年金制度の抜本改革提言などにも
取り組む。ホームページ:http://www.y-kamei.com/

【2】 “天下り団体”の政策棚卸し、6月8日(月)開催!!
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≪国の事業仕分け 第5弾は独立行政法人と公益法人≫
自民党無駄撲滅プロジェクトチームと構想日本が2008年8月より行ってきた
政策棚卸し。これまでに文科省、環境省、財務省、外務省の4省を実施し、
仕分け対象予算2.7兆円のうち、約14%の3500億円が「国から手放すべき」と
判定されました。
この実績を背景に、今回は、文科省所管の独立行政法人(以下独法)と
公益法人を対象に実施します。独法と公益法人には、総額約4.5兆円の
国費が投入されており、このうち文科省の管轄で国費を受け入れている
のが1,151団体。これらの団体が税金に見合った事業を行っているかどうか、
天下りが、適切な業務を行うのに必要なのかなどを議論します。
景気対策で政府も資金が必要です。これをどう捻出するか。政策棚卸しは、
その大きな足がかりとなります。
当日は入退場自由、どなたでも傍聴いただけます。是非ご都合に合わせて
傍聴参加ください。この作業の中に、日本再生のカギが必ずあると思います。
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○日時: 平成21年6月8日(月) 午前9時00分~午後7時00分
○会場: 日本財団ビル2階 大会議室
港区赤坂1-2-2 TEL 03-6229-5111(代)
http://www.nippon-foundation.or.jp/org/profile/address.html
※ 会場に関するお問い合わせは構想日本まで。
○対象: 文部科学省所管の独立行政法人、公益法人(9法人)
○参加者: 事業説明者:文部科学省及び公益法人職員
「仕分け人」(評価者)、コーディネーター:自民党「無駄遣い
撲滅プロジェクトチーム」、構想日本事業仕分けチーム及び
外部有識者
※この作業は、自民党「無駄遣い撲滅プロジェクトチーム」による文科省
所管の公益法人の「政策棚卸し」です。構想日本は、本作業の実施・運営、
評価者の推薦等において協力しております。
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参加ご希望の方は、6月7日(日)までに下記のメールアドレスにお申込み
下さい。
forum@kosonippon.org
お名前
所属
ご連絡先
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*お問い合わせ:構想日本 西田/伊藤/塩野 03-5275-5607
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【3】 今月のJIフォーラム 6月24日(水)のご案内
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「政党ガバナンス」(仮)
今月のJIフォーラムは、構想日本から近々発表予定の「政党ガバナンス」
に関する提言をもとに、国民に蔓延する政治不信を払拭するために、今、
政党、政治に求められることを、大いに議論したいと思います。
詳細は決まり次第、ご案内いたします。
○日 時  :平成21年6月24日(水)
○会 場  :日本財団ビル2階 大会議室
港区赤坂1-2-2 TEL 03-6229-5111(代)
http://www.nippon-foundation.or.jp/org/profile/address.html
○開 演  :18時30分 (開場18時00分)
○ゲスト   :飯尾潤(政策研究大学院大学教授、『日本の統治構造』他著者)
ほか、調整中

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