【No.423】そろばん復活
2009.10.22

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J.I.メールニュースNo.423 2009.10.22発行
「そろばん復活」
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◆◇ 目 次 ◇◆
【1】 「そろばん復活」  トモエ算盤株式会社取締役社長 藤本トモエ
【2】 足利市の事業仕分け 10月24日(土)、25日(日)開催
【3】 第147回 J.I.フォーラムのご案内 『新型インフルエンザを迎え撃つ』

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【1】 「そろばん復活」
トモエ算盤株式会社取締役社長 藤本トモエ
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最近マスコミでそろばん復活という内容でそろばんが取り上げられる機会が
多くなりました。ちょうど10年前、「分数が出来ない大学生」という本が話題と
なりました。ゆとり教育の結果として大学生が分数の計算が出来ない、という
ことになり、基礎教育の重要性が急に叫ばれました。その後、100マス計算が
マスコミで取り上げられると現場の先生に始まり小学生を持つ親御さんは
100マス計算をして計算力をつけなくてはと大騒ぎとなりました。そこに東北
大学の川島隆太先生の登場です。単純な計算は脳を活性化させ、特に
前頭前野を刺激するとデーターを持って示されました。単純な計算となれば、
そろばんの一番得意とするところです。
こうして、「10年後にはなくなる」「このコンピュータ時代にそろばんなんて」と
言われたそろばんに、光が当たるようになりました。
しかし、今のそろばんは一昔前のそろばんとは少し違います。以前は小学校
3年生がそろばん塾に通い始める年齢でしたが、今では小学校1年生、いえ
幼稚園児が主流となってきています。そろばんで計算することはもちろんですが、
そろばんで数の成り立ちを勉強するという具合に変わってきているのです。また
大きなスクリーンに数字をフラッシュさせ暗算をしてみたり、英語で読み上げ算を
やったりと付加価値もついてきました。
そして何よりも世界でそろばん人口が増えている事実に注目をしてもらいたい
と思います。今や外国では中国人が教えるそろばんと日本人が教えるそろばん
がぶつかりあっています。中国人はそろばんの起源は自分たちだと言います。
確かに我が国は中国からそろばんの原型を受け継ぎましたが、それは上の5
玉が2つ、1玉が5つのいわゆる中国そろばんでした。現在世界でそろばんと
いえば、4つ玉そろばんが主流ですが、この形にしたのは日本人の知恵なのです。
4つ玉そろばんにしたからこそ、十進位取記数法を教える最適な教具となったの
です。
柔道に「有効」や「一本」があるように日本人のそろばん指導者から習った
外国人には「願いましては」と言わせて、そろばん道を学んで欲しいという
願いをもって、世界にそろばんを広めています。

<藤本トモエ氏 プロフィール>
そろばんエバンジャリスト、トモエ算盤株式会社取締役社長
慶應義塾大学法学部卒業。国際キリスト教大学にて英語科教員免許取得。
高等学校、英会話学校講師を経て、現在トモエMIアカデミー主宰。2004年
以降全米数学者会議にてそろばんワークショップを開催。2006年国際交流
基金からの助成によりチュニジア、モロッコにそろばん指導で派遣される。
http://www.soroban.com

【2】 足利市の事業仕分け、10月24日(土)、25日(日)開催
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構想日本が2002年より行ってきた行政の「事業仕分け」。歳出削減の効果や、
職員、住民の意識改革などの実績が浸透し、今までに全国の自治体や国の
6省を含めて合計55回以上実施してきました。
足利市では大豆生田市長の強いリーダーシップのもと、実現しました。
60の対象事業には、市長が自ら指定した事業も含まれます。
市民に公開の場で、行政が行っている事業の必要性を「そもそも論」で
見直す事業仕分け。他の行財政改革の手法では見えて来ない「気付き」が、
職員、市民ともに芽生えるはずです。是非傍聴にお越し頂き、その威力を
体感してください。
≪開催概要≫
【日時】 2009年10月24日(土)、25日(日) 9:00~17:00
※入退室自由、ご都合の良い時間帯にお越しください。
【会場】 足利市役所 本庁舎 6階会議室
(足利市本城3-2145)
※会場に関するお問い合わせは、
総務部行政経営課(電話)0284-20-2112
【主催】 足利市
【協力】 構想日本
【対象事業】 足利市の一般会計事業(60事業)
【参加者】 事業説明者:足利市職員
仕分け人、コーディネーター:構想日本事業仕分けチーム

●詳しくは構想日本ホームページでもご覧いただけます:
https://www.kosonippon.org/wp-manager/shiwake/municipality_sort/detail.php?m_project_cd=764
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参観ご希望の方は、10月23日(金)までに下記のメールアドレスに
お申込み下さい。
forum@kosonippon.org
お名前
所属
ご連絡先
————————————————————–
*お問い合わせ:構想日本 西田/伊藤/塩野 03-5275-5607
————————————————————–

●なお、来週以降のスケジュールは以下の通りです。詳しくは構想日本
ホームページをご覧ください。
【静岡県】
10月31日(土)、11月1日(日)、2日(月) 9:00~16:30
https://www.kosonippon.org/wp-manager/shiwake/municipality_sort/detail.php?m_project_cd=791
【奈良市】
11月22日(日)、23日(月祝) 9:30~17:00
https://www.kosonippon.org/wp-manager/shiwake/municipality_sort/detail.php?m_project_cd=795

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参観ご希望の方は、開催日前日までに下記のメールアドレスに
お申込み下さい。
forum@kosonippon.org
お名前:
所属:
ご連絡先:
参観希望自治体:
————————————————————–
*お問い合わせ:構想日本 西田/伊藤/塩野 03-5275-5607
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【3】 第147回 J.I.フォーラムのご案内
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『新型インフルエンザを迎え撃つ』
~社会全体が「抵抗力」をつけよう~
大流行するのか、重症化するのか、ワクチンは十分か、薬は効くのか・・・。
様々な情報がマスメディアから出回る一方で、具体的な対策は私たちには
はっきりと見えません。感染症の大流行、大災害などの際に最も大事なことは、
一般市民が噂や不安感に浮き足立つことなく落ち着いて対応することです。
そのために、行政、医療関係者、一般市民、それぞれが何をすべきか、
各専門家の皆さんに具体的解決策を伺います。
≪開催概要≫
○日 時:平成21年10月26日(月) 18:30~20:30
○会 場:日本財団ビル2階 大会議室
港区赤坂1-2-2 TEL 03-6229-5111(代)
http://www.nippon-foundation.or.jp/org/profile/address.html
※会場のセキュリティの都合上、本案内状を会場1階で
提示してください。
○開 演:18時30分 (開場:18時00分)
○ゲスト:高畑 紀一(細菌性髄膜炎から子どもたちを守る会 事務局長)
谷畑 英吾(滋賀県湖南市長)
森澤 雄司
(自治医科大学付属病院 臨床感染症センター 感染制御部長)
○コーディネータ:上 昌広(東京大学医科学研究所 特任准教授)
○主 催:構想日本
○定 員:160名
○フォーラム参加費:2,000円(シンクネット・構想日本会員は無料です)
○懇親会参加費:4,000円
(ご希望の方は下記懇親会参加に○印をつけてください)
※ゲストを囲んで、下記の会場で懇親会を開催いたします。
「トラットリア・イ・プリミ 虎ノ門店」
港区虎ノ門2-2-1 JTビル1F TEL 03-3589-5812
http://www.ep-tokyo.com/iprimi/toranomon/
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参加ご希望の方は、10月25日(日)までに出欠の是非を、
下記のメールアドレス にお申し込み下さい。
forum@kosonippon.org
お名前

所属

ご連絡先

懇親会に     参加する      参加しない
————————————————————–
*参加申し込みに関するお問い合せは、
事務局 木下明美まで。TEL 03-5275-5665
*内容に関するお問い合せは、
フォーラム担当 西田陽光まで。TEL 03-5275-5607
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