メールマガジン

【No.432】下りのエスカレーターを駆け上がれ

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J.I.メールニュースNo.432 2009.12.24発行
「下りのエスカレーターを駆け上がれ」
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◆◇ 目 次 ◇◆
【1】 「下りのエスカレーターを駆け上がれ」
東京大学公共政策大学院2年 日諸恵利
【2】 広島県の事業仕分け、12月26日(土)開催
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【1】 「下りのエスカレーターを駆け上がれ」
東京大学公共政策大学院2年 日諸恵利
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「例えやりたいことの100%は実現できなくても、少しでも効果があるなら
とにかく止まらずに進み続けること」
こう語るのは、コンパクトシティ政策の成功事例として知られる青森県青森市
の中心市街地活性化を主導した加藤博氏である。加藤氏は青森市において、
行政と協働しての中心市街地活性化計画の策定の他、商店街の各店が自慢
の逸品を店頭で販売する「一店逸品」運動や、起業を支援するインキュベー
ション機能を備えた市民交流広場「パサージュ広場」の設置などに取り組んで
きた。
青森市での実績が認められ、現在、加藤氏は地域活性化のプロフェッショ
ナルとして、年間100~150本の講演をこなす超多忙の活動家である。
今回は幸運にもアポイントが取れたことから、ゼミの研究の一環として、
加藤氏に中心市街地の現状と課題についてインタビューをさせていただいた。
すると、意外なことに加藤氏は“青森市は先行事例ではあるがまだ成功事例
とは言えない”という。
青森市は早い段階から数々の先進的な取り組みを行っており、最近では
中心市街地の定住人口も増えている地域であるため、当然活動主体の方々
も成功事例であるという自負を持っていると思っていた。しかし、加藤氏は
青森市の現状を非常に厳しい目で見ている。青森市は、中心市街地の
定住人口は徐々に増えているものの、郊外部の急速な発展の影響により、
商店街の空き店舗率の増加や小売販売高の減少は依然として激しいという。
このことについて加藤氏がおっしゃっていたことが非常に印象的であった。
加藤氏曰く「中心市街地商店街は、下りのエスカレーターに乗っているよう
なもの。足を止めたら下っていくしかない。とにかく足を止めないで登り続け
なければならない。」とのことである。その際に大事なことは、計画が完全には
実現できないからといって止めるのではなく、とにかくたゆまず行動し続ける
ことだという。
「下りのエスカレーターに乗っている」とは、商店街の直面している非常に
厳しい状況を的確に表しているように思えた。それぞれの商店街によって、
ゴールである上の階がどこにあるのかは違うであろう。すぐに上の階かも
しれないし、現在地からは見えないほど遠くにあるかもしれない。しかし、仮に
一見すると絶望的な状態にあっても、諦めずに奮闘する商店主たちの姿こそ、
地域にとってはかけがえのない財産なのではないだろうか。その日も青森市
の商店街では、加藤氏の志に賛同した次世代の若いボランティア学生たちが
活動していた。

【2】 広島県の事業仕分け、12月26日(土)開催
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構想日本が2002年より行い、政府の行政刷新会議でも実施された行政の
「事業仕分け」。歳出削減の効果や、職員、住民の意識改革などの実績が
浸透し、今までに全国の自治体や国の6省を含めて合計62回実施して
きました。
広島県では、今月就任した湯崎新知事の強い意向により、事業仕分けの
試行実施が決まりました。今回の仕分けの結果は来年度当初予算編成に
おいて、参考として活かされる予定です。
行政機関の方々、一般市民の方々、是非傍聴にお越しいただき、その威力
を体感するとともに、行政の改革に活かしてください。
≪開催概要≫
【日時】 2009年12月26日(土) 9:00~17:00
※入退室自由、ご都合の良い時間帯にお越しください。
【会場】 広島県庁 本館6階講堂(広島市中区基町10-52)
【主催】 広島県
【協力】 構想日本
【対象事業】 20事業程度
【参加者】 事業説明者:広島県職員
仕分け人、コーディネーター:構想日本事業仕分けチーム、
広島県民委員

●詳しくは構想日本ホームページでもご覧いただけます:
http://www.kosonippon.org/shiwake/municipality_sort/detail.php?m_project_cd=816
————————————————————–
参観ご希望の方は、12月25日(金)までに下記のメールアドレスに
お申込み下さい。
forum@kosonippon.org
お名前
所属
ご連絡先
————————————————————–
*お問い合わせ:構想日本 西田/塩野 03-5275-5607
————————————————————–

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