メールマガジン

【No.447】民間の非営利公益組織をもっと元気にしたい

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J.I.メールニュースNo.447 2010.04.15 発行
「民間の非営利公益組織をもっと元気にしたい」

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◆◇ 目 次 ◇◆
【1】 「民間の非営利公益組織をもっと元気にしたい」
財団法人大原美術館理事長 倉敷商工会議所会頭 大原謙一郎

【2】 第153回J.I.フォーラムのご案内 4月28日開催

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【1】 「民間の非営利公益組織をもっと元気にしたい」
財団法人大原美術館理事長 倉敷商工会議所会頭 大原謙一郎
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大原美術館は「公益法人」の中では民設民営の「民間非営利公益法人」とし
てがんばっている財団法人のひとつであり、日本の私立美術館を代表するも
のとして国内外から評価されている。現在、新公益法人制度が施行されてお
り、新制度の設計には民間公益組織の自由闊達な活動推進という意図もあっ
たに違いないが、価値ある活動を封殺してしまう運用とならないために、現
場の経営者の思いを聴いていただければと思う。
大原美術館は「公益法人」の中でも純粋に民設民営としてがんばっており、
日本の私立美術館を代表するものとして国内外から高く評価されている。一
昨年から施行された新公益法人制度には民間公益組織の自由闊達な活動推進
という意図があったに違いないが、その後の運用が民間の価値ある公益活動
を封殺してしまいかねない面もみられるだけに、そうならないよう現場の経
営者の思いを聴いていただければと思う。
美術館のような文化施設に限らず、あらゆる組織には夢とリスクがある。夢
を実現するためには、中長期にわたる思慮深い経営的裁量が広い範囲で実施
できる体制を確立する必要がある。非営利公益組織が目指す目的は利益では
なく公益である。高めようとするのは「株主価値」でなく「公益価値」であ
る。公益組織が求める「効率」とは、より多くの利益を上げる効率ではなく
「より良く公益を実現する」効率である。変革は新規収益機会の追求ではな
く「さらなる公益の実現」を追求する変革である。この点で営利企業と一線
を画しており、民間非営利公益組織は「公益価値を磨き高め持続させる経営」
を常に心がけなければならない。
また、民間組織とはあらゆる課題を自助努力で解決する自立した組織であり、
だからこそ独自の価値観を貫けるし、自らの信じる公益事業を戦略的に展開
する自由度も高い。その一方で破綻等の経営リスクもある。つまり夢の実現
のためにはリスクを軽減しなければならないのだ。あらゆる健全な組織は支
出を上回る収益を活用して将来に備え準備金も必要となる。より良く使命を
達成するため再投資を続ける。大原美術館もそうして来たからこそ、八十年
の歴史を刻み今も世界に誇れる美術館として存在している。
新制度は「民による公益の増進」を謳いながら、公益事業で利益を上げては
ならない、剰余金は置いてはいけないという縛りが制度の目的になっていな
いだろうか。本来の目的が忘れられ、目の前のルールを守ることばかりが目
的化すると、法人経営を萎縮させ、結果的に夢が実現できなくなる。これで
は本末転倒となる。無論、組織の目的が営利でなく公益であることについて
は、広く社会に理解され受容されるよう万全を期さなければならない。利益
が上がるほどに活動の透明性を確保し、社会に対する説明責任を果たす努力
は、通常の営利企業を超えるものでなければならない。
そうした善意の民間公益組織の活動と経営意思が尊重され、持続可能で健全
な発展が促進されるような制度運営が望まれる。

※この文章は著者の了解を得て「経友 No.176 2010.2」(東京大学経友会発
行)より抜粋編集したものです。

【2】 第153回J.I.フォーラムのご案内
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「景観運動から社会づくりへ」

平成14年の暮れ、東京地裁が高層マンションに対し景観を不法に侵害したとし
て、マンションの20メートルを超える部分の撤去を命じたことを覚えていらっ
しゃる方も多いと思います。
この東京国立市のマンション計画見直しを求める住民運動は、平成18年、最高
裁が「景観利益」を認めるという画期的な判決で決着をみました。このときの
グループが中心となって「景観市民運動全国ネット(景観市民ネット)」を設
立しました。
結成から4年余、マンション、里山、文化財保護などのさまざまな問題に取り
組む中から、対立でなく「市民が主体となってまちをつくる」成熟した社会を
目指しています。
この様な具体的活動から社会を変えていこうという大勢の仲間がその思いや活
動を熱く語ります。
≪開催概要≫
○日 時:平成22年4月28日(水)18:30~20:30
○会 場:日本財団ビル2階 大会議室
港区赤坂1-2-2 TEL 03-6229-5111(代)
http://www.nippon-foundation.or.jp/org/profile/address.html
※会場のセキュリティの都合上、本案内状を会場1階で提示してください。
○開 演:18時30分(開場:18時00分)
○討論者:石原 一子(景観市民運動全国ネット代表)
牛尾 洋也(龍谷大学教授)
大方 潤一郎(東京大学教授)
大谷 利勝(財団法人大谷美術館理事長)
太田 瑛梨子(龍谷大学学生
みらいの環境を支える龍谷プロジェクト・代表)
桑子 敏雄(東京工業大学大学院教授)
椎名 愼太郎(山梨学院大学法科大学院講師)
関 美智子(関さんの森 所有者)
関口 博(国立市長)
辻井 喬(詩人・作家)
富井 利安(関東学院大学教授)
西村 幸夫(東京大学教授)
○コーディネーター :井上 赫郎(株式会社まちつくり研究所 代表取締役)

○フォーラム参加費:2,000円(シンクネット・構想日本会員は無料です)
○懇親会参加費:4,000円
(ご希望の方は下記懇親会参加に○印をつけてください)
※ゲストを囲んで、下記の会場で懇親会を開催いたします。
「トラットリア・イ・プリミ 虎ノ門店」
港区虎ノ門2-2-1 JTビル1F
TEL 03-3589-5812
http://www.ep-tokyo.com/iprimi/toranomon/
————————————————————–
参加ご希望の方は、4月27日までに出欠の是非を、下記のメールアドレス
にお申し込み下さい。
forum@kosonippon.org
お名前

所属

ご連絡先

懇親会に     参加する      参加しない
————————————————————–
*参加申し込みに関するお問い合せは、
事務局 木下明美まで。TEL 03-5275-5665
*内容に関するお問い合せは、
フォーラム担当 西田陽光まで。TEL 03-5275-5607
————————————————————–

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