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【No.466】今求められるのは「政治の再建」

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J.I.メールニュースNo.466 2010.08.26 発行
今求められるのは「政治の再建」
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◆◇ 目 次 ◇◆
【1】 今求められるのは「政治の再建」
構想日本 研究員 丹治 幹雄

【2】 第158回J.I.フォーラムのご案内 9月30日開催

【3】 2010年度自治体の事業仕分け 開催スケジュールはホームページでご覧ください

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【1】 今求められるのは「政治の再建」
構想日本 研究員 丹治 幹雄
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-「政治とカネ」の問題を透明化し、政党法を制定して政党のガバナンスを確立すべきだ!-
昨年の衆議院選挙での政権交代で、政治の変革を国民は期待したが、参議院選挙を経て国会
のネジレが払しょくできなかったということは、有権者が今の政治の世界に「NO」を突き
付けたということだ。急速な高齢化が進み巨額の負債を抱えた我が国の危機的状況の打開が
できる政治にするために、まず何をすべきか?
政治に対する信頼が薄れた原因として、「政治とカネ」という民主党政権においても代表、
幹事長の退陣に至るきっかけとなった課題について、納得感ある解決策の提示や説明が行わ
れなかったことが挙げられる。検察審査会の結論が大事なのではなく、分からない仕組みで
あることが問題で、不透明さゆえに退陣した政治家に党の代表への立候補を呼びかけるとい
う政治家の態度は、通常の民主主義国家では理解不能だ。さらに、小選挙区制で政治におい
て極めて重要な役割を担う政党について、その活動や資金に関する意思決定などが極めて不
透明であることもまた、異常だ。
まず、「政治とカネ」の問題だが、その根本に政治資金の流れが沢山の関連団体があるゆえ
に複雑で分かりにくく、有権者からチェックしにくいという点が挙げられる。また、民間で
は内部統制、コンプライアンスが厳しく問われる時代に、政治資金に関する監査は極めて形
式的で、且つ何かあった場合も、「会計責任者がやったことだから知らない」などと、政治
家自身の責任が回避できる。
「政治とカネ」の解決には、この複雑な仕組みを、透明性や責任の所在という観点から、常
識的なレベルに改変することが不可欠だ。私は(1)政治団体を届け出により一つにする、
(2)政治団体の収支報告書については、使途の妥当性など実質的な監査を行う、(3)収
支報告書は閲覧・複写を解禁し、インターネット公表を義務化する、(4)政治資金収支に
ついては、議員自らが説明責任を負い、不実記載などに関する責めを負うものとし、第三者
への委任などを理由に責任を逃れることは出来なくする、などの改正が必要と考える。
次に政党だが、年間320億円の税金を受け取り、800億円以上の非課税の資金を使うに
も関わらず、その政策の決定過程や組織・人事、更には候補者の選定過程、資金の流れなど
は極めて不透明だ。過去には解消した政党に支出された政党助成金を含む資金が、個人の政
治団体に移行された事実もあるようだ。
民間においては、厳しい内部統制やコンプライアンスが求められ、昨今抜本的な制度改正が
行われた公益法人においても、運営や組織体制に関しては、透明性を確保するための法律・
規制が厳然と存在する。政党助成金を受け取っている政党において、透明性やガバナンスが
求められるのは当然のことだ。
私は、ガバナンスを確立するため、政治活動に特化した法人として政党を位置づけた政党法
を制定し、組織、意思決定、予算管理、候補者選定等に関する明確な基準の策定と、その開
示を義務付けることを提案したい。また、限定的とは言え、党員がいる以上は、意思決定に
党員が直接参画できるのは当然であり、党員に対して定期的に活動報告などの情報公開を行
うことを義務付けるべきであると考える。

【2】 第157回J.I.フォーラムのご案内 9月30日開催
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8月のJ.I.フォーラムはお休みです。
次回は9月30日(木)に開催します。詳細は決まり次第、お知らせします。

【3】 2010年度自治体の事業仕分け 開催スケジュールはホームページでご覧ください
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新潟市 2010年8月28日(土)、29日(日)
沼津市 2010年8月28日(土)、29日(日)
門真市 2010年8月29日(日)
静岡県 2010年9月4日(土)、5日(日)
枚方市 2010年9月4日(土)、5日(日)
●詳しくは構想日本HPをご覧ください:http://www.kosonippon.org/shiwake/

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