メールマガジン

【No.478】高知のいなかに若者100人の夏

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J.I.メールニュースNo.478 2010.11.18 発行
高知のいなかに若者100人の夏
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◆◇ 目 次 ◇◆
【1】 高知のいなかに若者100人の夏
NPO法人 人と地域の研究所所長 くにみつゆかり

【2】 国の事業仕分け第3弾 本日最終日!
18時より”特別セッション”を開催

【3】 第160回J.I.フォーラムのご案内 11月30日開催

【4】 2010年度自治体の事業仕分け 開催スケジュールはホームページでご覧ください

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【1】 高知のいなかに若者100人の夏
NPO法人 人と地域の研究所所長 くにみつゆかり
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「嶺北でチャレンジ、日本をチェンジ!」(嶺北とは、高知県北部5町村人口約1万人の
地域)というコピーを掲げて2006年に始めた「いなかインターンシップ」は、「いなかに
若者が暮らす、いなかで仕事が生まれる」をゴールに、若者のいいところと、いなかのい
いところに着目して掛け算しようとするプロジェクトである。参加者は都市部に暮らす大
学生がほとんどなので、春休みと夏休みの2シーズン、2週間~1か月ほど地域に住み込み、
農業、林業、地域観光、環境、福祉など、地域課題に関わる活動をおこなう。
今年は、高知県がいなかインターンシップを下敷きにした「ふるさとインターンシップ」
事業を導入し、当研究所が受託して実施したところ、33人の参加者があった。過去4年間
の参加総数は140人ほどだったが、5年目の今夏は、従来のいなかインターンとふるさと
インターンを併せて、1シーズンだけで100人近くの若者が、高知県のあちこちの地域でイ
ンターンシップするという、とりわけ暑く、熱い夏になった。
10月30日、今夏のインターン報告会を開催した。
「職業として、農業はいい。まっくらな空に月、風の気持ちよさ、癒され、実りあるイン
ターンだった」
「朝6時起き。花の水やりから、前日の片付け、ふとん干し、掃除……お客さんの到着を、
そわそわしながら待っていた」
大学生活では経験しない、からだと心に気持ちいい生活を送っていたことがうかがえる。
「第1次産業のよさや魅力を、おとながもっと誇りをもって伝えることが大事」
「価値を見出す力をつけるのが、いなかインターン。大学での行動の仕方を考えるように
なった」
「師匠の語った『人と人とのしがらみが大事』……ともすれば逃げ出したくなる重いもの
で、いなかでは、ここで生きていく、という覚悟がいる。捨ててはいけない、人と人との
つながりの大切さを言っているのだと思う」
こうした生の声を聞くと、コーディネートに走り回った疲れは吹っ飛ぶ。
来年度は高校キャリア教育を引き受けることが決まり、高校生向けのインターンを計画中
である。同時に、さて、どう継続していこうかと悩む。最大の課題が、ビジネス化である
からだ。最初は「今やらねば」という思いだけで突っ走り、その後は農水省の補助金や高
知大学との協働プログラム開発費でつないできた。来年度までは、雇用促進の枠である
「ふるさとインターン」による人(スタッフ)の事業費は心配ないものの、緊急雇用対策
という性格上、次々と新しい人を雇ってバトンリレー方式でやっていかなくてはならない。
実のところ、経験が蓄積されないし、「使い捨て」の感があって悩ましい。
立ち上げ期の補助金は大変ありがたい。しかし、これまで公的な手が届かなかった「いな
か」「若者の教育」というジャンルで、短期間で独自にお金を生み出すしくみをつくるの
は並大抵のことではない。2000年以降、全国でも同じような思いを持って活動を始めた地
域コーディネート組織が育っており、「学びの交流を始めよう」という声が上がりつつあ
る。若者の成長も地域の成長もゆっくりだ。そして、ゆっくりがいい。事業を進める「地
域コーディネーター」という期待される新しい仕事が、若い人たちの新しい希望の仕事に
なることを願って、今少しふんばっていこうと思う。

【2】 国の事業仕分け第3弾 本日最終日!
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内閣府の行政刷新会議による国の事業仕分け第3弾は本日最終日です。
まだご覧になっていない方は、ぜひ、現場に足を運んで、実際にどんな議論がされている
のか自分の目で確かめてみましょう。
また、インターネットライブ中継も行なわれていますので、現場にいらっしゃれない方は
ぜひ、こちらをご覧ください。
さらに、本日は18時より特別セッションも開催されます。
タイトル:「特別セッション~事業仕分けのバージョンアップに向けて~」
蓮舫大臣、片山総務大臣、枝野衆議院議員、加藤行政刷新会議事務局長らが参加して今後
の事業仕分けのあり方、方向性などについて議論します。こちらも必見です。
現場で、あるいはネット中継で、ぜひ、傍聴ください。
本日の事業仕分けの予定、インターネット中継の詳細はこちらからご覧いただけます。
http://www.shiwake.go.jp/schedules/2010-11-18.html

【3】 第160回J.I.フォーラムのご案内 11月30日開催
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TPPと日本の農業
― 国民の利益にかなった優先順位を考えよう ―

政府がTPPに関して各国との協議への参加を表明したことに対して農業政策を重視する
議員から待ったがかかった。農水族議員が幅をきかせていた時代と違い、今や単純な
保護主義を主張する人は少ない。
日本の農業育成を行いつつ、市場の必要な開放を進めていくには、何をどんな優先順
位で行っていかないといけないのか。TPP優先、農業優先、それぞれの立場の専門家、
議員に熱くかつ冷静に議論していただきます。

○日 時: 平成22年11月30日(火) 18:30~20:30
○会 場: 日本財団ビル2階 大会議室
港区赤坂1-2-2 TEL 03-6229-5111(代)
http://www.nippon-foundation.or.jp/org/profile/address.html
※会場のセキュリティの都合上、本案内状を会場1階で提示してください。
○開 演: 18時30分(開場:18時)
○討論者: 鈴木宣弘(東京大学大学院教授)
福島伸享(衆議院議員)
西村康稔(衆議院議員) 他
○コーディネーター: 加藤秀樹(構想日本)
○主 催: 構想日本
○定 員: 160名
○フォーラム参加費: 2,000円(シンクネット・構想日本会員は無料です)
○懇親会参加費: 4,000円
(ご希望の方は下記懇親会参加に○印をつけてください)
※ゲストを囲んで、下記の会場で懇親会を開催いたします。
「トラットリア・イ・プリミ 虎ノ門店」
港区虎ノ門2-2-1 JTビル1F TEL 03-3589-5812
(http://www.ep-tokyo.com/iprimi/toranomon/)
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参加ご希望の方は、11月29日までに出欠の是非を、下記のメールアドレス
にお申し込み下さい。
forum@kosonippon.org
お名前

所属

ご連絡先

懇親会に     参加する      参加しない
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*参加申し込みに関するお問い合せは、
事務局 木下明美まで。TEL 03-5275-5665
*内容に関するお問い合せは、
フォーラム担当 西田陽光まで。TEL 03-5275-5607
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【4】 2010年11月自治体の事業仕分け 開催スケジュール
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<2010年11月>
加西市     20日(土)
小諸市     21日(日)
松戸市     27日(土)
龍ヶ崎市    27日(土)、28日(日)
●詳しくは構想日本HPをご覧ください:http://www.kosonippon.org/shiwake/contribution/index.php
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