メールマガジン

【No.490】「失敗するための防災訓練」で盛り上がる

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J.I.メールニュースNo.490 2011.02.17発行
「失敗するための防災訓練」で盛り上がる
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【1】 「失敗するための防災訓練」で盛り上がる
津市ボランティア協議会 萩野茂樹

【2】  第163回J.I.フォーラム 3月30日開催予定

【3】 「税・社会保障制度の抜本改革」を考える
衆参全議員 連続討論会のご案内
2月22日、3月1日、8日、15日(火)開催
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【1】 「失敗するための防災訓練」で盛り上がる
津市ボランティア協議会 萩野茂樹
「今年の防災訓練では、いっぱい失敗してがんばろう!」。この妙な
宣言が、私たちのボランティアネットワークでは、結構評判がいい。
私たちは、三重県津市で活動するボランティア団体のネットワークだ。
加盟の門戸は広く、ボランティア精神の持ち主であることが唯一の要件で、
当然のことだが、身体にハンディを持った人たちの団体も多い。
市が主催する総合防災訓練では、身体にハンディを持った人たちも
加わったボランティアの仲間で、わいわいと参加する。
予定どおり進む消防や自衛隊等々による展示訓練を横目に、訓練会場の
一角で、防災訓練で生じた不都合や問題をその場で解決するという訓練を
やる。
防災訓練での不都合は、これでもかと発生する。まず、訓練会場の
小学校の門にある3センチの段差が、電動車いすで超えられない。聴覚に
ハンディを持った人への案内が忘れ去られると、要約筆記者が、アナウン
スの内容をホワイトボードに書いて示す。
そのうちに、車いす利用者が「トイレ~」と叫ぶ。トイレは会場に真ん中に
「災害時対応車いすトイレ」の看板の隣においてある。「そんな目立つ
ところで、できるかい!」とぼやき、車いすで入れる近くのコンビニトイレ
を探す。車イス利用者向けのトイレは、数年来の訓練で登場するが、まだ
誰も実際には使ったことがない。
私たちは、古ポスターとマジックとガムテープしか持たず、防災訓練に
参加する。本物の災害が発生したら、きちんと準備ができないはずだからだ。
身体にハンディを持つ方がたくさん参加し、リアルな問題点を探すことが
訓練の目的だ。また、行政、自主防災組織や市民に、行政用語にある「災害
時要援護者」の存在と対応の必要性を知ってもらうことが大切だ。
しかし、リアルな訓練を望んでも、市から「車いすの方は何人ですか」という
電話がかかる。「本物の地震も、準備をしながら起きるのか」と疑問に
思う。そもそも、災害本番でどんな問題が生じるかを見つけ、対応策を検討
するのが本来の訓練であったはずだ。
それが行政の仕事になると、担当職員は万事遺漏なきよう準備する。トラブル
なく訓練が終了しては、せっかく問題点を発見する貴重な機会がなくなる。
今後も、「段取りが悪いぞ」との外野からのヤジに耐えて、「失敗するた
めの防災訓練」を続けていきたい。

【2】  第163回J.I.フォーラム 3月30日開催予定
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「地方現場の首長の声を聴く」(仮)
ゲスト:地方自治体の首長のみなさん
詳細は決まり次第お知らせします。

【3】「税・社会保障制度の抜本改革」を考える
衆参全議員 連続討論会のご案内
2月22日、3月1日、8日、15日(火)開催
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東京財団・(株)PHP・みずほ総合研究所(株)・構想日本が共催で、
『衆参全議員 連続討論会「税・社会保障制度の抜本改革」を考える』を
2月8日(火)から二ヶ月にわたって、毎週火曜日に開いています。
“政府の厳しい財政状況にもかかわらず、日本の政治が前に進まない”、
“国民的合意の機会を失ってしまう”との危惧を共有するシンクタンクが
集まりました。
国会議員や有識者が、党派を超えて率直に話し合うことができる企画です。
ぜひご参加下さい。
≪第3回開催概要≫
東京財団・(株)PHP研究所・みずほ総合研究所(株)・構想日本 共催
衆参全議員 連続討論会 ~「税・社会保障制度の抜本改革」を考える~
【日時】2011年2月22日(火)18:30~20:30(終了予定)
【会場】日本財団ビル2階会議室 東京都港区赤坂1-2-2日本財団ビル
http://www.nippon-foundation.or.jp/org/profile/address.html
【発表者】高橋和憲(日本商工会議所 理事・企画調査部長)
逢見直人(日本労働組合総連合会 副事務局長)
【コーディネーター】
亀井善太郎(東京財団研究員・政策プロデューサー)
【定員】     50名
※定員を超える場合はお申し込みの受付先着順とし、傍聴できない
場合もあります。当日はインターネットを通じた中継も行います。
予めご承知おきください。
★詳細・お申し込みについては東京財団のホームページをご覧ください。
http://www.tkfd.or.jp/
★当日のインターネット中継はUstreamからご覧いただけます。
http://www.ustream.tv/channel/tokyofoundation
2月のJ.I.フォーラムは、この連続討論会にかえます。

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