メールマガジン

【No.502】世論調査で決める台湾の予備選挙

■□■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
J.I.メールニュースNo.502 2011.05.12発行
世論調査で決める台湾の予備選挙
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□■
【1】 世論調査で決める台湾の予備選挙
元練馬区議会議員 野崎孝男氏(国立台湾大学法律学院博士課程後期)

【2】  第165回J.I.フォーラム 5月25日開催

〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
【1】 世論調査で決める台湾の予備選挙
元練馬区議会議員 野崎孝男氏(国立台湾大学法律学院博士課程後期)
この4月に日本で統一地方選挙が行なわれた同時期に、台湾でも来年1月に実施の
総統と立法委員(国会議員)選挙の候補者を決める予備選があった。今回の予備
選は政党の党首を選ぶものではなく、政党が国政候補者を決めるために実施する
もので、与野党ともに、独自ルールに従って世論調査を行い、高いポイントを
取った人物が正式な候補者になる方法を採用している。
注目すべき点は、世論調査の対象が党員限定ではなく、数社の調査会社に委託し
無作為抽出で行う世論調査に変更されたことだ。この変更には、今年1月に野党
民進党が総統候補予備選挙方法を決める際に、党の長老たちから「党員投票を排除
するのは、党費を払い、党を支えてきた党員を軽視するもので、党を衰退させる」
といった反対の声が相次いだ。
しかし、これまでの予備選では、一部幹部や立法委員が党員の党費を肩代わりする
「幽霊党員」問題や、買収の蔓延などの問題が常に指摘されてきた。巨大な後援
会組織を持つ党の大物の意思によって容易に投票行動を左右できる問題点もあった。
そのために民進党執行部は、一般対象の電話世論調査による予備選挙を行い、世論
調査の対象になるそれぞれの民進党候補と、国民党候補としての馬英九総統が、
それぞれに総統選で対決した場合を仮定しての支持率調査によって候補者を決める
ことにし、予備選の運動期間は一ヶ月とした。
世論調査を行う日程は、事前に4月25、26日の18時から22時と発表し、有効サンプル
数は15000とした。予備選に立候補するためには500万元(約1350万円)の登録費が
必要だ。
民進党の総統候補者を選ぶ予備選は、実質的に蔡英文党主席と蘇貞昌前行政院長
(首相)の一騎打ちで、激しい選挙戦が行われた。結果は翌27日の発表で、蔡英文
氏支持が42.50%、蘇貞昌氏支持が41.15%で、1.35%の僅差で蔡英文氏が勝利した。 この1.35%というのは、人数にすると約200人だ。
同じ時期に与党の国民党が行った立法委員予備選挙では、現職の党副主席と比例代表
の現職委員が争い、世論調査の結果は副主席が僅差で敗れるという下馬評と違う結果
が出た。
台湾方式の予備選挙は政党が独自に行うもので、日本の政党もその気になればやるこ
とはできる。インターネットなどを使った自由な政党の選挙戦ができるメリットもある。
日本の政治が停滞する原因のひとつに、政党が民意を吸収できていない、あるいは政党
と国民の距離が遠いことがあるとするならば、民主化の試行錯誤が続く台湾の経験も
参考になるのではないだろうか。

【2】  第165回J.I.フォーラム 5月25日開催
――――――――――――――――――――――――――――――――
東日本大震災を機に「生活仕分けをしてみよう」
東日本震災によって、日本は大きく変わると思います。今後10年ほどは、お金や資源は
被災地の復興に最優先で使われるべきでしょう。エネルギー供給は、これまで通りの原発
依存でやっていけるかどうか。これが難しいと電力供給は3割近く減るかもしれません。
こうやって考えていくと日本人の一般的な生活も変わっていくのではないでしょうか。
「豊かさ」の基準も変わるかもしれません。そこで、今回は私たちの暮らしにとって大事な
ことの優先順位について考えてみることにしました、いわば「生活仕分け」をすることに
よって日本がきりっと引き絞られ、かつ豊かな社会に脱皮できないか。そんな議論をして
みたいのです。
国づくりをするのは政府ではなく私たち自身なのですから。
○日 時: 平成23年5月25日(水) 18:30~20:30
○会 場: 日本財団ビル2階 大会議室
港区赤坂1-2-2 TEL 03-6229-5111(代)
http://www.nippon-foundation.or.jp/org/profile/address.html
※会場のセキュリティの都合上、本案内状を会場1階で提示してください。
○開 演: 18時30分(開場:18時)
○ゲスト  :石原 一子(景観市民運動全国ネット代表)
内山 節(哲学者・NPO法人森づくりフォーラム代表理事)
松井 孝典(千葉工業大学惑星探査研究センター所長)
○コーディネーター : 加藤秀樹(構想日本)
○定 員: 160名
○フォーラム参加費: 2,000円(シンクネット・構想日本会員は無料です)
○懇親会参加費: 4,000円
(ご希望の方は下記懇親会参加に○印をつけてください)
※ゲストを囲んで、下記の会場で懇親会を開催いたします。
「頤和園(いわえん)溜池山王店」
港区赤坂1-1-12 TEL 03-3584-4531
(http://www.iwaen.co.jp/tameike/)
————————————————————–
参加ご希望の方は、5月24日までに出欠の是非を、下記のメールアドレス
にお申し込み下さい。
forum@kosonippon.org
お名前

所属

ご連絡先

懇親会に     参加する      参加しない
————————————————————–
*参加申し込みに関するお問い合せは、
事務局 木下明美まで。TEL 03-5275-5665
*内容に関するお問い合せは、
フォーラム担当 西田陽光まで。TEL 03-5275-5607
————————————————————–
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
●JIメールニュースは、政策シンクタンク「構想日本」の活動情報などをお届け
する無料のメールマガジンです。1.代表及びスタッフが名刺交換させていただ
いた方、2.ホームページで直接購読を申し込まれた方にお送りしています。
配信停止をご希望の方は、「配信停止希望」と明記の上、このメールマガジン
にご返信ください。
●登録・配信停止・アドレス変更は、news@kosonippon.org へご連絡いただく
か、http://www.kosonippon.org/mail/regist.php で手続きしてください。
●みなさんの個人情報は、構想日本が厳重に管理し、構想日本の活動に関
わるご案内をお送りする以外、使用することはありません。
●転載は大歓迎ですが、「構想日本 JIメールニュースno.xxxより引用」の
ように、一言添えていただければ幸いです。またinfo@kosonippon.org宛てに
転載の旨、ご一報いただければ幸いです。
●みなさんのご意見をお待ちしています(800字以内でお願いします)。
info@kosonippon.org
いただいたご意見などは、バックナンバーと共に「読者の声」として以下に掲載
しています。 http://www.kosonippon.org/mail/index.php
不掲載をご希望の場合は、必ずその旨を明記して下さい。
また、氏名、肩書きは、特にご指示がなければそのまま掲載します。
イニシャル、匿名、ハンドルネーム使用の場合は必ず明記して下さい。
なお、盗作、名誉毀損、人権侵害、差別的な記述などの投稿は、禁止いたしま
す。
●好評の「ポリ吉ブログ」もご覧下さい。 http://blog.kosonippon.org/
●過去の「ワンクリックアンケート」の投票結果をご覧いただけます。
http://www.kosonippon.org/enquete/backnumber.php
●書籍『入門 行政の「事業仕分け」』、『構想日本』シリーズの第1~4巻など
、好評発売中です。
http://www.kosonippon.org/book/index.php
●構想日本提供の「政治家・政策データベース」もご覧下さい。
http://db.kosonippon.org/
□■□ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
発行 : 構想日本、発行責任者 : 加藤秀樹
info@kosonippon.org
http://www.kosonippon.org/
Copyright(C) 1999-2011 -構想日本- All rights reserved.
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □■□