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【No.510】祈りをこめて、被災地へ

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J.I.メールニュースNo.510 2011.07.07発行
祈りをこめて、被災地へ
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【1】祈りをこめて、被災地へ
ソプラノ歌手 中村初惠

【2】第167回J.I.フォーラム 7月28日(木)開催

【3】仕分けの夏! 次回は7月10日(日)、美作市です

【4】東京財団週末学校「事業仕分け」研修の案内

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【1】 祈りをこめて、被災地へ
ソプラノ歌手 中村初惠

テレビで窺い知るほかなかった被災地の様子、人々の生活、気持ち。どんな
表情で歌ったらよいのだろう・・。そんな不安と緊張を抱えて、私は音楽家
として被災地に入りました。

小雨模様の朝、修復中の宮古市役所に到着し、最初の演奏。祈りの曲を聴い
ていただきました。会場を出て、街が少し息を吹き返しているようにも思え
ましたが、ふと見ると庁舎の時計は地震の時間で止まっていました。その後、
賑わいを失った宮古港の岸壁へ。「この海に、まだ数百人の人々が眠ってい
ます。」そう教えていただいた岸辺で、祈りをこめて「Ave Maria」を演奏。
雨が強くなり、それはまるで涙のようでした。

この日は1日で7回演奏しました。どの避難所でも大勢の方が身を寄せ合っ
ていました。身内を失った方、ご家族が行方不明の方。皆さん、私の歌をじ
っと聴いて下さいました。歌い手は、皆さんのお顔を拝見しながら演奏します。
歌いながらお一人お一人の目を見ていると、皆さんの瞳からぽろぽろと涙が
溢れ出すのです。歌い終わった私の手を握り、涙しながら「本当にありがと
う」と繰り返され、そして、それまで寡黙だった皆さんから言葉が紡ぎださ
れてきました。

以前訪れたことのある浄土ヶ浜では、変わり果てた姿に衝撃を受けました。
その海はやはり美しかったけれど、浜辺沿いの道は形を失い、賑わってい
たレストハウスも破壊され、悲しく見えました。人間が作ったものは便利で
役に立つけれど、儚く、自然に敵わない、そう思えました。

翌日は釜石市へ。雨の中、多くの方々が傘を片手に聴きにきてくださいまし
た。皆さんの中に入って歌うと、一緒に口ずさみ、「久しぶりに歌いまし
た」「やっと泣けるようになりました」と。そして私に「あなたどうか頑張
って」と・・。

移動中に見た焼け野原のような惨状。時間が止まった街には自衛隊員とそ
の車のみ。人々の思い出が詰まった瓦礫の山には赤い旗。陸橋の上を走る
線路は途中で折れ、電車がぶら下がっていました。言葉を失くし、復興への
長い道のりを痛感しました。

帰りの新幹線の中、それまで我慢していた涙が溢れ、止まりませんでした。

被災地の人々と出会ってからずっと、これまで得たことのない想いが巡って
います。実は日々、私は「不必要なもの」に囲まれ、囚われて生きているの
ではないか。人生で本当に大切なもの、こだわるべきことは実はとても限ら
れているのではないか。人間は、自然の猛威には敵うはずはなく、困難に出
会うけれど、それでも人としての賢さ、心の豊かさを持つからこそ生きてい
けるのではないか。人が生きることの本当の価値は、そこにあるのではない
か、と。人はやはり人であり、そして自然の一部なのです。

思い出すのは、出会った人々の涙、笑顔、眼差し、悲しみ、惨状、赤い旗、
無邪気な子どもたち、手の温もり、何より「ありがとう」の重み。
Keep Our Hope Alive、希望を持ち続けよう。

中村初惠(なかむら・はつえ)
東京音楽大学卒業。日本オペラ振興会マスターコース終了後、ロシア国
立マリインスキー劇場専属研修生として研鑽。リムスキー=コルサコフ
国際声楽コンクールリムスキー=コルサコフ特別賞など受賞。現在はロ
シア歌曲、宗教曲、日本歌曲を中心に音楽活動。昨年CD「歌-祈り」リリ
ース。東日本大震災では被災地訪問のほか本人主宰の「星々の音楽隊」
が新宿文化センター等で3回のチャリティコンサート実施。本年11月2
5日に3回目のリサイタルを予定。
公式ホームページ http://www.hatsue-music.jp

【2】 第167回J.I.フォーラム 7月28日(木)開催
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日本再生の必須条件 科学技術政策を根本から問い直す
―激戦の宇宙技術から考える―

今「宇宙」は二つに分けて考えなければなりません。衛星の回る地球の周囲
と、ずっと遠い他の星の世界と。この地球の周囲の宇宙では世界が技術開発
にしのぎを削っています。なぜならば、それはGPSに代表されるように、
地上の生活、産業さらに安全保障と一体になった技術だからです。日本政府
も宇宙や科学技術にはかなりの税金を使っています。ところが、この競争か
ら脱落しかかっているのです。そこに日本の科学技術政策の重大な欠陥があ
ります。この分野で孤軍奮闘している中須賀真一さんと、一貫して問題提起
してきた松井孝典さんに最先端の話をして頂きます。

○日 時: 平成23年7月28日(木)18:30~20:30

○会 場: 日本財団ビル2階 大会議室
港区赤坂1-2-2 TEL 03-6229-5111(代)
http://www.nippon-foundation.or.jp/org/profile/address.html
※会場のセキュリティの都合上、本案内状を会場1階で提示してください。

○開 演: 18時30分(開場:18時)

○ゲスト    : 中須賀 真一 (東京大学航空宇宙工学専攻教授)
: 松井 孝典   (千葉工業大学惑星探査研究センター所長)
コーディネーター:加藤 秀樹(構想日本代表)

○主 催: 構想日本

○定 員: 160名

○フォーラム参加費: 2,000円(シンクネット・構想日本会員は無料です)

○懇親会参加費: 4,000円
(ご希望の方は下記懇親会参加に○印をつけてください)
※ゲストを囲んで、下記の会場で懇親会を開催いたします。
「頤和園(いわえん)溜池山王店」
港区赤坂1-1-12 TEL 03-3584-4531
(http://www.iwaen.co.jp/tameike/)
————————————————————–
参加ご希望の方は、7月27日までに出欠の是非を、下記のメールアドレス
にお申し込み下さい。
forum@kosonippon.org

お名前

所属

ご連絡先

懇親会に     参加する      参加しない
※懇親会直前キャンセルの場合は、キャンセル料を申し受けます。
————————————————————–
*参加申し込みに関するお問い合せは、
事務局 木下明美まで。TEL 03-5275-5665
*内容に関するお問い合せは、
フォーラム担当 西田陽光まで。TEL 03-5275-5607
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【3】 仕分けの夏! 次回は7月10日(日)、美作市です
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◆美作市(岡山県)

日時: 7/10(日)10:00~15:00
会場: 英田公民館
お問い合わせ先: 企画振興部財政課(TEL 0868-72-1111)
対象事業数: 12事業

●美作市の後も、自治体の仕分けが続々と開催されます!!
今後のスケジュールなど、詳しくは構想日本HPをご覧ください。
http://www.kosonippon.org/shiwake/

【4】東京財団週末学校「事業仕分け」研修の案内
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構想日本は、東京財団が市区町村職員を対象として実施している研修プロ
グラム「週末学校」において、「事業仕分け」の講座を実施しています。

7月17日(日)には、研修生が事業の説明者と仕分け人に分かれ、自らの
所属する自治体の事業について、実際に「事業仕分け」を行ってみるとい
う研修を、公開で実施します。
傍聴者も、事業仕分けの「判定人」として参加することができます。

事業仕分けの手法を学ぶ絶好の機会です。ぜひご来場ください。

【日時】7月17日(日)13:30~17:00

【会場】日本財団ビル2階 会議室(港区赤坂1-2-2)

【講師】構想日本 事業仕分けチーム

【プログラム】
13:30~ 事業仕分けの概要説明
13:45~ 公開模擬事業仕分け(1)
(4つのグループに分れて、2事業ずつ実施)
14:45~ 公開模擬事業仕分け(2)
16:00~ 講評、質疑応答
※入退室自由。ご都合の良い時間帯にお越しください。

【参加費】無料

▼ 詳細・お申し込みはこちら
http://tkfd-shumatsu-gakko.jp/news/symposium2.html

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