メールマガジン

【No.538】「ワンコイン健診」の挑戦 ~民間主導で予防医療を推進~

■□■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

J.I.メールニュースNo.538 2012.01.26発行

「ワンコイン健診」の挑戦 ~民間主導で予防医療を推進~

┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□■

【1】 「ワンコイン健診」の挑戦 ~民間主導で予防医療を推進~
ケアプロ株式会社 代表取締役社長 川添 高志

【2】 第173回J.I.フォーラム 1月31日(火)開催

〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

【1】 「ワンコイン健診」の挑戦 ~民間主導で予防医療を推進~
ケアプロ株式会社 代表取締役社長 川添 高志

日本人の死因の第一位は生活習慣病で、全体の約60%を占めています。
そして、30兆円ある日本の総医療費のうちの約10兆円は生活習慣病
関連の予算に使われています。

生活習慣病予防の第一歩は健康診断です。お金の面でも、70歳以上で
定期健診を受けていない人は、受けている人に比べて年間30万円も医
療費が高いというデータがあります。ところが、自治体や企業健保によ
る健診を受けていない「健診弱者」が約3500万人もいるというのが
医療大国日本の現実です(厚生労働省のデータ)。この健診弱者に含ま
れる方たちは、健康保険証を保有していないなどの社会的な事情や、費
用を負担できないなどの経済的な事情、あるいは時間的な余裕のなさな
どを理由に、健康診断を受けることができずにいます。

私はこのような実情を何とか改善したいと思いケアプロを立ち上げまし
た。ケアプロでは健診弱者を対象に、駅ナカ、商店街、パチンコ店など
で気軽な予防医療の機会を提供しています。具体的には、低価格、短時
間、そして健康保険証不要で利用できる「ワンコイン健診」というサー
ビスを提供しています。生活習慣病の予防と我が国の医療費の削減、こ
の2つがワンコイン健診のミッションです。

昨今、既存の行政サービスではまかなえない社会問題を解決していくソ
ーシャルビジネス(社会起業)が注目されています。その背景には、法
律などに基づいた行政システムでは、個人個人で異なる状況から起こる
多様な問題に対応できないという問題があります。

それにもかかわらず、旧態依然とした行政が壁になっている側面もあり
ます。ケアプロの取り組みは厚生労働省の官僚から「社会保険財源を使
わずに予防医療が推進できて画期的だ」と、また、地方議員から「うち
の自治体でもやってほしい」と励ましの声をいただく反面、自己健診ス
ペースを提供するというサービスは今までになかったため、いくつかの
保健所担当者からは、「前例のない自己健診の血液検査は認められませ
ん」、「前例のない方法ではなく、医療機関または検査機関として事業
をやって欲しい」といった行政指導があり、出店中止となることもあり
ました。

私たちは過去に固執するのではなく、未来をよりよく創るために変わっ
ていかなければならないと考えます。行政サービスが本来的な限界のた
めに対応しきれない問題ならば、私たちが自分たちで工夫していく必要
があります。これからもケアプロの事業を通して、一人ひとりに健康の
大切さを呼びかけるとともに、保健行政や医療政策の在り方に一石を投
じていきたいです。

川添 高志(かわぞえ・たかし)
2005年慶應義塾大学看護医療学部卒業。看護師・保健師。経営コンサル
ティング会社を経て、東京大学病院で看護師勤務。ケアプロの事業を構
想して以来、様々な社会起業家コンテストで受賞多数。2007年12月、ケ
アプロ株式会社起業。2011年、日経ビジネス「次代を創る100人」に
選出される。

*ケアプロ公式サイト
http://carepro.co.jp/
http://carepro-check.jp/dryeye/

【2】 第173回J.I.フォーラム 1月31日(火)開催
――――――――――――――――――――――――――――――――――
持続可能な金融について考えよう

リーマンショックとそれに続く欧州発の世界的な金融危機。
その行く末は? その意味するところは? なぜこうなったのか?
これらのことを含め、そもそも金融とは何か、今後の金融システムのあ
り方、日本の金融の舵取りの仕方などについて、 最新の動向と本質論
の両面からベストメンバーに議論していただきます。

○日時: 平成24年1月31日(火)

○会場: 日本財団ビル2階・大会議室
港区赤坂1-2-2 TEL 03-6229-5111
http://www.nippon-foundation.or.jp/org/profile/address.html
※会場のセキュリティの都合上、本案内状を会場1階で提出してください。

○開演: 午後6時30分(開場:午後6時00分)

○ゲスト: アトキンソン・デービッド・マーク
(小西美術工藝社社長/元Goldman Sachs金融調査室長)
神津 多可思(リコー経済社会研究所主席研究員、元日本銀行審議役)
高田 創   (みずほ総合研究所チーフエコノミスト)
増田 寿幸 (京都信用金庫理事長)
コーディネーター: 坂本 忠弘(地域共創ネットワーク 代表取締役)

○主催: 構想日本

○定員: 160名

○フォーラム参加費: 2000円(シンクネット・構想日本会員は無料です)

○懇親会参加費: 4000円(ご希望の方は下記懇親会参加に○印をつけてください)
※ゲストを囲んで、下記の会場で懇親会を開催いたします。
※懇親会をキャンセルされる場合は必ずご連絡くださいますようお願いいたします。
懇親会直前キャンセルの場合は、キャンセル料を申し受けます。
「頤和園(いわえん)溜池山王店」 港区赤坂1-1-12 TEL 03-3584-4531
http://www.iwaen.co.jp/tameike

——————————————————————–
参加ご希望の方は、【1月30日(月)まで】に出欠の是非を、下記の
メールアドレスにお申し込み下さい。
forum@kosonippon.org

お名前

所属

ご連絡先

懇親会に     参加する      参加しない
※懇親会直前キャンセルの場合は、キャンセル料を申し受けます。

——————————————————————–
*参加申し込みに関するお問い合せは、
事務局 木下明美まで。TEL 03-5275-5665
*内容に関するお問い合せは、
フォーラム担当 西田陽光まで。TEL 03-5275-5607
*今後の開催予定日:1/31(火)、 2/28(火)、 3/28(水)、4/25(水)、
5/29(火)、 6/27(水)、 7/31(火)、8/29(水)、
9/25(火)、10/31(水)、11/27(火)、12/19(水)
——————————————————————–

〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

●JIメールニュースは、政策シンクタンク「構想日本」の活動情報などを
お届けする無料のメールマガジンです。1.代表及びスタッフが名刺交
換させていただいた方、2.ホームページで直接購読を申し込まれた方
にお送りしています。配信停止をご希望の方は、「配信停止希望」と明
記の上、このメールマガジンにご返信ください。

●登録・配信停止・アドレス変更は、news@kosonippon.org へご連絡いた
だくか、http://www.kosonippon.org/mail/regist.php で手続きしてく
ださい。

●みなさんの個人情報は、構想日本が厳重に管理し、構想日本の活動に関
わるご案内をお送りする以外、使用することはありません。

●転載は大歓迎ですが、「構想日本 JIメールニュースno.xxxより引用」
のように、一言添えていただければ幸いです。また、
info@kosonippon.org 宛てに転載の旨、ご一報いただければ幸いです。

●みなさんのご意見をお待ちしています(800字以内でお願いします)。
info@kosonippon.org
いただいたご意見などは、バックナンバーと共に「読者の声」として以
下に掲載しています。
http://www.kosonippon.org/mail/index.php
不掲載をご希望の場合は、必ずその旨を明記して下さい。また、氏名、
肩書きは、特にご指示がなければそのまま掲載します。イニシャル、匿
名、ハンドルネーム使用の場合は必ず明記して下さい。なお、盗作、名
誉毀損、人権侵害、差別的な記述などの投稿は禁止いたします。

●書籍『入門 行政の「事業仕分け」』、『構想日本』(第1~4巻)など、
好評発売中です。
http://www.kosonippon.org/book/index.php

●構想日本提供の「政治家・政策データベース」もご覧下さい。
http://db.kosonippon.org/

□■□ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
発行 : 構想日本、発行責任者 : 加藤秀樹
info@kosonippon.org
http://www.kosonippon.org/
Copyright(C) 1999-2011 -構想日本- All rights reserved.
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □■□