【No.541】すべては仲間づくりから始まる
2012.02.16

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J.I.メールニュースNo.541 2012.02.16発行

すべては仲間づくりから始まる

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【1】 すべては仲間づくりから始まる
厚木市職員 嶋崎 圭一

【2】 第174回J.I.フォーラム 2月28日(火)開催

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【1】 すべては仲間づくりから始まる
厚木市職員 嶋崎 圭一

自治体で働いていると、職員が「作業」のごとく仕事をしているという
感じがします。多くの職員は、地域の現場が今どうなっているかという
ことへの関心が薄く、事業は継続することが暗黙の前提になっていて、
前年度の情報をもとに機械的に処理しているのが現状です。

新しい職員も時間が経つにつれて組織内部の「その場を支配する空気」
に染まってしまいます。たとえ「何かおかしい」と疑問に思う人がいて
も、結局その疑問に確信が持てず、自分一人の心の中に留めてしまい、
結局、「思い」を「行動」に移すことなく過ぎていってしまうのです。

地域が抱えている課題を認識し、地域住民とともに当事者意識をもって
対応すること。それこそが基礎自治体職員の「仕事」であるはずです。
私は、一職員としてそれを実行するためには、一人でも多くの「仲間」
をつくることが大切だと考えます。「自分の抱えている疑問は間違いで
はない」という確信を持つためにも、そのことに気付かせてくれる仲間
づくりが第一歩となります。

平成21年5月、神奈川県内各自治体の職員が中心となり、「神奈川自
治政策研究会(通称:K33ネットワーク)」を結成しました。毎月1
回、仲間が様々な行政課題などを持ち寄り、共に学び、切磋琢磨してい
く自主勉強会です。平成24年1月現在で、神奈川県内33自治体の3
分の2近くの自治体、約60人の仲間が参加しています。

勉強会のテーマは、「自治体シティーセールス」や「公共施設再配置」
などこれからの自治体に共通の政策課題から、「『大漁旗』から見える
伝統文化の継承と発展(三浦市)」や「地域における公立病院の役割
(小田原市)」など地域特有の課題まで多彩です。現場に携わっている
方の体験を踏まえ、県内自治体やその地域住民が抱える課題などに正面
から向き合っていく。これがこの会の趣旨です。

私はこの自主勉強会を通し、基礎自治体が抱える課題について仲間と共
に考え、週末は県内外各地域へのフィールドワークとして可能な限り多
くの現場を見るようにしています。多くを知れば知るほどに自分自身ま
だまだ知識も経験も足りないことを痛感しています。しかし、「学び」
と「行動」を積み重ねてきた結果、神奈川県内のみならず全国各地で、
多くの意識の高い仲間たちとめぐり合うことができたのです。

自主勉強会の活動は業務時間外に行うため、私生活上に多くの負担が増
えました。また、活動を継続していけば、仲間同士の意見や方向性の違
いも生まれてきます。しかし、将来、住民とともに地域づくりを行って
いける基礎自治体職員となるためにも、現在こうして仲間たちとともに
切磋琢磨できる環境を発展・継続していけることが、私とってかけがえ
のない宝となっています。

嶋崎 圭一(しまざき・けいいち)
1979年、神奈川県厚木市生まれ。2003年、学習院大学経済学部経済学科
卒。2004年、厚木市役所に入庁、市民課に配属。斎場施設整備に係る用
地取得事務などを担当。2009年からは福祉部福祉総務課に配属。ホーム
レス自立支援業務など地域福祉部門に従事。2010年より構想日本「事業
仕分け」仕分け人として参加。神奈川県自治政策研究会(通称:K33
ネットワーク)副代表。

【2】 第174回J.I.フォーラム 2月28日(火)開催
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タネが危ない

-日本の食料、農業、そして私たちの生活は大丈夫か-

かつて農家は自分で花や実からタネを採り、植えていました。今は「一
代限りのタネ」を毎回タネ屋から買うのが普通です。これは何を意味す
るのでしょうか。野菜など農作物の画一化、世界的なタネビジネス資本
による農業支配、長期的には健康に対する影響など様々な問題が考えら
れます。タネという小さな、しかし、私たちの生存の基盤とも言えるも
のから私たちの生活、食の安全保障などについて考えます。

○日時: 平成24年2月28日(火)

○会場: 日本財団ビル2階・大会議室
港区赤坂1-2-2 TEL 03-6229-5111
http://www.nippon-foundation.or.jp/org/profile/address.html
※会場のセキュリティの都合上、本案内状を会場1階で提出してください。

○開演: 午後6時30分(開場:午後6時00分)

○ゲスト: 野口 勲(野口のタネ/野口種苗研究所)
阮 蔚(ルアン・ウエイ)
(株式会社農林中金総合研究所 基礎研究部 主任研究員)

コーディネーター: 加藤 秀樹(構想日本 代表)

○主催: 構想日本

○定員: 160名

○フォーラム参加費: 2000円(シンクネット・構想日本会員は無料です)

○懇親会参加費: 4000円(ご希望の方は下記懇親会参加に○印をつけてください)
※ゲストを囲んで、下記の会場で懇親会を開催いたします。
※懇親会をキャンセルされる場合は必ずご連絡くださいますようお願いいたします。
懇親会直前キャンセルの場合は、キャンセル料を申し受けます。
「頤和園(いわえん)溜池山王店」 港区赤坂1-1-12 TEL 03-3584-4531
http://www.iwaen.co.jp/tameike

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参加ご希望の方は、【2月27日(月)まで】に出欠の是非を、下記の
メールアドレスにお申し込み下さい。
forum@kosonippon.org

お名前

所属

ご連絡先

懇親会に     参加する      参加しない
※懇親会直前キャンセルの場合は、キャンセル料を申し受けます。

——————————————————————–
*参加申し込みに関するお問い合せは、
事務局 木下明美まで。TEL 03-5275-5665
*内容に関するお問い合せは、
フォーラム担当 西田陽光まで。TEL 03-5275-5607
*今後の開催予定日:
3/28(水)、 4/25(水)、 5/29(火)、 6/27(水)、 7/31(火)
8/29(水)、 9/25(火)、10/31(水)、11/27(火)、12/19(水)
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