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【No.552】最近の政治的混乱と政党のガバナンスについて

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J.I.メールニュース No.552 2012.05.10発行

最近の政治的混乱と政党のガバナンスについて

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【1】 最近の政治的混乱と政党のガバナンスについて
構想日本 代表 加藤 秀樹

【2】 第177回J.I.フォーラム 5月30日(水)開催

【3】 ホームページ更新情報
「事業仕分け」、ついに海外へ!

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【1】 最近の政治的混乱と政党のガバナンスについて
構想日本 代表 加藤 秀樹
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小沢一郎議員の政治資金規正法違反に関する判決が出ました。マス
メディアは主に政局と絡めた報道をしていますが、私はこの問題の
本質は有罪か無罪かということとは別のところにあると考えていま
す。実は最近、この問題以外にも、日本の政治について考えさせら
れる二つのエピソードがありました。

一つ目は、消費税増税を巡る対立から生じた、国民新党の亀井静香
代表の解任騒動です。消費税増税法案に反対する亀井氏に対して、
連立政権を維持したい下地幹郎幹事長らがクーデターを起こした格
好です。

新聞等の報道によると、国民新党には代表を解任するための具体的
な規定はおろか、解任を決定した議員総会の招集手続きについてす
ら明確な定めがなかったようです。明確な手続き的根拠もなく解任
されるようでは、亀井氏が何の「代表」だったのかすらさっぱり分
かりません。この「お家騒動」の背景には、政党助成金を巡る争い
もあったとされていますが、社会的な組織として体を成していない
政党が4億4千万円もの税による助成の対象として適当なのでしょう
か。

二つ目は、鳩山元首相のイラン訪問時の発言報道です。どんな資格
で行ったにせよ、元首相という立場は付いて回る。しかも、現下の
情勢でイラン政府が日本の元首相の訪問やその際の発言を自国に都
合がいいように使おうとするのは目に見えています。世界中が鳩山
発言を日本政府の姿勢の表面と受けとめても仕方ないでしょう。そ
んな政治、外交のイロハを個人の問題とするのではなく、政党の規
律としてなぜ律することができないのでしょうか。

この二つのエピソードに共通しているのは、政党のガバナンスの欠
如という問題です。民間企業、特に公開企業は、法律でコーポレー
トガバナンスの確立を求められています。例えば企業であれば、代
表権のある者の権限と責任、退任・解任手続きなどは会社法などの
法的な根拠に基づいて定められています。もちろん、1年間の事業
や会計報告も義務付けられています。これらガバナンスに関するル
ールは、非上場、上場と公共性が大きくなれば、より厳しくなって
います。

ところが、国会に議席を持つような政党ならばその公共性はどんな
企業よりも強く、しかも、政党助成など何百億円という税金を使っ
ているにもかかわらず、政党のガバナンスに関する法律は日本には
ありません。政治資金に関する小沢元代表の問題も、本来は有罪無
罪の如何とは別に、党のガバナンスとして律すべきものでしょう。

日本の政治、政治家の劣化が指摘されて久しいですが、衆参のねじ
れや、小選挙区制度の是非だけを議論しても、政治は良くなりませ
ん。政党のガバナンスの確立こそが政治の質を向上させる第一歩で
す。そのためには「政党法」など政党のガバナンスについて定めた
基本ルールを作ることが不可欠だと思います。

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【2】 第177回J.I.フォーラム 5月30日(水)開催
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「仕分けで政治の再生を」
-世界が注目する仕分けの使い方-

日本のマスメディアが飽きてきた事業仕分けに海外から熱い視線が
注がれ始めました。OECDの会議での発表、インドネシア上院での研
修会開催など。この背景には、日本に限らず、多くの国における、
民意を反映できない政治の機能不全があります。事業仕分けのミソ
は「全面公開」と「外部の目」です。これは民主主義の原点でもあ
ります。この二大要素が、事業の削減ということに限らず、政治全
般を住民、国民の側に引き戻し、再活性化し、併せてポピュリズム
を防ぐのです。地方自治体では継続的に浸透し、実施は140回を越
え、「市民判定人」などの進化もみられます。仕分け手法で日本の
政治を生き返らせましょう。

○日時: 平成24年5月30日(水)

○会場: 日本財団ビル2階・大会議室
港区赤坂1-2-2 TEL 03-6229-5111
http://www.nippon-foundation.or.jp/org/profile/address.html
※セキュリティの都合上、本案内状を会場1階で提出して下さい。

○開演: 午後6時30分(開場:午後6時00分)

○ゲスト: 河野 太郎(衆議院議員/自民党)
蓮 舫(参議院議員/民主党)

コーディネーター: 加藤 秀樹(構想日本 代表)

○主催: 構想日本

○定員: 160名

○フォーラム参加費: 2000円(シンクネット・構想日本会員は無料です)

○懇親会参加費: 4000円
ゲストを囲んで、下記の会場で懇親会を開催いたします。
「頤和園(いわえん)溜池山王店」
港区赤坂1-1-12 TEL 03-3584-4531
http://www.iwaen.co.jp/tameike

※懇親会をキャンセルされる場合は必ずご連絡下さい。
直前のキャンセルの場合、キャンセル料を申し受けます。

—————————————————————-
参加ご希望の方は、【5月29日(火)まで】に出欠の是非を、下記の
メールアドレスにお申し込み下さい。
forum@kosonippon.org

お名前

所属

ご連絡先

懇親会に     参加する      参加しない
※懇親会直前キャンセルの場合は、キャンセル料を申し受けます。

—————————————————————-
*参加申し込みに関するお問い合せは、
事務局 木下明美まで。TEL 03-5275-5665
*内容に関するお問い合せは、
フォーラム担当 西田陽光まで。TEL 03-5275-5607
*今後のスケジュール等、詳細はHPをご覧下さい。
http://www.kosonippon.org/forum/index.php
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【3】 ホームページ更新情報
「事業仕分け」、ついに海外へ!
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○インドネシア国会で「事業仕分け」研修会実施

事業仕分けの核である「公開性」や「外部性」がインドネシア議
会の議員の関心を強く惹き、インドネシア議会で財務省の官僚な
ども交えた事業仕分けの研修会が開かれることになりました。

http://www.kosonippon.org/shiwake/municipality_sort/detail.php?m_project_cd=1050

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