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【No.603】信頼の力が社会を変える

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J.I.メールニュース No.603 2013.05.16発行

信頼の力が社会を変える

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【1】 信頼の力が社会を変える
アミタホールディングス株式会社 代表取締役会長兼社長
公益財団法人信頼資本財団 理事長      熊野 英介

【2】 「共感助成」に参加します!

【3】 第189回J.I.フォーラム 5月27日(月)開催

【4】 「加藤、伊藤が伺います!」

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【1】 信頼の力が社会を変える
アミタホールディングス株式会社 代表取締役会長兼社長
公益財団法人信頼資本財団 理事長      熊野 英介
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かつて日本に物が十分になかった時代、人々は飢餓・貧困
の恐怖からの開放を求めて、大量生産・大量消費の工業化
社会モデルを築き上げ、先進国の仲間入りをしました。し
かし、物質的な豊かさを手に入れた途端、今度は精神的飢
餓・貧困に陥り、毎年3万人以上もの人が、失業や漠然と
した未来への不安などを理由に自ら命を絶つような時代に
なりました。この、精神的飢餓・貧困の原因は「孤独」に
あると私は考えています。

では、「孤独」の問題を解決するためにはどうすればよい
のでしょうか。
その答えは、人と人、人と社会、人と自然との「関係性」
の再構築にあります。そして「関係性」の構築において一
番貴重な価値は「信頼」です。

アミタグループは創業以来35年以上にわたり、「価値とは
何か?」を問い続けてきました。一見価値が無いと思われ
るものでも、「再生」技術を与えることで、利活用するこ
とができるとのではないかと考え、廃棄物を地上資源とし
てとらえ再利用する事業、地域の資源を活かした農業ブラ
ンディングなど、信頼を基盤とする「関係性」の構築に貢
献する事業を行ってきました。我々が活動を行えば行うほ
ど「自然資本」や「人間関係資本」が増幅することが重要
です。私はこの混沌とした時代に生きる当事者として、未
来の子どもたちの尊厳を守ることの出来る社会を本気で作
り上げたいと考えています。

一方で、「信頼」という触ることのできない価値を目に見
える形にするため、2009年に「信頼資本財団」という公益
財団法人を立ち上げ、理事長に就任しました。
「信頼」が「資本」になり得ることを証明し、その資本力
で人と人、人と社会、人と自然の調和する豊かな社会の復
活を目指すことを目的として事業を行っています。

信頼資本財団の融資事業は少し変わっています。自然資本
や人間関係資本の向上につながる社会的事業に対して、無
利子・無担保で融資を行います。その代わりに条件として、
社会的事業に関する知恵や知見を無償で提供すること、さ
らに債務の返済に協力する道義的責任を負う「信頼責任者」
が3人以上必要としています。この「信頼責任者」は返済
の義務を負う保証人ではありません。しかし、これまで24
件、約5,800万円の融資を実施しましたが、貸し倒れや返
済の遅延があった融資先は1件もなく、返済率は100%です。

具体的な融資事例として、大阪で民間の学童保育事業を行
っている株式会社MDIという企業があります。MDIは、働く
ママが退職やキャリアを継続できなくなるという日本固有
の課題の解決のために、最大22時までの保育、送迎サービ
スなどを提供しています。
当財団が融資を実行した2年間で、MDIの売上は5倍に成長
し、働きたいママたちに自己実現の機会をより多く提供
できるようになっただけでなく、MDIはママたちと共に行
政へも働きかけ、豊中市の公設学童保育の延長保育および、
保育受入学年の拡大を実現させました。

この例でも分かるように、社会は一人ひとりの行動で変え
られるのです。現在日本の個人金融資産の60%以上は60歳
以上世帯が保有していると言われますが、そのほとんどは
使われずに銀行口座に眠っているそうです。これは、将来
の生活に対する不安が原因と考えられます。高齢者の方た
ちがセイフティーネットのために貯めているお金の1%でも
豊かな社会・豊かな未来のために使ってくれれば、約8兆
円もの資本が生まれることになるのです。

信頼資本財団では「共感助成」というプログラムを実施し
ています。助成先・助成プロジェクトの一覧から、共感す
る団体・プロジェクトを選び寄付して頂くことで、誰でも
簡単に豊かな社会づくりに参加することが出来ます。あな
たの「いいね!」を直接社会に反映させ、社会的課題を解
決することが可能なのです。ぜひ共感助成にご参加くださ
い。私たちの力で時代を動かしましょう!

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熊野 英介(くまの えいすけ)

アミタホールディングス株式会社 代表取締役会長兼社長
公益財団法人信頼資本財団 理事長

1956年生まれ。1977年創業のスミエイト興産株式会社に
て、100%再資源化を実現する環境ビジネスを展開。それ
を基点として、企業の環境リスクを低減するコンサルテ
ィングサービスや、地域の未活用資源に価値を与える地
域資源事業等を手掛ける。
2009年には信頼資本財団を立ち上げ、非営利融資や助成
プログラムを通じて社会的事業の支援開始。事業は一貫
して、自然資本と人間関係資本の増加を目的としている。
著書に「思考するカンパニー」、「自然産業の世紀」
(共著)。(http://www.amita-net.co.jp/books/)

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*みなさんのご意見をお待ちしています(800字以内でお願いします)。
info@kosonippon.org
いただいたご意見はバックナンバーと共に「読者の声」として以下
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きは、特にご指示がなければそのまま掲載します。匿名、ハンドル
ネームをご希望の場合は必ず明記して下さい。なお、盗作、名誉毀
損、人権侵害、差別的な記述などの投稿は禁止いたします。
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【2】「共感助成」に参加します!
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上記の熊野さんの取組に共鳴し、構想日本も「共感助成」
に参加することになりました。一人では世の中を動かす
ことができなくても一人ひとりの行動がつながっていけ
ば大きい力になります。構想日本は、生活や現場でいう
具体的な行動を行政や政治につなげ、社会のしくみを変
えていく役割を担いたいと考えています。
(構想日本代表 加藤)

構想日本の共感助成については、こちらでご確認下さい。
http://www.shinrai.or.jp/furtherance/kousou/

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【3】第189回J.I.フォーラム 5月27日(月)開催
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「施設仕分け」で公共施設の最適化を!!
~総論賛成、各論反対の中での合意形成の仕組みづくり~

戦後50年間、日本の公共施設つまりハコモノは世界最高のペ
ースでつくり続けられました。笹子トンネルにみられるよう
に、今やそれらの老朽化が進み、耐震化、省エネ化、バリア
フリー化などの対応にも迫られています。さらに人口移動や、
市町村合併に伴う施設の再配置の検討も必要です。
公共施設の見直しは、住民が安いコストで、安全に、使い
やすくするためのものですが、様々な利害も伴います。
そこで、構想日本は、事業仕分けで培ったノウハウを生か
して「施設仕分け」を提唱しています。これは、住民参加によ
る公共施設再配置のための合意形成の手法です。公共施設の
見直し先進地の浜松市の事例を含め、公共施設の将来のあり
方などについて議論します。

○日時:5月27日(月)18時30分~20時30分(開場18時)

○会場:日本財団ビル2階 大会議室
港区赤坂1-2-2 TEL 03-6229-5111
(http://www.nippon-foundation.or.jp/about/access/)

○ゲスト:鈴木 康友(浜松市市長)
福嶋 浩彦(中央学院大学教授/前消費者庁長官)

コーディネーター:加藤 秀樹(構想日本 代表)

○フォーラム参加費 :2,000円(シンクネット・構想日本会員は無料です)
懇親会参加費   :4,000円(参加希望の方のみ)

○懇親会: 「頤和園(いわえん)溜池山王店」
港区赤坂1-1-12 TEL 03-3584-4531
(http://www.iwaen.co.jp/)

※詳細、お申し込みはこちらから
http://www.kosonippon.org/forum/detail.php

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*参加申し込みに関するお問い合せは、
事務局 木下明美まで。    TEL 03-5275-5665
*内容に関するお問い合せは、
フォーラム担当 西田陽光まで。TEL 03-5275-5607
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【4】「加藤、伊藤が伺います!」
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仕分けやその手法の活用について詳しく相談したい…、
霞ヶ関、永田町の動きやこれからの日本について話を
聞きたい…、若い世代で熱く語り合いたい…、などなど
話を聞きたい、議論したいという方には加藤、伊藤が
出張講演いたします。
10人程度集まれば、どこでも、加藤か伊藤が伺います。

※ お問い合わせは、
TEL 03-5275-5607(田中)まで。

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