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【No.608】味噌の歴史 味噌汁一杯いかがですか

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J.I.メールニュース No.608 2013.06.20発行

「味噌の歴史 味噌汁一杯いかがですか」

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【1】「味噌の歴史 味噌汁一杯いかがですか」
(有)郡司味噌漬物店 営業部長  夏川 雄介

【2】 第191回J.I.フォーラム 7月31日(水)開催

【3】 今年度の事業仕分けスタート!トップバッターは府中市

【4】 寄附のお願い

【5】「加藤、伊藤が伺います!」好評実施中!

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【1】 「味噌の歴史 味噌汁一杯いかがですか」
(有)郡司味噌漬物店 営業部長  夏川 雄介
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日本人ならたぶん誰もが口にするであろう「味噌」。
とても身近なものでありながら、言われてみればその正体
がイマイチつかめていない、そんな「味噌」について書か
せていただきます。

味噌の食べ方としてまず挙げられるのが、言わずもがな
「味噌汁」。老若男女を問わず「あたしゃ生まれてこのか
た味噌汁なんざぁ飲んだことがない」という方は外国の方
以外、ほぼいらっしゃらないのではないでしょうか。きっ
とみんなが持っている「おふくろの味」の代表格、それが
味噌汁です。

温かくて一口飲めば何故かホッとする、そんな日本人の
ソウル・フード味噌汁。
「味噌」が醸し出す「ホッとする」その要因は、「熟成過
程で乳酸菌が活躍して酸をつくり塩と協力して雑菌の繁殖
を防ぎ耐塩酵母の活躍する場を整え、この酵母が糖分やア
ミノ酸からアルコール類、エステルなどの芳香物質を作り
出し味噌特有の風味となる」ことに依るのですが、そんな
化学的なことは今回は割愛いたします。

そんなことより、日々味噌に関わっている私が思うのは、
今を生きる我々が、「今日の美味しい味噌汁」を頂く為に、
少しでも力になれれば、ということです。
その為に、ちょっと味噌の歴史をお話いたします。

その昔、大陸から伝わった「醤(ひしお=獣肉や魚肉を
雑穀の麹と塩と酒とで熟成させたもの)」が味噌の前身だ
と言われています。味噌も大豆と麹と塩とで作る発酵食品
なので、この説は有力です。
当時、大陸でも「醤」は大変貴重なもので、周王朝の王様
も「醤」の前にひざまずいたという記録が残っています。

そしてこの「醤」が日本独特の温暖多湿な気候風土の中
で独自の進化を重ね、「味噌」という文字が初めて文献に
出てきたのは平安時代の「日本三代実録」(901年)です。
当時の味噌は平安貴族の物で、およそ庶民の口には入らな
い大変貴重なものでした。「延喜式」(927年)には、高
級官僚に年棒として味噌が支給された事が記されています。

このころの味噌は、食べ物にかけたり、つけたりするも
ので、「味噌汁」が登場するのは鎌倉時代になってからで
す。それでもまだまだ贅沢品で、武家や僧侶など特権階級
しか口にできませんでした。
大豆の栽培が広く奨励されるようになった室町時代にな
ると、味噌の自家醸造もはじまり、ようやく庶民の口に入
るようになりました。現在に伝わる味噌料理の基本がつく
られたのもこの時代です。

そして戦国時代。栄養満点の味噌は、戦いに明け暮れる
武士にとって必需品でした。ボール状にした味噌を携帯し、
戦地で食べていたそうです。そしてその重要性が一層認識
され、味噌の醸造法が発達していきました。現在でも愛さ
れる仙台味噌(伊達正宗)、信州味噌(武田信玄)、八丁
味噌に代表される豆味噌(織田信長・豊臣秀吉・徳川家康)
など、名だたる戦国武将が味噌どころと所縁があることは
有名なお話です。
生産量が安定し、江戸時代になると、味噌はほぼ現在と変
わらない食品になっていました。
「味噌蔵」「味噌豆」に代表される落語や、江戸川柳にも
頻繁に取り上げられているように、庶民の生活にも根付い
ていました。

そして、明治~大正~昭和~平成の現代にいたるまで味
噌そして味噌汁は日本人の食卓に欠かせないものとなって
いった訳です。
大昔の人には高級品で、食べたくても食べられなかった、
いや食べたことも見たこともなかった味噌、戦国武将たち
のエネルギー源となった味噌が今、簡単に手に入り、庶民
の味として食卓に並んでいる。長い長い歴史の中で、味噌
そのものが「熟成」されていったのです。食の西洋化に伴
い消費量は減ってきておりながらも、味噌はまだ当たり前
のように生活の中にあるので意識する必要はありませんが、
こんな歴史を頭の片隅に入れていただくと、味噌汁の湯気
の向こう側がちょっとだけ変わって見えるかもしれません。

そんな 味噌約80種を扱う当店の創業者は、シベリア抑
留経験があります。
極寒の地での強制労働の日々。一日の労働を終えると与え
られる食事は具のないスープと黒パン1カケだったそうで
す。「戦友たちは『おふくろの作った味噌汁が飲みたい』
と言って死んでいった」と当時を振り返ります。「生きて
帰ることができたなら、俺は味噌屋を開こう。戦友たちの
心の支えになった、おふくろの味を商おう」そう決心し、
帰国後開業。紆余曲折を経て現在も東京都台東区鳥越で美
味しい味噌を商っております。是非のお越しを。

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夏川 雄介(なつかわ ゆうすけ)

(有)郡司味噌漬物店 営業部長。

1978年北海道生まれ。青山学院大学卒。
大学時代、郡司味噌漬物店にアルバイトをし、商売や味噌
に魅かれてそのまま入社(社内で初めての親族以外の社員)。
肩書きは営業だが、ブログの更新から電球交換まで何でも
やっています。

郡司味噌漬物店ホームページ
http://www.gunjimiso.com/index.html

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きは、特にご指示がなければそのまま掲載します。匿名、ハンドル
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損、人権侵害、差別的な記述などの投稿は禁止いたします。
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【2】第191回J.I.フォーラム 7月31日(水)開催
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「ワカモノ・イニシアティブ」
~若者よ、ここから政治に入ってみよう~

みなさん「行政事業レビューシート」を知っていますか?
政府の全事業を定型化して説明したものです。これを見れば
国のお金の使い方、流れ方がわかります。誰もが「仕分け人」
になれる材料なのです。しかし、まだまだ宝の持ち腐れにな
っています。
そこで構想日本は、国民、特に若者が「レビューシート」
について、「あれはいいね」とか「ここヘンだよね」と言え
るようなウェブサービスを開発しました。開発の責任者も現
役高校生。いわば、「若者による若者のための政治参加サー
ビス」です。その名も「JUDGIT」。
このサービスの実演、お披露目をします。
これをきっかけに、若者が大いに政治に参加、そして老・
壮・青がこぞって政治を「自分事」にする国にしたい。そん
な期待をこめています。「JUDGIT」はそれだけの可能性を秘
めています。

○日時:7月31日(水)18時30分~20時30分(開場18時00分)

○会場:日本財団ビル2階 大会議室
港区赤坂1-2-2 TEL 03-6229-5111
(http://www.nippon-foundation.or.jp/about/access/)

○ゲスト:鈴木 邦和(日本政治報道株式会社 代表取締役)
原田 謙介(NPO法人 YouthCreate代表)
山田進太郎(株式会社コウゾウ 代表取締役社長)
吉田 拓巳(株式会社セブンセンス 代表取締役)他

コーディネーター:伊藤 伸(構想日本 総括ディレクター)

○フォーラム参加費 :2,000円(学生 500円)
(シンクネット・構想日本会員は無料です)
○懇親会参加費   :4,000円

○懇親会: 「頤和園(いわえん)溜池山王店」
港区赤坂1-1-12 TEL 03-3584-4531
(http://www.iwaen.co.jp/)

※ フォーラムへの参加はHPのフォームから、もしくはこのメールに
ご返信をお願いします。
(J.I.フォーラムへのお申込み:
http://www.kosonippon.org/forum/regist.php?m_forum_cd=288)
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*参加申し込みに関するお問い合せは、
事務局 木下明美まで。    TEL 03-5275-5665
*内容に関するお問い合せは、
伊藤/田中まで。TEL 03-5275-5607
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【3】 今年度の事業仕分けスタート!トップバッターは府中市
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○府中市 事務事業点検(事業仕分け)

【日程】 平成25年7月6日(土)9時00分から17時25分
(8時40分から開会式)。
平成25年7月7日(日)9時00分から17時25分(予定)
(17時30分から閉会式)
※入退室自由。

【会場】 府中市役所北庁舎3階会議室

【対象事業】39事業

【参加者】 2班体制
各班コーディネーター+点検委員5名(内、1名が
構想日本選定、4名が府中市選定の市民点検委員)

【構想日本選定参加者】(上が1班、下が2班担当)
コーディネーター:
伊藤 伸(構想日本 総括ディレクター)
荒井 英明(厚木市 総務部担当次長)
点検委員:
山根 晃(足立区 福祉部北部福祉事務所長)
川嶋 幸夫(構想日本 政策担当ディレクター)

【連絡先】 府中市政策総務部財政課
(府中市宮西町2丁目24番地 府中市役所本庁舎)
電話:042-335-4025 Fax:042-364-1156
E-mail:zaisei01@city.fuchu.tokyo.jp

*対象事業や当日スケジュールなどのご説明は府中市ホームページ
よりご確認下さい

http://goo.gl/AYhyT

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【4】 寄附のお願い
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構想日本は非営利のシンクタンクですが、経済基盤は
会員からの会費収入です。収入が少いから、スタッフも
少く、その結果常にフットワーク軽く活動ができる反面、
運営基盤は常に脆弱です。今後さらに、政策提言・実現
力を高めるため、構想日本は寄附のお願いをすることに
しました。

そこで、信頼資本財団の「共感助成」というプログラ
ムに参加しました。この財団を経由して構想日本に寄附
をして頂くと、所得控除もしくは税額控除を受けること
ができます。例えば、所得税20%の方が10万円寄附する
と、確定申告時に39200円の税額控除が受けられます
(詳細はhttp://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1266.htm。
頂いた寄附はもちろん全額構想日本に入ります)。

一人では世の中を動かすことができなくても一人ひとり
の行動がつながっていけば大きい力になります。
是非とも、皆さんのお力をお貸しください。

※ 詳細は信頼資本財団ホームページ
http://www.shinrai.or.jp/furtherance/

構想日本代表 加藤秀樹

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【5】「加藤、伊藤が伺います!」好評実施中!
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仕分けやその手法の活用について詳しく相談したい…、
霞ヶ関、永田町の動きやこれからの日本について話を
聞きたい…、若い世代で熱く語り合いたい…、などなど
話を聞きたい、議論したいという方には加藤、伊藤が
出張講演いたします。
10人程度集まれば、どこでも、加藤か伊藤が伺います。

お問い合わせは、
TEL 03-5275-5607(田中)まで。
E-mail:tanaka@kosonippon.org

※ 現在、6件が確定。引き続き募集中です!

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