【No.612】人助けに必要なもの、それは人の温もりである |公益社団法人日本駆け込み寺 代表理事 玄 秀盛氏|
2013.07.18

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J.I.メールニュース No.612 2013.07.18発行

「人助けに必要なもの、それは人の温もりである」

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【1】 「人助けに必要なもの、それは人の温もりである」
公益社団法人日本駆け込み寺 代表理事 玄 秀盛

【2】 事業仕分けが行われます!(7月27日つくばみらい市にて)

【3】 第191回J.I.フォーラム 7月31日(水)開催

【4】 寄附のお願い

【5】 「加藤、伊藤が伺います!」好評実施中!

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【1】 「人助けに必要なもの、それは人の温もりである」
公益社団法人日本駆け込み寺 代表理事 玄 秀盛
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新宿歌舞伎町に駆け込み寺を開設して早や11年。相談
者の数は優に2万人を越えた。
当初は、家出、DV、ストーカー、多重債務など、ストレ
ートな相談内容が中心だったが、最近は「よろず相談所」
と化している。

人を助けるときには、何よりも温もりが大切だ。マニ
ュアル通りの対応では、相談者の本当の叫び声が聞こえ
ない。その心や魂がなかなか見えてこない。

相談者が発しているSOSを親身に聞き取ることが大事。
それを午前9時~午後5時の時間的な制約の中で、仕事と
して片付けたり、指示や命令によって解決しようとする
と、結果的に相談者が事件や犯罪に巻き込まれてしまっ
たり、自ら引き起こしてしまったりすることもある。

心ある相談員、しっかり聞くことのできる相談員が求め
られている。まずは相談者の声を聞くこと。と同時に、
その問題を自分の領域に持ち込まず、あくまで相手に寄
り添って解決に導く。あるいは、本人が望んでいる方向
に導く。

老若男女問わず、自身の経験や知識を語らず、ひたすら
心の叫び声を聞くことに徹する。その問題を時系列に沿
って整理してあげれば、相談者が警察や行政機関を訪れ
ることになった場合、スムーズに相談できる。

手間がかかるけれど、そこに時間を費やすこと。そのよ
うにしなければ、いくら新しい法律を作ったところで、
ざるで水をすくうがごとし。

特に警察についていえば、女性の相談者には女性が対応
するべきだ。最近は女性の相談員も増えてきてはいるが、
全体から見れば、まだ数パーセント。女性をもっと増や
してほしいと思う。

さて、日本駆け込み寺は確実に拡大・発展している。昨
年は仙台支部、今年は兵庫支部を開設した。さらに青森
・長野・静岡に支部(連絡所)を立ち上げる計画が進ん
でいる。

「支部を作るには金が必要」とよく言われるが、そうい
うことではない。その土地に、たった一人の有志がいれ
ば、必然的に支部が立ち上がる。そして、「たった一人
を救う」(日本駆け込み寺のモットー)ための活動の裾
野を広げることができる。

8月14日には、新宿の大久保公園にて、駆け込み寺11周
年記念と東北復興チャリティーを兼ねた「駆け込み寺夏
まつり」を開催する。このイベントから日本駆け込み寺
の現在と未来を見てほしい。それは11年間の活動の結果
でもある。

我こそはと思う者、参集願う。

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玄 秀盛(げん ひでもり)

公益社団法人日本駆け込み寺 代表理事
1956年、大阪府生まれ。40代前半までは「金儲け」に
心血を注いでいたが、2000年にHTLV-1(白血病の原因と
なるウイルス)の感染者であることが判明。
それを機に過去と決別し、2002年、NPO法人日本ソーシ
ャル・マイノリティ協会を設立、家庭内暴力、DV、スト
ーカー、家出、自殺、引きこもり、多重債務など、さま
ざまな問題を抱えた人々を救済する活動に身を投じる。
2012年、公益社団法人日本駆け込み寺へ業務移行。過去
2万件以上の相談を解決。

その特異な人生は、渡辺謙主演のドラマ『愛・命~新宿
歌舞伎町駆け込み寺~』になった。

公益社団法人日本駆け込み寺ホームページ
http://nippon-kakekomidera.jp/

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【2】 事業仕分けが行われます!(7月27日つくばみらい市にて)
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○つくばみらい市 事業仕分け

【日程】 平成25年7月27日(土)9時00分から17時00分(予定)
※入退室自由。

【会場】 谷和原公民館 大会議室
(つくばみらい市古川1025番地)※入退室は自由です

【対象事業】5事業

【参加者】 1班体制
コーディネーター(司会者)1名
仕分け人 5名(構想日本が選出した者)
市民判定員 20名(無作為抽出による20名)

※ 「市民判定員」は,無作為に抽出した20歳以上75歳未満
の市民3,4019人中、700人に参加を依頼し,応募のあっ
た方から20名が選ばれました。

【構想日本選定参加者】

コーディネーター:伊藤 伸(構想日本 総括ディレクター)

仕分け人:
川嶋 幸夫(構想日本 政策担当ディレクター)
海東 英和(NPO法人 未使用資源事業化研究会理事
元高島市長)
熊谷 哲(PHP総研 首席研究員)
水野 幹子(愛知県東浦町 企画政策部企画政策課
主査)
嶋崎 圭一(神奈川県厚木市 政策部情報政策課主任)

【連絡先】 つくばみらい市企画課(伊奈庁舎)
電話:0297-58-2111(内線1220~1222)

*対象事業や当日スケジュールなどのご説明はつくばみらい市
ホームページよりご確認下さい

http://www.city.tsukubamirai.lg.jp/sec/kikaku/h25_01.htm

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【3】 第191回J.I.フォーラム 7月31日(水)開催
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「ワカモノ・イニシアティブ」
~若者よ、ここから政治に入ってみよう~

みなさん「行政事業レビューシート」を知っていますか?
政府の全事業を定型化して説明したものです。これを見れば
国のお金の使い方、流れ方がわかります。誰もが「仕分け人」
になれる材料なのです。しかし、まだまだ宝の持ち腐れにな
っています。
そこで構想日本は、国民、特に若者が「レビューシート」
について、「あれはいいね」とか「ここヘンだよね」と言え
るようなウェブサービスを開発しました。開発の責任者も現
役高校生。いわば、「若者による若者のための政治参加サー
ビス」です。その名も「JUDGIT」。
このサービスの実演、お披露目をします。
これをきっかけに、若者が大いに政治に参加、そして老・
壮・青がこぞって政治を「自分事」にする国にしたい。そん
な期待をこめています。「JUDGIT」はそれだけの可能性を秘
めています。

○日時:7月31日(水)18時30分~20時30分(開場18時00分)

○会場:日本財団ビル2階 大会議室
港区赤坂1-2-2 TEL 03-6229-5111
(http://www.nippon-foundation.or.jp/about/access/)

○ゲスト:鈴木 邦和(24歳、日本政治報道株式会社 代表取締役)
原田 謙介(27歳、NPO法人 YouthCreate代表)
山田 進太郎(35歳、株式会社コウゾウ 代表取締役社長)
吉田 拓巳(18歳、株式会社セブンセンス 代表取締役)他

コーディネーター:伊藤 伸(35歳、構想日本 総括ディレクター)

○フォーラム参加費 :2,000円(学生 500円)
(シンクネット・構想日本会員は無料です)
※ 学生の方は、受付にて学生証をご提示下さい。

○懇親会参加費   :4,000円

○懇親会: 「頤和園(いわえん)溜池山王店」
港区赤坂1-1-12 TEL 03-3584-4531
(http://www.iwaen.co.jp/)

※ フォーラムへの参加はHPのフォームから、もしくはこのメール
にご返信をお願いします。
(J.I.フォーラムへのお申込み:
https://www.kosonippon.org/wp-manager/forum/regist.php?m_forum_cd=288)
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*参加申し込みに関するお問い合せは、
事務局 木下明美まで。    TEL 03-5275-5665
*内容に関するお問い合せは、
伊藤/田中まで。TEL 03-5275-5607
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【4】 寄附のお願い
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構想日本は非営利のシンクタンクですが、経済基盤は
会員からの会費収入です。収入が少いから、スタッフも
少く、その結果常にフットワーク軽く活動ができる反面、
運営基盤は常に脆弱です。今後さらに、政策提言・実現
力を高めるため、構想日本は寄附のお願いをすることに
しました。

そこで、信頼資本財団の「共感助成」というプログラ
ムに参加しました。この財団を経由して構想日本に寄附
をして頂くと、所得控除もしくは税額控除を受けること
ができます。例えば、所得税20%の方が10万円寄附する
と、確定申告時に39200円の税額控除が受けられます
(詳細はhttp://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1266.htm。
頂いた寄附はもちろん全額構想日本に入ります)。

一人では世の中を動かすことができなくても一人ひとり
の行動がつながっていけば大きい力になります。
是非とも、皆さんのお力をお貸しください。

※ 詳細は信頼資本財団ホームページ
http://www.shinrai.or.jp/furtherance/

構想日本代表 加藤秀樹

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【5】 「加藤、伊藤が伺います!」好評実施中!
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仕分けやその手法の活用について詳しく相談したい…、
霞ヶ関、永田町の動きやこれからの日本について話を
聞きたい…、若い世代で熱く語り合いたい…、などなど
話を聞きたい、議論したいという方には加藤、伊藤が
手弁当で出張講演いたします。
10人程度集まれば、どこでも、加藤か伊藤が伺います。

お問い合わせは、
TEL 03-5275-5607(田中)まで。
E-mail:tanaka@kosonippon.org

※ 現在、6件が確定。引き続き募集中です!

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