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【No.634】政治に『悪者』を求めない~事業仕分けに参加して~

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J.I.メールニュース No.634 2013.12.19発行

「政治に『悪者』を求めない~事業仕分けに参加して~」

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【1】<巻頭寄稿文>
「政治に『悪者』を求めない~事業仕分けに参加して~」
日本政治報道株式会社 代表取締役  鈴木 邦和

【2】<お知らせ>

(1) 第197回J.I.フォーラム  1月28日(火)開催
「日本のメディア大改造計画~処方箋は見つかるか~」

(2) 12/21(土)、22(日)、23(月・祝) 銚子市事業仕分け

(3) 国民総仕分け人サイト「JUDGIT!」本格稼働!
http://judgit.net/

【3】 構想日本の11月の主なパブリシティ

(1) 対外活動

(2) 記事掲載

(3) その他

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【1】 「政治に『悪者』を求めない~事業仕分けに参加して~」
日本政治報道株式会社 代表取締役  鈴木 邦和
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先月、茨城県那珂市の事業仕分けに、仕分け人として初めて参加し
ました。今回の事業仕分けは、民主党の蓮舫参議院議員が参加された
事で、市民からの注目度も大変高いものとなり、各主体を巻き込んで
活発な議論が交わされました。私にとっても、政治や行政の在り方に
ついて改めて考える、大変良い機会となりました。

私自身が以前そうであったように、一般的に理解されている事業仕
分けの意義は、いわゆる「行政のムダ遣い」を低減するというもので
はないでしょうか。実際に、今回の仕分けの検討対象となった、那珂
市の運営する図書館管理システムについても、多額の予算に見合う程、
利用者が高度な指紋認証システムを求めているのか、複数の仕分け人
から疑問が投げ掛けられると同時に、行政のITに関するコスト感覚の
欠如も浮き彫りになりました。

一方で、行政の事業が不要なものばかりかと云えば、むしろ上記の
ような例は少ないのが実情です。本来、事業仕分けは、行政の事業を
抽象論ではなく現場の視点で洗い直し、そもそもの必要性を問う事に
真の意義があり、決して予算を削る事ばかりが目的ではありません。
今回、私が仕分け人として相対した市役所の職員の方々は、役所のさ
まざまな制約を課せられながらも、有意義な市政を築くために努力さ
れていました。徒らに彼らの責任を追及し、役所を「悪者」として批
判するばかりでは、行政の課題は解決しないと感じています。

今回、最も印象的だったのは、事業仕分けを終えてから聞いた、那
珂市の市民の方々の言葉でした。「図書館の運営に1億円以上の予算
が掛かっているとは…」「那珂市にこんな公園があることを初めて知
りました。」「私たちはもっと市政に関心を持っていかなければいけ
ない。」市民の方々の眼差しは、どれも真剣なものでした。

政治に「悪者」を求める事は簡単ですが、そこから先に何かを生み
出す事は出来ません。いま改めて問われる、事業仕分けの意義は、有
権者の政治に対する意識を喚起するだけでなく、市民、議会、役所と
いった各主体が活発に意見を交わす事で、それぞれに気付きを得て、
それぞれの役割をより良いものへと昇華させていく事にあるのではな
いでしょうか。自分とは違う立場、考え方の人たちと、この国で共に
生きていくという事の難しさこそが、政治の難しさだと思います。だ
からこそ、他者に責任を押し付けるのではなく、他者に対して耳を傾
け、一人一人がその姿勢を持つ事で初めて、この国の政治を前に進め
られるのだと私は考えています。

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鈴木 邦和(すずき くにかず)

1989年 神奈川県生まれ。東京大学工学部在籍。2011年 在学中に設立
した被災地支援団体で、社会貢献支援財団「東日本大震災における貢
献者表彰」、平成24年度「東京大学総長大賞」受賞。2012年 日本政
治報道株式会社設立。政治・選挙のポータルサイト「日本政治.com」
を運営し、昨年末から現在まで100万人以上の有権者が利用。
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*みなさんのご意見をお待ちしています。(800字以内でお願いします)
info@kosonippon.org
いただいたご意見はバックナンバーと共に「読者の声」として以下
に掲載しています。
http://www.kosonippon.org/mail/index.php

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特にご指示がなければそのまま掲載します。匿名、ハンドルネームをご
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差別的な記述などの投稿は禁止いたします。
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【2】 (1) 第197回J.I.フォーラム  1月28日(火)開催
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日本のメディア大改造計画
~処方箋は見つかるか~

「マスコミがひどいよね」頻繁に聞くセリフです。しかし、
どうすれば良いか答えは聞きません。官僚批判と同様、私たち
はメディア批判をしてうっぷん晴らしをしているだけかもしれ  ません。
マスメディア-新聞、テレビそれぞれの本質的な問題は何か。
ネットメディアの可能性と問題点を一度きちんと整理しなけれ
ばいけません。 マスメディア、ネットメディア双方の世界を熟
知し、なんとかせねばと考えておられる方をお招きし、メディア
の世界の問題点と可能性を整理し、処方箋を探ります。

○日時:1月28日(火)18時30分~20時30分(開場18時00分)

○会場:日本財団ビル2階 大会議室

○ゲスト:君和田 正夫(株式会社テレビ朝日 元会長)他

コーディネーター:加藤 秀樹(構想日本 代表)

○フォーラム参加費:一般 2,000円 / 学生 500円(学生証提示)
(シンクネット・構想日本会員は無料です)

○懇親会「頤和園(いわえん)溜池山王店」(懇親会費 4000円)

※ フォーラムへの参加はHPのフォームから、もしくはこのメール
にご返信をお願いします。
(http://www.kosonippon.org/forum/regist.php?m_forum_cd=302)
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【2】 (2) 12/21(土)、22(日)、23(月・祝)銚子市事業仕分け
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市民主導で財政危機を切り抜ける

全国紙でも報道されましたが、銚子市は、何の対策も打たなければ
平成25年度決算が赤字になる恐れがあるほど危機的な財政状況にあり
ます。構想日本は銚子市行財政改革審議会の要請で、赤字決算回避に
向け全面的に協力することになりました。
今回の事業仕分けは、市民とともに財政を再建し、今後の銚子市の
発展の方向性を打ち出すための大きな柱と位置付けられています。
3班体制で3日間という、近年では最大規模の仕分け作業です。既に
メディア等でも大きく取り上げられています。是非傍聴にお越しくだ
さい。

○銚子市事業仕分け

【日程】12月21日(土)、22日(日)、23(月・祝)

【会場】銚子市 保健福祉センター すこやかなまなびの城 2階会議室
(銚子市若宮町4-8)http://goo.gl/k5N44l

【構成】1班6名(コーディネーター+構想日本選定仕分け人5名)×3班体制
市民判定人:無作為抽出で2500名に送付。応募のあった市民により
構成

※ 詳細は以下のリンク先でご確認下さい。
http://www.city.choshi.chiba.jp/sisei/kaikaku/jigyoushiwake_25.html

【お問い合わせ】
銚子市 行政改革推進室 行政改革推進班 TEL:0479-24-8912
構想日本 伊藤/川嶋/田中/滝澤      TEL:03-5275-5607

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【2】 (3) 国民総仕分け人サイト「JUDGIT!」本格稼働!
http://judgit.net/
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誰でも自宅からスタンプを押したりコメントを書いたりして国の事業
に対して意思を表明できるウェブサービス「JUDGIT!(ジャジット)」が
ついに本格稼働。

まずは試してみてください。そして、ご家族、お知り合いに是非すす
めて下さい。コメントする人が多いほど、政治家や官僚を動かすことが
できます。トップページに登録画面があります(もちろん無料)。
わかりにくいところがあれば、ご遠慮なくお問い合わせ下さい。

担当:伊藤・田中 TEL:03-5275-5607
E-mail:shiwake@kosonippon.org
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【3】 構想日本の11月の主なパブリシティ
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※ 今後、毎月の主なパブリシティをお知らせしていきます。

(1) 対外活動

<講演>

11月13日 第1回オープンガバメント勉強会:代表 加藤秀樹

11月15日 (公)日本青年会議所 北陸信越地区協議会 福井ブロック
協議会 公益法人セミナー:政策スタッフ 大内隆美

11月16日 第38回経済懇話会:代表 加藤秀樹

11月23日 尾崎行雄記念財団「咢堂塾」:総括ディレクター 伊藤伸

※その他 研修2回

<仕分け>

11月3日  伊勢原市議会(会派主催 創政会)
11月9日  鎌倉市
11月14日 京都市会(会派主催 民主・都みらい)
11月24日 高松市(施設仕分け)

(2) 記事掲載

11月7日 「銚子市 市有地売却『年度内』 赤字回避へ5カ年計画前倒し」
(朝日新聞)
「事業仕分け候補84項目 財政難の銚子市が提示 来年度の予算編成
に反映」(日本経済新聞)
「新たに市有地12か所売却 銚子市行財政改革審に報告」(読売新聞)
「『本気で市有地売却を』 銚子市行革審、市に苦言 財政危機問題」
(東京新聞)

11月21日 「赤字回避へ税徴収強化 銚子市」(読売新聞)
「仕分け対象118事業 銚子市、市民が来月判断」(日本経済新聞)
「銚子市118事業仕分け 来月21~23日 財政危機、歳出絞り込み」
(東京新聞)
「銚子市 仕分け対象118事業 13億円規模、来年度に反映」
(千葉日報新聞)
「銚子市 118事業仕分け 財政危機、歳出絞り込み」(東京新聞WEB)

11月25日 「高松市:公共施設公開仕分け 『見直し必要』多数/香川」
(毎日新聞WEB)
「公共施設「見直し」大半/高松で市民が公開評価」(四国新聞社WEB)
「茨城県内3市長合同シンポジウム 『事業仕分けがもたらしたものと
今後に向けて』」(広報かすみがうら、広報つくばみらい、広報なか
(おしらせ版))

11月30日 「『幅広い国と交友』東京のフォーラムで新庄村長 AMDAとの活動
紹介」 (山陽新聞)

※その他 取材3件

(3) その他

○11月6、20日 銚子市行財政改革審議会(総括ディレクター 伊藤伸)
○毎週木曜日  法政大学法学部「NPO論Ⅱ」講義(総括ディレクター 伊藤伸)

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