メールマガジン

【No.680】「地域資源に光を当て有効に活用しよう!-循環・定常型社会のなかで」

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J.I.メールニュース No.680 2014.11.13発行

「地域資源に光を当て有効に活用しよう!-循環・定常型社会のなかで」

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【1】<巻頭寄稿文>

「地域資源に光を当て有効に活用しよう!-循環・定常型社会のなかで」

高崎経済大学地域政策学部 教授  大宮 登

【2】<お知らせ>

(1)オリンピック妄想委員会「こんなオリンピックがいいなぁ」(アイディア募集中)

(2)第206回J.I.フォーラム  11月20日(木)開催

「2020年以降のオリンピック『妄想委員会』」

(3)自治体との共同プロジェクト今後の予定

(4)Yahoo!ニュースオーサー記事更新!

【3】<ご紹介>

(1)大江戸左官祭り 其之弐 11月14日(金)~16日(日)

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【1】「地域資源に光を当て有効に活用しよう!-循環・定常型社会のなかで」

高崎経済大学地域政策学部 教授  大宮 登

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<ありふれた日常に潜む地域の資源に光を>

海外から帰ってくると、日本は都市や農村が隅々まで整理整頓が行き届いており、緑や水が豊かであることを、あらためて強く感じさせられる。しかし、毎日生活していると緑も水も地域の状態もいわば「当たり前の日常」である。

私たちの周囲には存在することが当たり前すぎて、有用な資源であることを忘れているものが多く存在する。この当たり前だと思われている、あるいは何もないと思われている地域の「資源」に、今一度光を当てて、その大切な価値を再認識することが必要なのではないか。

そんな思いを込めて、私たちは『高崎市 奇跡の給食 』※1を2013年12月に出版した。高崎市の学校給食は学校に通う子どもたちや保護者にとっては当たり前のものだが、実は多くの人々の協力によって奇跡的に維持されている。学校ごとに栄養士がいて献立をつくり、地産地消の食物を調理し、温かくて美味しい給食を出すことが、実は大変な「地域資源」であることをみんなに理解してもらいたい。それが私たち制作委員会の思いであった。

<「すまいるーぷ」の活動と地域資源の活用>

制作委員会は、私が代表を務めている一般社団法人高崎食品リサイクルループ協議会(愛称:すまいるーぷ)のメンバーが軸になった。「すまいるーぷ」は、地域の資源を活用し、埋もれている資源に光を当て、豊かな循環・定常型社会を築く活動をしている。今の日本では、店頭に並べるために、あるいは調理をするために、キャベツ、レタスなどの一番外側の部分は捨てられる。

「すまいるーぷ」は、学校給食、デパート、食品工場、スーパーなどから排出されるこれらの新鮮な食物残渣を集め、飼料化し、豚や鳥等に餌として与え、そこで育った肉や卵や茸をスーパーで販売し、リサイクルループをつくる活動をしている。利害が異なる地域の各団体が「もったいない」を合言葉に、食品ロスをなくすために、新鮮で安全な食品残渣を有効活用している。

<飽食日本を乗り越えて>

この活動を行う背景には、日本の食糧事情の様々な問題がある。日本の食料自給率は2010年度にカロリーベースで40%を切って、先進国の中で食料を最も輸入に依存している。また、2009年において、本来食べられるにもかかわらず廃棄されている量は500万トン~800万トンと推計され、これは国内の年間米生産量の850万トンとほぼ同じ量であり、お米の全生産量に近い食品が食べられるにもかかわらず捨てられている。

日本は、輸送のために多くの燃料を使い、世界中から食料を買いあさっている。しかも、食べ残し、売れ残り、過剰除去、返品、規格外品などで多くの食品を捨てている。まさに飽食日本である。

このような問題を解決するために、私たちの活動が開始された。地域の課題は地域で暮らす私たち自身が協働して解決する、そこにこそ私たちの創造性と生きがいがある。 ※2
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※1『高崎市 奇跡の給食 』からすがわ出版
※2詳細は、高崎経済大学地域政策研究センター『イノベーションによる地域活性化』(日本経済評論社)を参照。

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大宮 登 (おおみや のぼる)

高崎経済大学教授 山形県出身。慶應義塾大学大学院社会学研究科修了(社会学修士)。短期大学教授などを経て、1996年から高崎経済大学教授に着任、現在に至る。社会学を基礎として、組織における実践的な能力開発や人材育成の在り方、さらにはキャリア設計に関して、研究している。併せて、その理論を地域活性化に応用し、地域に根ざした住民主体の参画型地域づくりや、大学を核とした地域活性化の理論と手法、その教育実践についても研究課題としている。主な著書は、『景観法と地域政策を考える』勁草書房(2014)、『実践キャリア考』実教出版(2013)、『キャリアデザイン講座』日経BP社(2009)、『大学と連携した地域再生戦略』ぎょうせい(2007)など。地域活性学会会長、日本地域政策学会長、6次産業化人材ワーキング・グループ座長(内閣府)、全国生涯学習ネットワークフォーラム実行委員会座長(文部科学省)、若者社会活動支援NPO法人Design Net-works Association(DNA)代表顧問、一般社団法人高崎食品リサイクルループ協議会会長、日中友好桜プロジェクト会長など。

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*みなさんのご意見をお待ちしています。(800字以内でお願いします)
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【2】(1) オリンピック妄想委員会「こんなオリンピックがいいなぁ」(アイディア募集中)

「未来のオリンピック、こんなものにしてみたい」妄想、暴想、賢想…募集中です。

11月20日のJ.I.フォーラムに是非ご参加下さい。

参加できない方も、メール、FBなどでご意見をお寄せ下さい。面白いものはゲストに“いじって”頂きます。

タイトル「妄想アイディア」で info@kosonippon.org へ、どしどしお願いします。

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(2)第206回J.I.フォーラム  11月20日(木)開催

「2020年以降のオリンピック『妄想委員会』」

2020年のオリンピックへ向けていろんなことが走り始めました。大いに盛り上がるのはいい事ですが、オリンピック後、ハコモノではなく、将来に誇れるものを残せるのか、が大事です。未来のオリンピックの姿をそろそろ考えてもいい時だと思います。

乙武洋匡さんは、「オリンピックとパラリンピックを一つにしよう」と言っています。過度の商業主義とか、震災復興の妨げにならないのか、などの批判もあります。

猪子寿之さんは自由な発想とテクノロジーを使ったアートで世界を感動させています。

この二人のかけ算から、何が生まれるでしょうか。

近代オリンピックを始めたのはフランス人ですが、2020年から先のオリンピックについて、勝手に構想しませんか。暴論、妄論何でもありです。

◯日 時 : 平成26年11月20日(木)18:30~20:30(開場18:00)

◯会 場 : TKPガーデンシティ永田町 (ホール3E)
千代田区平河町2-13-12 東京平河町ビル TEL 03-4577-9258

◯ゲスト : 猪子 寿之 (チームラボ株式会社 代表取締役社長)

乙武 洋匡 (作家、東京都教育委員会委員)

◯コーディネーター : 加藤 秀樹 (構想日本 代表)

◯主  催  : 構想日本

◯定  員  : 160名

◯参加費  : 一般 2,000円 / 学生 500円 (構想日本会員は無料です)
※学生の方は受付にて学生証をご提示ください。

◯懇親会参加費 : 4,000円(ご希望の方は下記懇親会参加に○をつけてください)
※ゲストを囲んで、下記の会場で懇親会を開催いたします。
「Restaurant KITANO」 北野アームス1階 東京都千代田区平河町2-16-15
TEL 03-3261-3726
(http://www.kitanoarms.com/cafe_restaurant/restaurant/)

※フォーラムへのご参加は、 info@kosonippon.org  にお願いします。
なお、お申し込みの際の必要事項等詳細につきましては、下記を御覧ください。

( http://www.kosonippon.org/forum/regist.php?m_forum_cd=330 )

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*参加申し込みに関するお問い合せは、
事務局 木下明美まで。 TEL 03-5275-5607

*内容に関するお問い合せは、
伊藤/田中まで。TEL 03-5275-5607

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(3) 《自治体との共同プロジェクト今後の予定》

11月16日(日) 福岡県 大刀洗町 事業仕分け
http://www.town.tachiarai.fukuoka.jp/base/pub/detail.asp?c_id=13&id=481
今年度は住民協議会とともに事業仕分けも実施。無作為抽出で選ばれた住民協議会の委員が、住民仕分け人および住民判定人として参加します。仕分け対象の事業の1つは、来年1月~3月に実施する住民協議会の中で深堀りします。

11月29日(土)30日(日) 兵庫県 加古川市 公開事業評価
http://www.city.kakogawa.lg.jp/18,66589,178.html
今年7月に就任した岡田康裕市長のリーダーシップにより初めての実施。「オープン」をキーワードに、徹底した情報公開と市民との対話を柱に掲げている市長の思いの実現のために実施します。

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(4) Yahoo!ニュースオーサー記事更新!

Yahooニュースにオーサーとして投稿している記事が更新されました。ぜひ御覧ください。

代表 加藤秀樹

◇11月12日 「政治とカネ」せめて一般国民、企業並みにせよ

http://bylines.news.yahoo.co.jp/katohideki/20141112-00040668/

◇10月3日 「国立競技場解体予算を徹底解体しよう。」

http://bylines.news.yahoo.co.jp/katohideki/20141003-00039651/

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【3】<ご紹介>

構想日本とご縁のある方々から寄せられた、お知らせです。
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(1)大江戸左官祭り 其之弐

左官の仕事は、自然素材の使用、エコで体にもよいこと、仕上げの美しさなど世界に誇れる技術です。その左官の仕事が、現代の工法から置き去りにされ、地震や津波にも耐えきった土蔵さえ、人為的に取り壊されています。そんな伝統的な左官の仕事を一緒に体験し、楽しんでもらう3日間です。防災にも使えるミニかまど作りから、壁塗り体験、光る泥だんごづくり、土蔵や小舞土壁の持つ底力を知るセミナーまで、楽しい催しがいっぱいです。この機会に、是非とも、左官の世界を体験して下さい。

◇日 時:2014年11月14日(金)~16日(日) 10:00~

◇会 場:晴海トリトンスクエア 東京都中央区晴海1-8-16

◇体験・セミナー他(壁塗り体験、ミニかまどづくり、土蔵のお話などなど)

事前申込みが必要なものも多数あります

◇主 催:左官を考える会(大江戸左官祭り実行委員会)

詳細はこちらから   http://thinksakan.com/ooedosakan/

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