メールマガジン

【No.686】「『子ども虐待死ゼロ』を目指す法改正の実現を」

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J.I.メールニュース No.686 2014.12.25発行

「『子ども虐待死ゼロ』を目指す法改正の実現を」

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今回が2014年最終号です。新年は1月8日から配信致します。
本年もご愛読頂き、ありがとうございました。
寒さの厳しい日が続きますが、ご自愛頂き、良いお年をお迎え下さい。
来年も宜しくお願い致します。

【1】<巻頭寄稿文>

「『子ども虐待死ゼロ』を目指す法改正の実現を」

NPO法人シンクキッズー子ども虐待・性犯罪をなくす会

代表幹事    後藤 啓二

【2】<お知らせ>

(1)第208回J.I.フォーラム  2015年1月26日(月) 開催

「無形文化財に賭けた生涯」

(2)1月20日(火)構想日本「会員懇談会」開催!

(3)Yahoo!ニュースオーサー記事更新!

(4)「現場みらい塾」第2期、第3期募集開始!

【3】<ご紹介>

(1)第207回JIFゲスト 鬼頭宏様がご出演されます

(2)東京駅開業百年記念 第199回JIFゲスト 松隈洋様より

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【1】  「『子ども虐待死ゼロ』を目指す法改正の実現を」

NPO法人シンクキッズー子ども虐待・性犯罪をなくす会

代表幹事    後藤 啓二

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本年は、神奈川県厚木市理玖ちゃん事件、大阪府茨木市紗弥音ちゃん事件など幼い子どもが餓死させられる、特に痛ましい虐待死事件が多く明らかになりました。毎年100人もの幼い命が、この国のどこかで奪われています。昨年度の虐待相談は73,765人と1990年度の67倍。一刻も早い有効な虐待死防止策が必要です。

虐待死に共通するのは、関係機関の縦割り意識と「個人情報」の呪縛により、必要な情報が関係機関によって共有されず、連携もされていないことです。児童相談所(以下児相)は案件を抱え込み、安否確認も一時保護もせず、警察に協力要請さえせずに虐待死に至らしめた事案が少なくありません。警察も児相に通告するのみで、積極的な協力はしません。

イギリスやアメリカでは警察と日本の児相にあたる組織が虐待情報を共有し、緊密に連携して対応しています。日本でも関係機関が虐待情報を共有し、人員を出し合い、頻繁に家庭を訪問して子どもの安否を確認し、親への指導や援助をする取組が急務です。所在不明児童を真面目に探さない、全国的な情報システムがないことも問題です。望まぬ妊娠など子育て困難な妊産婦を市町村が把握する制度がないことも0歳児の虐待死を防げない原因となっています。

私が代表を務めるNPO法人「シンクキッズ」は、日本医師会、日本産婦人科医会はじめ多くの方々の賛同を得て、「子ども虐待死ゼロ」を目指す法改正を求める署名活動を行っています。①児童相談所・市町村・警察の虐待情報の共有と緊密な連携②虐待家庭、所在不明児童に関する全国的な情報システムの整備③一時保護の適正化④医師からの子育て困難な妊産婦の通報⑤被虐待児への無償での精神的ケアの実施、が柱です。署名用紙はホームページからもダウンロードできます。※

児童虐待問題は、人として当然許されないことですが、一方で少子化を進める、経済成長の阻害要因となる、財政負担を生じさせるという結果をももたらします。和田一郎氏らの研究では、児童虐待により毎年1兆6,000億円の負担や損失が余儀なくされているという試算が出されています。

私どもの求める法改正案が実現すれば、虐待死はもちろんのこと、すべての事案での虐待のエスカレートが防止でき、虐待によるトラウマで前向きに生きていくことが困難な子どもの数を減らすことができます。その結果、財政支出の軽減、少子化の防止、労働力の確保、税収の増加がもたらされることになるのです。

子どもの命を守るという当たり前の取組みが、国の成長にも、子どもに無関心な人々も含めたすべての国民にプラスの結果をもたらすのです。子どもにさほど関心のない方々も、企業関係者や経済団体・労働団体の方々にも、是非関心をお持ちいただき、私どもの運動にご理解ご支援賜りますようお願いいたします。※

政府・国会が有効な法改正を打ち出すまで、法改正を求める運動を続けるつもりです。

虐待される子どもは声を上げることができません。誰からも忘れられた犯罪被害者なのです。小さな命を守ることは、大人の、社会の、国の最低限の責任です。

※NPO法人シンクキッズ http://www.thinkkids.jp/

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後藤 啓二 (ごとう けいじ)

1959年生まれ。警察庁に23年勤務の後、現在弁護士。企業・自治体・病院等のコンプライアンス、リスク管理・危機対応、反社会的勢力対策等に取り組むほか、NPO法人シンクキッズー子ども虐待・性犯罪をなくす会」代表幹事を務め、子ども虐待、性犯罪、児童ポルノ問題、犯罪被害者支援などに取り組む。著書に「企業コンプライアンス」(文春新書)「リスク要因からみた企業不祥事の実務対応」(中央経済社)「企業・自治体・警察関係者のための暴力団排除条例入門」(東洋経済新報社)「日本の治安」(新潮新書)「法律家が書いた子どもを虐待から守る本」(中央経済社)「なぜ被害者より加害者を助けるのか」(産経新聞出版)など。

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*みなさんのご意見をお待ちしています。(800字以内でお願いします)
info@kosonippon.org
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http://www.kosonippon.org/mail/index.php

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【2】(1) 第208回J.I.フォーラム  「無形文化財に賭けた生涯」

無形文化財と聞いても、あまり関心ない、関係ないという方が多いと思います。しかし和食がユネスコ無形文化遺産登録されたように、実は私たちの生活の基盤なのです。

言葉づかい、マナーなどが悪くなったと言われる背景には、過去何十年にもわたって政策的にも社会的にも無形文化が軽視されてきたことがあります。

懸田弘訓さんは無形文化財の発掘、維持に生涯をかけてこられた方です。とりわけ、東日本大震災で瀕死状態にある福島県の民族芸能保存に東奔西走されています。

日々の生活にとっての無形文化財の大切さから被災地に対して私たちが何をできるか、また、一度無形文化財についてきちんと考えませんか。

◯日 時: 平成27年1月26日(月)18:30~20:30(開場18:00)

◯会 場: TKPガーデンシティ永田町(予定)

◯ゲスト: 懸田 弘訓 民俗芸能学会福島調査団長   他

コーディネーター : 加藤 秀樹 (構想日本 代表)

◯主 催: 構想日本

◯定 員: 160名

◯参加費: 一般 2,000円 / 学生 500円 (構想日本会員は無料です)
※学生の方は受付にて学生証をご提示ください。

◯懇親会参加費: 4,000円(ご希望の方は懇親会参加と明記してください)

※ゲストを囲んで、懇親会を開催いたします。

※フォーラムへのご参加は、 info@kosonippon.org  にお願いします。

なお、お申し込みの際の必要事項等詳細につきましては、HPを御覧ください。
( http://www.kosonippon.org/forum/regist.php?m_forum_cd=332 )

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*参加申し込みに関するお問い合せは、
事務局 木下明美まで。 TEL 03-5275-5607

*内容に関するお問い合せは、
伊藤/田中まで。TEL 03-5275-5607

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(2) 1月20日(火)構想日本「会員懇談会」開催!

構想日本では毎年、会員の皆様を対象にした懇談会を行なっています。来年は1月20日(火)18時半から開催します。

構想日本の最大の特徴は、政治・行政はもとより文化やエンターテイメントまで様々な分野で活躍している方々とともに活動し支援を頂いているところであり、本懇談会でもそのような方々にご参加いただいています。

会員の皆さん、是非ご参加ください。現在会員ではない方も、これを機に会員になっていただいても、もちろん構いません。是非ご検討ください。

【構想日本会員懇談会】

◯日 時: 1月20日(火)18:30~

◯場 所: グランドアーク半蔵門 4F富士東の間 東京都千代田区隼町1−1 03-3288-0111

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(3) Yahoo!ニュースオーサー記事更新!

Yahooニュースにオーサーとして投稿している記事が更新されました。ぜひ御覧ください。

代表 加藤秀樹

◇12月9日 「世界に例を見ない取り組み 政府の事業のデータベース化」

http://bylines.news.yahoo.co.jp/katohideki/20141209-00041319/

ディレクター 伊藤伸

◇12月12日 「投票所入場券」は600円也。

http://bylines.news.yahoo.co.jp/itoshin/20141212-00041459/

◇12月7日 「改めて考える選挙費用600億円の使い道 ~行政事業レビューシートから~」

http://bylines.news.yahoo.co.jp/itoshin/20141207-00041192/

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(4)「現場みらい塾」第2期、第3期募集開始!

政策シンクタンクPHP総研と共同で本年度スタートした「現場みらい塾」。受講生の満足度が高かったこともあり、来年度は第2期、第3期を開講することとしました。

自治体職員を主な対象としていますが、それ以外の方も参加可能です。是非お申込みください。

テーマ

「”自分事”からはじめる地方自治 ~現場目線で人口減少時代を突破する ~」。

人口減少時代に突入した今日。地域にとって最も必要なのは、直面するさまざまな課題を自分事として捉え、考え、行動できる人材です。前例踏襲を振り払い、マニュアル依存から抜け出して、課題解決と未来創造に挑戦する。そんな強い志をもち、現場で活躍できる地域リーダー人材を輩出することをめざします。

特 徴

1.地域経営の第一線で活躍している講師陣

2.最先端の政策や手法のトレンドを学びとる講義プログラム

3.自ら考え、取り組むことで体得する実践プログラム

スケジュールなど詳細はこちら

http://research.php.co.jp/event/2015/05/16.php

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【3】<ご紹介>

構想日本が協力している活動に関するお知らせです。
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(1)第207回JIFゲスト 鬼頭宏様がご出演されます

・TV番組 12月29日(月)21時~23時 BSフジ「久米宏・未来への伝言 ニッポン100年物語・第2章人口」二階堂ふみさん、山崎亮さんとご一緒です。

・総合地球環境学研究所第6回東京セミナー「環境問題は昔からあったー過去から見える未来ー」 2015年1月16日(金) 13時~16時30分 有楽町朝日ホール 申込先<moshikomi@chikyu.ac.jp> 入場無料

・シンポジウム 2015年1月29日(木) 18時30分~21時 有楽町朝日ホール シンポジウム「広がる不平等と日本のあした」」「21世紀の資本」著者、トマ・ピケティ氏を迎えてパネル討論を行ないます。申込<http://www.asahi.com/ad/piketty-sympo/> 入場無料

(2)東京駅開業百年記念 第199回JIFゲスト 松隈洋様より

◎展覧会 東京駅開業百年記念「東京駅100年の記憶」

3つの大学(鹿児島、日本、京都工芸繊維)の100名を越える学生たちが、東京駅と丸の内地区のジオラマ模型を制作しました。

ジオラマは、3つの時代(開業当時の1914年、50年後の1964年、100年後の現在)からできており、この街と私たちにとって、いつの時代が最も調和がとれていたのかを観客自ら見比べて考えてもらいたい、という願いが込められています。

移り変わる街の様子が、俯瞰できます。是非足をお運び下さい。

◇会 期:2014年12月13日(土)-2015年3月1日(日)※年末年始・休館日ご注意下さい

◇会 場:東京丸の内・東京ステーションギャラリー

◇入館料:一般900円 高校・大学生700円 中学生以下無料
詳細はこちらから http://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/201412_TOKYO_100.html

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