メールマガジン

【No.688】「『まちライブラリー』:コミュニティを育むマイクロ・ライブラリー」

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J.I.メールニュース No.688 2015.01.15発行

「『まちライブラリー』:コミュニティを育むマイクロ・ライブラリー」

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【1】<巻頭寄稿文>

「『まちライブラリー』:コミュニティを育むマイクロ・ライブラリー」

まちライブラリー提唱者(一般財団法人森記念財団、大阪府立大学客員研究員)

礒井 純充

【2】<お知らせ>

(1)第208回J.I.フォーラム  2015年1月26日(月) 開催

「無形文化財に賭けた生涯」

(2)1月20日(火)構想日本「会員懇談会」開催

(3)Yahoo!ニュースオーサー記事更新

(4)「現場みらい塾」第2期、第3期募集開始

【3】<ご紹介>

(1)キラキラ外苑ウォーク 1月17日(土) (国立競技場)

(2)第207回J.I.フォーラムゲスト 鬼頭宏様がご出演されます

(3)東京駅開業百年記念 第199回J.I.フォーラムゲスト 松隈洋様より

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【1】「『まちライブラリー』:コミュニティを育むマイクロ・ライブラリー」

まちライブラリー提唱者(一般財団法人森記念財団、大阪府立大学客員研究員)

礒井 純充
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「まちライブラリー」とは、本にメッセージを付け、共通の本棚に本を寄贈、交換しあうことで、人と人との出会いが生まれるようにした活動です。

まちの中にあるカフェ、ギャラリー、自宅、オフィス、お寺、病院など、全国約130カ所以上に広がっています。それぞれの本棚があるところを小さな学びの場とし、参加者同士が情報を交換する、まちの小さな文化・交流拠点にもなっています。

2011年の春、私が提唱し、ボランティア活動の一環として始めたことが、このような広がりを見せているのです。

大阪市の小さなオフィスビルの一角では仲間を集めて本棚づくりから始め、本を持ち寄り、お互いに話題を提供し、手作りの料理やお酒をいただく交流会を実施。「図書館家族」と呼べる暖かい雰囲気が生まれています。

東京四谷の「陽運寺」では住職自ら本棚を作成し、参拝に来られる人が本を寄贈したり、借りたりしています。

埼玉県の歯科医院では、待合コーナーの壁一面が本棚になっていて、医療スタッフが推薦本を置き、院内でカクテル講座や読み聞かせ、落語会や音楽会など、本を持ちよりながらいろいろなイベントが行われています。他にも、亡くなった奥様の蔵書を使い、個人宅をまちライブラリーにする人や、公園に本を持ち寄って、子育て世代のつながりを作っている人もいます。

大阪府立大学のなんばサテライトキャンパスは「蔵書0冊からの図書館」として、市民が興味あるテーマのワークショップや語り合いのイベントを通して本を持ちより、まちライブラリーを育てています。従来の「図書館」の概念を打ち破り、読書もさることながら人との出会いや個人の活動を披露する場となっています。

このような活動が広がりを見せる背景には、現代社会で「人の顔」が失われていくことに違和感を持つ人が多いからではないでしょうか? 現代社会はシステム化が進み、お互いの顔が見えなくなっています。このような社会で生活する我々にとって、お互いが本を通じて緩やかにつながるまちライブラリーは、心地よい「止まり木」のような存在になっているのかもしれません。

全国にある公共図書館は約3千200館。これに対して郵便局が約2万4千カ所、コンビニが4万カ所以上。本来なら誰もが立ち寄れる「図書館」が、郵便局やコンビニのようにもっと身近にあればと考える人もいるでしょう。しかし、これを「官」が作りあげるには、膨大な税金の投入が必要になります。

まちライブラリーのように個人の想いで始めれば束縛もなく、自由な「図書館」が税金もかからず誕生出来るのです。そして「個」の力を併せてネットワークを構築することにより、新しいタイプの社会インフラにもできるように思います。私は、これを社会の「マイクロ革命」と呼んでいるのです。個人的活動の再編成、再結合が、時代を切り拓くカギになるかもしれないという「新年のゆめ」を見させていただいています。

まちライブラリー http://machi-library.org/

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【書籍のご案内】

★「本で人をつなぐ まちライブラリーのつくりかた」学芸出版社  礒井 純充 著

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礒井 純充 (いそい よしみつ)

まちライブラリー提唱者、森記念財団普及啓発部長、大阪府立大学観光産業戦略研究所所長補佐、客員研究員。大阪出身、森ビルで「アーク都市塾」「六本木アカデミーヒルズ」をはじめ文化活動に従事。11年より「まち塾@まちライブラリー」を提唱、ボランティア仲間と一緒に自らも実施。大阪、東京をはじめ全国130カ所以上で展開。14年春には、大阪森之宮にできる東急不動産のショッピングセンター13年夏、マイクロ・ライブラリーサミットを実施、「マイクロ・ライブラリー図鑑」を出版。今回、「本で人をつなぐ まちライブラリーのつくりかた」を上梓。

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*みなさんのご意見をお待ちしています。(800字以内でお願いします)
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http://www.kosonippon.org/mail/index.php

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【2】(1) 第208回J.I.フォーラム  「無形文化財に賭けた生涯」

ナマハゲは児童虐待という意見があるそうです。万事、説明や理屈が求められる時代だからこそ、無形文化財が一層重要になってきているのです。何百年も続いてきた慣習、催しには庶民の知恵がつまっているはずです。

和食がユネスコ無形文化遺産登録されたように、無形文化財とは、実は私たちの生活の基盤なのです。

言葉づかい、マナーなどが悪くなったと言われる背景には、過去何十年にもわたって政策的にも社会的にも無形文化が軽視されてきたことがあります。

懸田弘訓さんは無形文化財の発掘、維持に生涯をかけてこられた方です。とりわけ、東日本大震災で瀕死状態にある福島県の民族芸能保存に東奔西走されています。

是非このフォーラムに参加し、みなさんの身の回りの無形文化(財とは言えなくても)も会場でご披露ください。そして、庶民の知恵そのもののような懸田先生と楽しくかつ有意義な意見交換をして下さい。

◯日 時: 平成27年1月26日(月)18:30~20:30(開場18:00)

◯会 場: TKPガーデンシティ永田町3階 ホール3E

◯ゲスト: 懸田 弘訓 民俗芸能学会福島調査団長

コーディネーター : 加藤 秀樹 (構想日本 代表)

◯主 催: 構想日本

◯定 員: 160名

◯参加費: 一般 2,000円 / 学生 500円 (構想日本会員は無料です)
※学生の方は受付にて学生証をご提示ください。

◯懇親会参加費: 4,000円(ご希望の方は懇親会参加と明記してください)

TKPガーデンシティ永田町3階 カンファレンスルーム3F

※ゲストを囲んで、懇親会を開催いたします。

※フォーラムへのご参加は、 info@kosonippon.org  にお願いします。

なお、お申し込みの際の必要事項等詳細につきましては、HPを御覧ください。
( http://www.kosonippon.org/forum/regist.php?m_forum_cd=332 )

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*参加申し込みに関するお問い合せは、
事務局 木下明美まで。 TEL 03-5275-5607

*内容に関するお問い合せは、
伊藤/田中まで。TEL 03-5275-5607

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(2) 1月20日(火)構想日本「会員懇談会」開催

仕事も関心も多様な会員の方の楽しい集いの会です。是非ご参加下さい。

構想日本では毎年、会員の皆様を対象にした懇談会を行なっています。来年は1月20日(火)18時半から開催します。

構想日本の最大の特徴は、政治・行政はもとより文化やエンターテイメントまで様々な分野で活躍している方々とともに活動し支援を頂いているところであり、本懇談会でもそのような方々にご参加いただいています。

会員の皆さん、是非ご参加ください。現在会員ではない方も、これを機に会員になっていただいても、もちろん構いません。是非ご検討ください。

【構想日本会員懇談会】

◯日 時: 1月20日(火)18:30~

◯場 所: グランドアーク半蔵門 4F富士東の間 東京都千代田区隼町1−1 03-3288-0111

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(3) Yahoo!ニュースオーサー記事更新

Yahooニュースにオーサーとして投稿している記事が更新されました。ぜひ御覧ください。

代表 加藤秀樹

◇12月9日 「世界に例を見ない取り組み 政府の事業のデータベース化」

http://bylines.news.yahoo.co.jp/katohideki/20141209-00041319/

ディレクター 伊藤伸

◇12月12日 「投票所入場券」は600円也。

http://bylines.news.yahoo.co.jp/itoshin/20141212-00041459/

◇12月7日 「改めて考える選挙費用600億円の使い道 ~行政事業レビューシートから~」

http://bylines.news.yahoo.co.jp/itoshin/20141207-00041192/

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(4)「現場みらい塾」第2期、第3期募集開始

政策シンクタンクPHP総研と共同で本年度スタートした「現場みらい塾」。受講生の満足度が高かったこともあり、来年度は第2期、第3期を開講することとしました。

自治体職員を主な対象としていますが、それ以外の方も参加可能です。是非お申込みください。

テーマ

「”自分事”からはじめる地方自治 ~現場目線で人口減少時代を突破する ~」。

人口減少時代に突入した今日。地域にとって最も必要なのは、直面するさまざまな課題を自分事として捉え、考え、行動できる人材です。前例踏襲を振り払い、マニュアル依存から抜け出して、課題解決と未来創造に挑戦する。そんな強い志をもち、現場で活躍できる地域リーダー人材を輩出することをめざします。

特 徴

1.地域経営の第一線で活躍している講師陣

2.最先端の政策や手法のトレンドを学びとる講義プログラム

3.自ら考え、取り組むことで体得する実践プログラム

スケジュールなど詳細はこちら

http://research.php.co.jp/event/2015/05/16.php

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【3】<ご紹介>

構想日本が協力している活動に関するお知らせです。
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(1)キラキラ外苑ウォーク ~JSCの闇の深さを嘆くより、みんなの小さな光で国立競技場を照らそう~

国立競技場の解体工事を前に、上記の日時に同競技場の周りを歩きます。

光るものを手に持って、国立競技場を照らしたり、みんなで光の輪をつくりながら、この競技場が大切なものであることを静かにアピールしましょう。

これが街頭で意思表示できる最後のチャンスになるかもしれません。国立競技場に、感謝と愛惜のライトを捧げましょう。

◎日時 1月17日(土)17:00から18:20まで(途中参加可)

◎詳細 こちらから → http://2020-tokyo.sakura.ne.jp/cn16/pg199.html

当日16:30より競技場東側の「聖徳記念絵画館」前広場に主催者がおりますので、お訪ねください。

http://www.meijijingugaien.jp/art-culture/seitoku-gallery/

現地で映像上映あり。

◎問合せ先 info@2020-tokyo.sakura.ne.jp

◎主催 神宮外苑と国立競技場を未来へ手わたす会ほか

(2)第207回J.I.フォーラムゲスト 鬼頭宏様がご出演されます

・総合地球環境学研究所第6回東京セミナー「環境問題は昔からあったー過去から見える未来ー」 2015年1月16日(金) 13時~16時30分 有楽町朝日ホール 申込先<moshikomi@chikyu.ac.jp> 入場無料

・シンポジウム 2015年1月29日(木) 18時30分~21時 有楽町朝日ホール シンポジウム「広がる不平等と日本のあした」」「21世紀の資本」著者、トマ・ピケティ氏を迎えてパネル討論を行ないます。申込<http://www.asahi.com/ad/piketty-sympo/> 入場無料

(3)東京駅開業百年記念 第199回J.I.フォーラム ゲスト 松隈洋様より

◎展覧会 東京駅開業百年記念「東京駅100年の記憶」

3つの大学(鹿児島、日本、京都工芸繊維)の100名を越える学生たちが、東京駅と丸の内地区のジオラマ模型を制作しました。

ジオラマは、3つの時代(開業当時の1914年、50年後の1964年、100年後の現在)からできており、この街と私たちにとって、いつの時代が最も調和がとれていたのかを観客自ら見比べて考えてもらいたい、という願いが込められています。

移り変わる街の様子が、俯瞰できます。是非足をお運び下さい。

◇会 期:2014年12月13日(土)-2015年3月1日(日)※年末年始・休館日ご注意下さい

◇会 場:東京丸の内・東京ステーションギャラリー

◇入館料:一般900円 高校・大学生700円 中学生以下無料
詳細はこちらから http://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/201412_TOKYO_100.html

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