メールマガジン

【No.694】「今こそローカリズム・日本の祭シリーズ 第五弾 西枇杷島(にしびわじま)祭」

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J.I.メールニュース No.694 2015.02.26発行

「今こそローカリズム・日本の祭シリーズ 第五弾 西枇杷島(にしびわじま)祭」

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【1】<巻頭寄稿文>

「今こそローカリズム・日本の祭シリーズ 第五弾 西枇杷島(にしびわじま)祭」

至学館大学・伊達コミュニケーション研究所長 石田 芳弘

【2】<お知らせ>

(1) 第210回J.I.フォーラム  3月25日(水)開催

「統一地方選を『自分事』に ~投票はまちづくりの第一歩~」

(2) 自然資本経営論講座シンポジウム 「地域での自然資本経営」in 学士会館

(3) 地域医療シンポジウム
~これからの地域医療と公立病院のあり方を考える~ in 銚子市

(4) 「現場みらい塾」第2期、第3期募集開始

【3】<ご紹介>

(1) 説明会 新国立競技場建設の説明会

(2) 展覧会 東京駅開業百年記念 「東京駅100年の記憶」

(3) 講 座 松隈洋の近代建築入門 モダニズム建築から見えてくるもの

(4) コンサート 「花は咲く」では語れない今のフクシマを歌う

(5) 展覧会 尾形光琳300年忌 記念特別展 「光琳アート 光琳と現代美術」

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【1】「今こそローカリズム・日本の祭シリーズ 第五弾 西枇杷島(にしびわじま)祭」

至学館大学・伊達コミュニケーション研究所長 石田 芳弘

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この祭を尾張の人は「ニシビの祭」と呼ぶ。

枇杷島という地名の由来は面白い。町の境界を流れる庄内川の中州が枇杷の形に似てることからそう呼ばれるようになった。川を挟んで東側は名古屋市枇杷島町。従って、この「ニシビの祭」は、名古屋の空襲で全滅した那古野(なごの)神社東照宮祭の山車そのものである。

祭を主宰する神社は複数の氏神で、中心となる神社の顔が見えない。

旧西枇杷島町は人口1万6千人、面積3平方キロの小さな町だったが、美濃路街道の面影を残していること、その街道筋に尾張藩の台所「下小田井の市」があった歴史から、近郷近在には一つの個性を放ってきたコミュニティだ。ところが、平成の行財政改革とやらで三町が合併、清須市となり、「西枇杷島」という自治体名は消失し祭にその名を留めることとなった。

この祭の見どころはからくり人形と見た。

山崎構成氏の名著「曳山の人形戯」によると、曳山にからくり人形を乗せる祭の7割は中部圏にあるという。知多半島を北に列島を縦断し能登半島に至る文化の帯がこのからくり人形の祭の集積地帯だという。

因みに江戸時代、幕府は一種の軍縮政策で、あらゆる技術的な発明発見を禁じた。が、祭だけはさにあらず。理数系の才能は祭のからくり開発に覇を競った。その流れは関東では歌舞伎に向かい、関西では文楽に向かい、中部圏はからくりとして発達。今日中部圏の持ち味である、モノづくり、産業技術の土台となったという説を聞いたことがある。

西枇杷島祭のからくり人形の舞は、レベルが高かった。山車は全部で5台、すべて江戸末期の作であり、各町内の山車にはからくりの主人公の名前が付けられている。

橋詰町は王義之車、問屋町は頼朝車、東六軒町は泰亨(たいこう)車、西六軒町は紅塵車、圦西町は頼光車。

今年は橋詰町の幕を新調したというので解説を聞いた。前祭には簡単な紺幕、本祭には猩々緋の幕を飾る。山車の前に掛ける幕は王義之流の書が金刺繍で施され、山車中段の幕には金具で蝙蝠(こうもり)の図が描かれている。蝙蝠は福を呼ぶと言われ、町内の繁栄と幸せを願う象徴である。彫り物は江戸末期名古屋の彫師森藤九郎住永の作、屋根や高欄部は河甚作という。山車のことを「動く総合工芸品」と称するゆえんである。

ハイライトは王義之と2体の唐子人形。唐子とは唐(中国)風の格好をした子供のことであり、服装もまさに異国のファション。王義之※といい唐子といい、我々の先祖は故郷の神に異国の物語を奉納するわけだ。

日本列島は、ギリシャ・ローマ文明がシルクロードを経て西進し、中国文明を吸収してこの国へ至った最後の終着点だった。そして、江戸期に発達した都市の祭文化は、その爛熟だという見方もできる。

※中国、東晋の書家。書聖と称される。

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石田 芳弘(いしだ よしひろ)

愛知県議会議員、犬山市長、衆議院議員など、地方、中央の政治と行政を経験。特に教育、文化行政に力を入れた。「まちは生涯学習の最良の教室である」というのが持論であり、学校教育も生涯学習の一環であると考え、市民が教師の総合学習や全市博物館構想を推進。また、シンクタンクの研究員として先進国の地方議会を視察、研究。我が国地方議会も議院内閣制を導入すべしという、地方議会改革論議のオピニオンリーダーである。

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【2】(1) 第210回J.I.フォーラム  3月25日(水)開催

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「統一地方選を『自分事』に ~投票はまちづくりの第一歩~」

4月には統一地方選挙があります。日本中で首長や議員が選ばれるのです。

しかし投票率は昭和26年の約9割から前回の約5割まで低下し続けています。

つまり、私たちは地方自治を60年間にわたって「他人事」にし続けてきたのです。

実は市長や町長、地方議員などの権限は大きく、国会議員よりも私たちの生活に大きい影響を持っています。「他人事」の結果は地方政治・行政の劣化。ツケは自分たちに回ってきます。

これをどうやって「自分事」にしていくか、それぞれ異なる立場でユニークな地域活動をしている方々に議論していただきます。

◯日 時:平成27年3月25日(水)18:45~20:45(開場18:15)
(※日時変更あり)

◯会 場:日本財団ビル2階 大会議室  港区赤坂1-2-2 TEL 03-6229-5111

◯ゲスト:増澤 諒 「食べる政治」代表

安丸 国勝 福岡県大刀洗 町長    他

コーディネーター : 加藤 秀樹 構想日本 代表

◯主  催:構想日本

◯定  員:160名

◯参加費:一般 2,000円 / 学生 500円 (構想日本会員は無料です)
※学生の方は受付にて学生証をご提示ください。

◯懇親会参加費:4,000円(ご希望の方は下記懇親会参加に○をつけてください)
※ゲストを囲んで、下記の会場で懇親会を開催いたします。
「頤和園(いわえん)溜池山王店」
港区赤坂1-1-12 TEL 03-3584-4531

※フォーラムへのご参加は3月24日(火)18:00まで info@kosonippon.org
にお願いします。

なお、お申し込みの際の必要事項等詳細につきましては、HPを御覧ください。
( http://www.kosonippon.org/forum/index.php )
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*参加申し込みに関するお問い合せは、
事務局 木下明美まで。 TEL 03-5275-5607

*内容に関するお問い合せは、
伊藤/田中まで。    TEL 03-5275-5607
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(2) 自然資本経営論講座シンポジウム 「地域での自然資本経営」 in 学士会館

パネルディスカッションに、代表の加藤が登壇致します。

京都大学 自然資本経営論講座 シンポジウム『地域での自然資本経営』

◯日 時: 平成27年3月3日(火)17:00~19:20

◯会 場: 学士会館 210号室  千代田区神田錦町3-28 会場アクセス
http://www.gakushikaikan.co.jp/info/access.html

◯登壇者: 問題提起「地域社会の力を生み出す自然資本経営」
谷口 正次(京都大学経済学研究科特任教授/資源・環境ジャーナリスト)

講演「(仮) 森は海の恋人」畠山 重篤(NPO法人森は海の恋人理事長)

パネルディスカッション 「地域での自然資本経営」

畠山 重篤、加藤 秀樹(構想日本代表)、
吉澤 保幸 (【一社】場所文化フォーラム名誉理事)、
田中 克 (京都大学名誉教授)、
谷口 正次、植田 和弘(京都大学経済学研究科教授)

◯申 込: 京都大学経済学研究科自然資本ホームページで受付(先着順)
http://www.econ.kyoto-u.ac.jp/natural_capital/detail

◯参加費: 無料

◯主催 : 京都大学経済学研究科 自然資本経営論講座   共催 : 構想日本

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(3) 地域医療シンポジウム ~これからの地域医療と公立病院のあり方を考える~

生活習慣病の急増など、過去数十年で患者のニーズや行動は大きく変化しています。一方それに対する医療制度や病院の対応はまだまだです。高齢化に伴う医療、介護を一貫してみていくことの必要性、膨大かつ急増する医療費など、日本の医療制度の抜本改革はまったなしの状況です。

銚子市は、高齢化率が約41%で全国平均の約27%を大きく上回り(※1)、平均寿命は千葉県内でワースト1です。また市立病院への赤字補填が市財政を赤字に転落するほどの悪化の大きな要因となりました。

その”医療課題先端地域”である銚子市で、構想日本が協力し、シンポジウムを開催します。

第一部は財政破綻のため病院がなくなり診療所のみとなった夕張市で、むしろ寝たきりの老人がいなくなったなど、禍を転じて福とした例を元夕張市立診療所長の森田洋之さんに講演していただき、第二部は市長を始めとする銚子市の方たちと市立病院の今後のあり方などについて議論します。

地域の医療現場で奮闘している方、日本の医療問題を考えている方など、大いに参考となると思います。インターネット中継も実施予定です。

ぜひご覧ください。

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地域医療シンポジウム  ~これからの地域医療と公立病院のあり方を考える~

◯主 催 : 銚子市

◯後 援 : 千葉県、銚子市医師会、銚子市歯科医師会、銚子市薬剤師会

◯協 力 : 構想日本

◯日 時 : 平成27年3月1日(日)13:00~16:00

◯場 所 : 銚子市保健福祉センター(銚子市役所南側)

◯対 象 : 100名程度(事前申込み不要、入場無料)

詳細はこちらから
http://www.city.choshi.chiba.jp/sisei/siritubyouin/chiikiiryou_symposium.html
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(※1 銚子市は住民基本台帳(平成27年2月)より。全国平均は国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」より平成27年度の推計を抜粋。)

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(4)「現場みらい塾」第2期、第3期募集開始

政策シンクタンクPHP総研と共同で本年度スタートした「現場みらい塾」。受講生の満足度が高かったこともあり、来年度は第2期、第3期を開講することとしました。

自治体職員を主な対象としていますが、それ以外の方も参加可能です。是非お申込みください。

テーマ

「”自分事”からはじめる地方自治 ~現場目線で人口減少時代を突破する ~」。

人口減少時代に突入した今日。地域にとって最も必要なのは、直面するさまざまな課題を自分事として捉え、考え、行動できる人材です。前例踏襲を振り払い、マニュアル依存から抜け出して、課題解決と未来創造に挑戦する。そんな強い志をもち、現場で活躍できる地域リーダー人材を輩出することをめざします。

特 徴

1.地域経営の第一線で活躍している講師陣

2.最先端の政策や手法のトレンドを学びとる講義プログラム

3.自ら考え、取り組むことで体得する実践プログラム

スケジュールなど詳細はこちら

http://research.php.co.jp/event/2015/05/16.php

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【3】<ご紹介>

構想日本が応援している活動に関するお知らせです。
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(1) 説明会 新国立競技場建設の説明会

JSC主催の新国立競技場建設の説明会が開かれます。どなたでも参加可能です。

◇日 程:3月4日(水)19:00-21:00

◇会 場:津田ホール(千駄ヶ谷駅前)  http://tsudahall.com

◇主催・問合先:日本スポーツ振興センター http://www.jpnsport.go.jp

(2)展覧会 東京駅開業百年記念 「東京駅100年の記憶」(第199回J.I.フォーラム ゲスト 松隈洋様より)

3つの大学(鹿児島、日本、京都工芸繊維)の100名を越える学生たちが、東京駅と丸の内地区のジオラマ模型を制作しました。

ジオラマは、3つの時代(開業当時の1914年、50年後の1964年、100年後の現在)からできており、この街と私たちにとって、いつの時代が最も調和がとれていたのかを観客自ら見比べて考えてもらいたい、という願いが込められています。

移り変わる街の様子が、俯瞰できます。是非足をお運び下さい。

◇会 期:2014年12月13日(土)-2015年3月1日(日)※休館日ご注意下さい

◇会 場:東京丸の内・東京ステーションギャラリー

◇入館料:一般900円 高校・大学生700円 中学生以下無料
詳細はこちらから
http://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/201412_TOKYO_100.html

(3) 講 座 松隈洋の近代建築入門 モダニズム建築から見えてくるもの

20世紀に世界的なスケールで展開されたモダニズム建築とは、どのような歴史的背景と社会的要請から生まれたのか。

先駆者たちの仕事を通してわかりやすく概説します。

取りあげる建築家:ル・コルビュジエ,アントニン・レーモンド,前川國男,村野藤吾,ルイス・カーンほか

◇日 程 : 2015年2月28日(土)、3月1日(日)

◇会 場 : 京都造形芸術大学・東京外苑キャンパス

◇申 込 : 要予約 *詳細は右記サイトをごらんください。
https://gakusha.jp/apps/course/detail/1441034/

(4)「花は咲く」では語れない今のフクシマを歌う

3.11の忌まわしい事故から3年近くが過ぎ、解決の糸口すら見いだせていないのに、世の中の流れは原発事故を忘れてしまった
ような雰囲気が様々な手法で醸し出されています。

このような現状に私たちは「花は咲けども」という歌を作り歌い始めました。

原発事故によって故郷を追われた人たちの心、首都圏と地方の関係をテーマにしたこの歌。

どなたでも入場出来ますのでぜひ応援に来て下さい。議員会館受付で担当者がお待ち致します。

◇3月2日(月)午後1時30分から 参議院議員会館1F 102会議室

◇入場無料  午後1時から議員会館受付で担当者が入場券を配布します。

◇アクセス 地下鉄東京メトロ有楽町線永田町駅1番出口からすぐです。

詳細はこちらから http://www.kageboushi.jp/
当日の連絡は090-3124-3386影法師遠藤まで

☆あなたもぜひ「花は咲けどもプロジェクト」にご参加下さい。

「花は咲けども」を歌ってくれる人を募集します。

(5)「尾形光琳300年忌 記念特別展 光琳アート 光琳と現代美術」

本年平成27年は尾形光琳没後300年にあたり、当館では光琳の二大傑作である国宝「燕子花図屏風」と国宝「紅白梅図屏風」を同時に展観する尾形光琳300年忌特別展を開催します。二大国宝が一堂に会するのは56年ぶりのこととなります。

この機会にMOA美術館で、一日ごゆっくりとお過ごしください。

◇会 期:2015年2月4日(水)- 3月3日(火)

◇場 所:MOA美術館 静岡県熱海市桃山町26-2 TEL:0557-84-2511

◇開 館:午前9時30分~午後4時30分(入館は午後4時まで)

◇休 館:会期中はなし

◇展示観覧料:大人1,600円/高大生800円(要学生証)/中学生以下 無料

65才以上 1200円(要証明書) http://www.moaart.or.jp

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