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【No.776】「聞き書き」で庶民一人ひとりの人生を記録する 社会活動としての聞き書きの可能性

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J.I.メールニュース No.776 2016.09.29 発行

「聞き書き」で庶民一人ひとりの人生を記録する

社会活動としての聞き書きの可能性

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【1】<巻頭寄稿文>

「聞き書き」で庶民一人ひとりの人生を記録する

社会活動としての聞き書きの可能性

ちば聞き書き隊 主宰 フリーライター   野口 いずみ

【2】<お知らせ>

(1) 第229回J.I.フォーラム  10月27日(木)開催

(2) 今後の構想日本の活動

(3) Yahoo!ニュースオーサー記事更新

(4)「現場みらい塾」 第4期 7月~11月 計4回開講中 申し込みできます

【3】<構想日本の取組>

(1) 兵庫県 加古川市の事業仕分け

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【1】 「聞き書き」で庶民一人ひとりの人生を記録する

社会活動としての聞き書きの可能性

ちば聞き書き隊 主宰 フリーライター   野口 いずみ

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2度の魚雷攻撃を受けながらもニューギニアに出兵、終戦までの1年間ジャングルの中を極限の飢餓状態で彷徨し、累々と横たわる戦友の屍を脳裏に焼き付け、奇跡的に帰還した方の戦争体験談を冊子にしたことがある。

「父がこのような体験をしていたことを、全く知りませんでした。私たち子どもには一度も語ることなく逝去しましたが、作っていただいた冊子のおかげで知ることができ、一言お礼を申し上げたくて」という内容の電話を頂戴した。

私たちの活動の背を押してくれるのに十分な出来事だった。

聞き書きは、文章の書き方の1方法で、話し手の語り口を活かして、文章化する。

<私の家は5代前から千葉市の稲毛です。埋め立て前の、東京から海水浴客が大勢来てた頃からね。>といった具合だ。

全体の構成を考えたり、自分の考えや意見を挟んだりする必要がないため、文章を書くことが苦手だという人でも、取っ付き易い。

とは言え、話し言葉をそのまま文字にしたのでは読み難いし、時として論旨があやふやになるので、「読んで分かりやすく、正確に伝わる文章」にする必要がある。冊子にして、他者に読んでもらうことを前提にするとなると、なおのことだ。この作業が文章を書く練習になる。

ちば聞き書き隊発足は、千葉市の外郭団体が主催したインタビュー内容を文章化する講座で、私が講師を勤めたのが端緒だ。面白いので続けたいと有志からの要望があった。

だが、発表する媒体もなく、インタビューをして文章を書くのが素人だというのでは、取材協力者に何のメリットもない。どうしたものかと思いあぐね、たどり着いたのが、聞き書きボランティアの活動だった。

高齢者に生い立ちを語ってもらい、文章化し、冊子にして語り手に渡す。昔の暮らしぶり、地域の歴史が織り込まれた個人史だ。祖父母が、自分の親や祖父母の思い出を語れば、それを読んだ孫は、自分より4代前の、顔は知らぬ先祖とつながることができる。

東日本大震災で津波の甚大な被害があった岩手県大槌町の出身で、故郷の祭りや食べ物について語ってくれた方がいた。伝統行事や日常食の様子を書き残すことができる。

こうして知り得たことを、社会的に活かす。例えば地域起こしのイベントに発展させたり、伝統行事を再興させたりする資料にならないだろうか。

聞き書きは、様々な社会的活動につなげられるのではないかと考えている。

現在、全国に聞き書きボランティアの活動を行っている団体があり、高校生たちが、日本の農山漁村に伝えられてきた先人の知恵や技を聞き書きする「聞き書き甲子園」なる活動もある。

また介護職や医療関係者の中に、高齢者が過去を思い出し語ることで、様々な効用があると着目し、熱心に取り組んでいる人がいると聞く。ここで聞き書きの指導をしているのが小田豊二氏で、私の仕事上の上司だったという縁で、当方の顧問もお願いしている。

先日、長野県小諸市で聞き書き活動を行っているグループから、アドバイザーとしての参加を求められ、交流を持った。

聞き書きによって、世代を超えて人と人とが出会い、交流が生まれる。

語り手も、聞き書き手も得るものがある。

この活動の裾野を広げていきたいと思っている。

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野口 いずみ (のぐち いずみ)

1955年東京都生まれ。日本女子大学文学部卒業。
光文社契約記者を経て、インタビュー記事を主に執筆するフリーライター。2010年千葉市女性センター(現・男女参画センター)主催「聞き書き実践講座」講師 のほか、千葉市生涯学習センター、大学生涯学習センターなどで「聞き書き入門講座」講師 ちば聞き書き隊主宰 http://chiba-kikigaki.net/

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【2】(1) 第229回J.I.フォーラム  10月27日 開催

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『遺言』 言い残したいこと、言い残して欲しいこと

いきなり年齢のことで恐縮ですが、ゲスト3人の合計は約250才。

みなさん小さな村、町で長年暮らし、地域の切り盛りをやってこられた方です。田舎での暮らし、首長としての決断や覚悟などを通して、多くの知恵を持つ「賢者」です。

生きること、地域、そして行政、政治について、私たちは250年分の知恵と哲学を引き継ぎ、世の中に生かしたいと思います。

◯日 時:平成28年10月27日(木)  18:30~20:30 (開場18:00)

◯会 場:アルカディア市ヶ谷 7階 「琴平」 (千代田区九段北4丁目2番25号)TEL 03-3261-9921

http://www.arcadia-jp.org/access.htm

※場所にご注意ください

◯ゲスト:伊藤 喜平 (長野県下條村 前村長)

高橋 彦芳 (長野県栄村 前村長)

根本 良一 (福島県矢祭町 前町長)

◯コーディネーター:加藤 秀樹(構想日本代表)

◯主 催:構想日本

◯定 員:100名

◯参加費:一般 2,000円 / 学生 500円 (構想日本会員は無料です)
※学生の方は受付にて学生証をご提示ください。

◯懇親会参加費:4,000円(ご希望の方は懇親会参加とお申込み時に明記して下さい)
※フォーラム終了後、ゲストを囲んで、懇親会を開催いたします。

アルカディア市ヶ谷  1階 レストラン

※フォーラムへのご参加は10月27日(木)12:00まで info@kosonippon.org  にお願いします。

お申し込みはこちらから http://www.kosonippon.org/forum/index.php

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(2)《今後の構想日本の活動》

10月 1日(土)、 2日(日)兵庫県 加古川市 「加古川市公開事業評価」 ※下記に詳細あり

10月 7日(金)茨城県 那珂市 第3回「外部評価委員会」

10月15日(土)、16日(日)広島県 三原市 「三原市事業レビュー」

10月21日(金)茨城県 那珂市 第4回「外部評価委員会」

今年度の構想日本の『事業仕分け・住民協議会・施設仕分け実施一覧』詳細は、以下のURLよりご覧いただけます。

2016年の事業仕分け、住民協議会、施設仕分け実施一覧

《その他》

2016年4月~隔週月曜日 京都大学経済学研究科・経済学部 特殊講義「公共経営論1」 (代表 加藤秀樹)

2016年9月~毎週木曜日 法政大学 「NPO論」講義 (総括ディレクター伊藤伸)

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(3)Yahoo!ニュースオーサー記事更新!

Yahooニュースにオーサーとして投稿している記事が更新されました。ぜひ御覧ください。

ディレクター 伊藤伸

◇8月21日 山本美香さんの死から4年。世界情勢は良くなっただろうか?

http://bylines.news.yahoo.co.jp/itoshin/20160821-00061340/

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(4)「現場みらい塾(構想日本×PHP総研)」

第4期 開講中 各回単発の申し込みもできます

税収、人口の奪い合い(=ゼロサム)ではなく、プラスサムを!

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人口減少、高齢化、不十分な予算と人員など、自治体にとってはますます厳しい時代です。政府の「地方創生」も続きそうにありません。

自治体間で税金や人口の奪い合いをするのはゼロサム、つまり持続可能ではありません。

それでも、視点を変え、従来の延長線上で考えることをやめると、解決策が見えてくるのです。

この塾は、従来型の研修ではありません。自治体のどの仕事にも応用できる、「知恵の出し方を身につけるトレーニングの場」です。

他自治体の職員、議員、民間人と一緒に半年間議論し、学び合うゼミ形式のプログラムです。受講生はこれまでに約70名。

問題意識の高い自治体職員、議員のネットワークも大きい財産です。

ここから日本が変わります。

― 第4期カリキュラム ―  ※現時点の予定ですので、変更の可能性があります。

【内 容】

第4回:11月5日(土)13:00~18:30、6日(日)10:00~16:00
実践:模擬事業仕分け2/チームで体験する
実践:事業シートプレゼンテーション/発表から体得する
セッション:「『わたしのまち』と一人称で呼んでもらえる町を目指して(仮)」
筒井 敏行 〔香川県三木町 町長〕
実践:締めくくり総括ディスカッション

【応募資格】
地域をよりよくしたいという情熱を持ち、地域の課題解決と未来創造のために、自ら考え行動する意志のある人

【募集人員】 50名程度

【会  場】  PHP総研会議室
(江東区豊洲5-6-52 NBF豊洲キャナルフロント11階)

【参 加 費】  各回:10,000円(税込)※旅費・食費等は含まれません

【応募手続き】

現場みらい塾申込みサイト(以下のリンク先)に入力し送信

https://docs.google.com/forms/d/1AaZhsGk6sCIS-UEOtw_VWMgdL6elYrMxwr8UuBAn7dY/viewform

定員に達し次第、締め切らせていただきます。

【お問い合わせ】

構想日本:小川、永由 TEL:03‐5275‐5607、Email:info@kosonippon.org
PHP総研 :皆川      TEL:03‐3520‐9612、Email:genba-mirai@php.co.jp

その他詳細はこちら http://www.kosonippon.org/project/detail.php?id=713

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【3】<構想日本の取組>

(1) 兵庫県 加古川市の事業仕分け

「公開事業評価」 10月1日(土)・2(日)開催

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★加古川市の特徴★

◯岡田康裕市長就任以来、強いリーダーシップと市民の高い支持で3年連続の開催

◯市職員の説明や評価結果の実行状況などは全国の自治体の中でもトップクラス

◯無作為抽出で選ばれた「市民評価員」約40名が参加

【対象事業】
◯BAN-BANラジオ事業
◯核兵器廃絶都市宣言事業
◯戦没者遺族援護事業
◯未利用農地等活性化対策事業
◯ごみ減量化啓発事業
◯子育て支援予防接種助成事業
◯女性消防団活動事業
◯読書啓発事業

無作為抽出の市民に対象事業の候補についてアンケートをとり、それをもとに選定した8事業。

※対象事業費総額 約2億2,830万円
(平成28年度一般会計予算 837億8,000万円)

【議論のし方と参加者】
構想日本仕分け人チームと説明者(加古川市職員)が議論し、それを聞いたうえで市民評価員が対象事業の評価を行う。

※市民評価員:無作為に抽出した住民1,500人から選ばれた約40名。

【日  時】  10月1日(土)9:00~16:20(予定)
10月2日(日)9:00~16:20(予定)

【会  場】  加古川市役所 新館10階 大会議室(兵庫県加古川市加古川町北在家2000)

【入 場 料】  無料 (どなたでも傍聴できます)

※詳細は、加古川市ホームページでもご覧いただけます。
http://www.city.kakogawa.lg.jp/shiseijoho/kakogawashinoseisakuzaisei/kokaijigyohyoka/1474880713275.html

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