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【No.83】「実践 子育て中」

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「実践 子育て中」
JIメールニュースNo.83  2003.1.31
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■■ 目次 ■■
《現場の声》「実践 子育て中」
構想日本事務局スタッフ  木下 明美

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《現場の声》「実践 子育て中」
構想日本事務局スタッフ  木下 明美

哺乳類の特徴として、成長の段階で必ず”じゃれつきあい”をするとい
います。人間にももちろん当てはまることで、兄弟、友達、そして親子
が抱きついたり、馬乗りやプロレスごっこなどで身体を強固に接触しあ
うことが、成長や自立には必須のことなのだそうです。
昨今、幼稚園や保育所で”じゃれつき保育”を謳っているところがたく
さんあり、また、講座として教えるところもあります。
もっとすごいと思ったのは、つい最近知った”親業”なる言葉で、私が
所属するPTAの会合で、一人のお父さんの「私たちは親業を学習してい
ない・・・」発言でした。なんとこれもインターネットで検索したら、
親教育の講座や講演がいたるところであるではないですか。
いったいいつから哺乳類として当たり前のことを、用意してもらった
り、わざわざ教えてもらったりしなければならないようになってしまっ
たのでしょうか。”親業”なるのものを、自分から求めて学ばなくてはな
らなくなったのでしょうか。昔の親はどうしていたのでしょうか?
それもこれも、子供がだんだん少なくなっていることにも大きな原因
があるのではないのかなと、ついつい思ってしまいます。

急速な少子化現象には、日々色々なことを考えさせられます。社会が
進展して、都市でも農村でも、子供を多数持つことの恩恵はあまりあり
ません。出産は女性に確実に負担を強いますし、子育てよりも現在の自
分の幸福を追求することに遠慮はいりません。子供がいても自分たちの
老後の保障には役にも立ちそうにありませんし、この頃は特に子供の未
来への「投資」に明け暮れるようなことになってしまっています。

時世に反して我が家には息子が5人いますが、顧みればまるで犬コロ
や猫の子のように、もちゃもちゃとよく絡まりあい、激しくけんかをし
ながら育ちました。黙っていてもまさに”じゃれつき保育”そのままでし
た。親は、息子たちに関わるたくさんの人たちに、たくさんのことを教
わりながら、夫婦ともに親として成長してきたと思っています。
ある朝、子ども達を学校に送り出して出勤前の慌ただしい最中、ふと
テレビに目と耳がくぎづけになってしまいました。NHKで、出生率が上
昇しているというフランスの子育て支援政策についてレポートしていた
のです。数値の記憶には自信がありませんが、4人の子どもを育てる一
家が登場し、末の子どもはまだ乳児、母親は学校で教師をしており、勤
務日数や時間を選べます。この母親は4人の子どもを育てながらずっと
働きつづけているということでした。子どもを育てながら働くのは日本
でもめずらしくありませんが、少し驚いたのは、子どもが食べることと
着る物は国からの支援で何とかなる…とこの母親がコメントしたことで
す。フランスでは子どもを産めば産むほど、様々な支援があり、最大で
十幾つもの経済的な支援をうけることができると支局員が結んでいまし
た。我が家の息子5人は、大学生が2人、高3、中3、中1で、ご多分
にもれず教育費でゼイゼイ言っているし、良く食べるし!!。フランス
のこの例が、国の政策としていいかどうかはよくわかりませんが、なん
ともうらやましいお話でした。

下の3人はおんぶして抱っこして手を引いて、上の2人はその母親の
あとを一所懸命ついて来ました。ネジリハチマキで頑張って、大変大変
といいながらあっと言う間、思い返せば小さな人達との喜びに満ち溢れ
た毎日でした。今は大きくなった息子達と、ちょっと違ったバトルを丁
丁発止でやりあって楽しんでいます。子どもが複数いることは、子供に
託す将来の夢や楽しみが限りなく広がることだと毎日実感しています。
国全体で少子化対策について議論することも必要ですが、もう一度原
点に立ち戻って「家族」とか「育児」の観点から考えてみてはどうでし
ょうか。「人間様」を尻目に動物たちは当たり前に立派な子育てをして
いるのですから。
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