メールマガジン

【 No.830】「今こそローカリズム・日本の祭シリーズ 第二十九弾 祭について(2)」

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J.I.メールニュース No.830 2017.10.19 発行

「今こそローカリズム・日本の祭シリーズ 第二十九弾 祭について(2)」

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【1】<巻頭寄稿文>

「今こそローカリズム・日本の祭シリーズ 第二十九弾 祭について(2)」

至学館大学・伊達コミュニケーション研究所長  石田 芳弘

【2】<お知らせ>

(1) 第240回J.I.フォーラム  10月25日(水)

北朝鮮問題から日本の安全保障、国際政治を考える

~本当に考えないといけないことは何か~

(2) 平成29年度 滋賀県 大津市事業レビュー

10月21日(土)

(3) 群馬県 太田市で初開催 構想日本式「住民協議会」

10月28日(土)

(4) その他の構想日本の活動

【3】<ご紹介>

(1) 第6回日本麻フェスティバル in鹿沼

(2) まなびじま奥尻へ ~島留学~「北海道 奥尻高等学校」平成30年度生募集

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【1】 「今こそローカリズム・日本の祭シリーズ 第二十九弾 祭について(2)」

至学館大学・伊達コミュニケーション研究所長  石田 芳弘

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昨年末、33の祭がユネスコの無形文化遺産に登録された。犬山祭もその一つである。

犬山祭は城下町の産土(うぶすな)、針綱神社の例祭であるから、城下町のど真ん中生まれの私は祭とともに育った。県会議員になった時、祭保存会会長になり、犬山市長の時、市役所に文化財課を新設し、犬山祭は国指定重要無形民俗文化財に昇格できた。

本居宣長は「古事記伝」で、政事(まつりごと)と祭事(まつりごと)は語源が一緒であり、政事は天皇に仕え奉ること、祭事は神に仕え奉ることであると記している。

だから私は政治と犬山祭をシンクロさせ、意識的に祭の仕事に打ち込んだ。(現在日本の主権者は国民であるから、政治とは国民に仕え奉ることであると思っているは言うまでもないが)

私は祭の中から政治家として多くのものを学んできたし、祭も私の人生に多くのものを与えてくれた。その経験から祭を深く観察すると日本人の生き方がわかるという結論に達し、現在至学館大学で祭とコミュニティの研究所を主宰、祭の実践と考察を続けている。

日本の伝統的な祭は、哲学、宗教、民俗、社会、歴史、政治等々実に多くの視座を持つが、何より私が強調したいのは、祭は日本人の信仰心について鏡のような存在ということだ。

民俗学のパイオニア折口信夫は、愛知県東三河の花祭をじっと観察し、そこに縄文人を見たと述べている。闇から光が増す冬至の明け方を境に、死者が蘇る先祖崇拝の信仰心が山間の自然の中に溶け込んだ、神秘性に圧倒される祭だ。

稲沢国府宮の裸祭を見るがいい。古神道の教義は禊と祓いの二つであるが、真裸の神男に触れることによって厄を祓う究極の日本の信仰心を表現した実にダイナミックな祭である。

わが犬山祭は平安京の祇園御霊会をルーツとする中世都市の疫病退散厄祓い行事である。祭の磁力は野生への情念であり、ポストモダン(脱近代)の実践である。

先日、遠藤周作の原作をハリウッドで映画化した「沈黙」を鑑賞した。江戸時代、キリスト教徒の受難を描いた人間の精神世界の物語だが「キリスト教は日本の土壌に会わない」というセリフがあった。欧米の一神教と我が国の多神教について多くを語る余白はないが、日本の祭を知る限り、この信仰心の神学的差異は決定打のような気がする。

何よりも強調したいのは、日本人は元来自然や他者とのつながりの中で自分の存在と人生を捉えてきた。欧米の一神教世界は人間の個の強い意志力、個人の理性に社会の原点を置く。最近話題になった除夜の鐘がうるさいとか保育園の子供の声がやかましいという発言は欧米の個の世界の発想であり、つながりの中に生きる日本民族には元来なかった発想である。

日本の祭の持つ多面性の中から、日本的コミュニティ共同体を形成する点を重要視し、迫り来るグローバル経済とポピュリズム政治からの日本社会崩壊の防波堤にしたい。

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石田 芳弘(いしだ よしひろ)

愛知県議会議員、犬山市長、衆議院議員など、地方、中央の政治と行政を経験。特に教育、文化行政に力を入れた。「まちは生涯学習の最良の教室である」というのが持論であり、学校教育も生涯学習の一環であると考え、市民が教師の総合学習や全市博物館構想を推進。また、シンクタンクの研究員として先進国の地方議会を視察、研究。我が国地方議会も議院内閣制を導入すべしという、地方議会改革論議のオピニオンリーダーである。

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*みなさんのご意見をお待ちしています。(800字以内でお願いします)
info@kosonippon.org
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【2】(1) 第240回J.I.フォーラム  10月25日(水)

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北朝鮮問題から日本の安全保障、国際政治を考える

~本当に考えないといけないことは何か~

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北朝鮮のミサイル、核がテレビなどで大きな話題になっていますが、大方がワイドショー的なノリです。この機会に日本の安全保障を具体的に考えてみよう、トランプ発言の背後にあるアメリカや中国の本当の意図、国際政治の実態を真剣に考えてみよう、といった姿勢は見られません。

そこで、今回のフォーラムは、お2人のプロを迎えて、北朝鮮問題を入口に、日本が直面している安全保障の現状や国際政治について深いレベルで議論して頂きます。

◯日 時: 2017年 10月25日(水) 18:30~20:30(開場18:00)

◯会 場: 日本財団ビル2階 大会議室  港区赤坂1-2-2 TEL 03-6229-5111

※場所にご注意下さい

◯ゲスト: 石破 茂 (前衆議院議員/元地方創生・国家戦略特別区域担当大臣)

伊藤 俊幸 (金沢工業大学虎ノ門大学院教授/元海将)

◯コーディネーター : 加藤 秀樹(構想日本代表)

◯主  催 : 構想日本

◯定  員 : 160名

◯参加費 : 一般 2,000円 / 学生 500円 (構想日本会員は無料です)
※学生の方は受付にて学生証をご提示ください。

☆ 今回は懇親会はございません。

※フォーラムへのご参加は10月25日(水)12:00まで info@kosonippon.org  にお願いします。

HPからのお申し込みはこちら http://www.kosonippon.org/forum/index.php

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*参加申し込みに関するお問い合せは、
事務局 堺/稲垣まで。 TEL 03-5275-5607

*内容に関するお問い合せは、
伊藤/田中まで。    TEL 03-5275-5607
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<今後の日程>

11月のフォーラム は 11月15日(水) 於:日本財団ビル2階

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(2) 平成29年度 滋賀県 大津市事業レビュー

10月21日(土)

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★大津市の特徴★

1.平成20年から3年間事業仕分けを実施。今年は7年ぶりの実施だが初めて無作為に選んだ市民が評価を行う「市民判定人方式」を採用

2.「市民評価員」は無作為に選んだ市民約2,800名の中から、応募のあった51名のうち、約4割が女性であることが特徴

3.レビュー結果の反映に重点を置き、構想日本も協力をしてフォローアップを実施する

― 開催概要 ―

【対象事業】

第1会場(新館7階 大会議室)
〇多文化共生・国際交流の推進施策
〇自治会育成事業
〇自転車駐車場管理運営事業費
〇子ども医療費助成事業
〇し尿処理事業推進費
〇市役所開庁時間の見直し

第2会場(新館7階 特別会議室)
〇商店街活き活き対策事業
〇鳥獣害対策強化事業
〇小中学校ICT整備事業
〇耐震改修促進事業
〇障害者移動支援事業費
〇福祉バス運行事業

※対象事業費総額 約10億3,910万円
(平成29年度一般会計予算1,011億6,400万円)

【議論のし方と参加者】
構想日本が選定する委員と大津市行政改革推進委員が、外部審議委員として説明者(大津市職員)と議論し、その議論を聞いたうえで市民評価員が対象事業の評価を行う。

※市民評価員:無作為に選んだ住民約2,800名から応募のあった計51名。

<外部審議委員・コーディネーター>
〇第1会場
コーディネーター:伊藤 伸(構想日本 総括ディレクター)
外部審議委員  :足立 泰美 (甲南大学経済学部 准教授)
佐藤 幹子 (名古屋市 総務局企画部大都市・広域行政推進室 主事)
篠田 一也 (市原市 経済部 次長)
土江田 雅史(土江田会計事務所 公認会計士)
前川 拓郎 (あさひパートナーズ法律事務所 弁護士)

〇第2会場
コーディネーター:石井 聡(逗子市 経営企画部 参事)
外部審議委員  :赤井 伸郎 (大阪大学国際公共政策研究科教授、大津市財政アドバイザー)
伊賀 恵  (ふりはた綜合法律事務所 弁護士)
高橋 信治 (公募)
福田 誠  (財務省 理財局 国有財産企画課 政府出資室 室長)
前川 英樹 (新日本有限責任監査法人 公認会計士)

【日 時】   10月21日(土)9:30 ~17:00 ※9:30~9:40 開会式

【会 場】   大津市役所 新館7階 大会議室、特別会議室
(滋賀県大津市御陵町3-1)
※会場に関するお問い合わせは、大津市役所(電話:077-523-1234)まで

【入場料】   無 料(事前登録不要、途中入退室可、どなたでも傍聴できます。)

【主 催】   大津市

【協 力】   構想日本

※詳細は大津市ホームページからご覧いただけます。
また、事業レビュー当日は、会議の様子(第1会場のみ)をインターネット中継でご覧いただけます。
http://www.city.otsu.lg.jp/kanko/event/1506647801913.html

お問い合せ:構想日本 伊藤/中岡
TEL:03-5275-5607、email : shiwake@kosonippon.org

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(3) 群馬県 太田市で初開催 構想日本式「住民協議会」

10月28日(土) 太田市「住民協議会」第4回

「健康」に暮らすための身近な課題を住民達が議論

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「健康づくり」という誰もが関心のあるテーマについて、行政のおしきせではなく、住民自身が考え、議論します。

自分や地域の現状を知り、意見を出し合うことで、意見が違う住民同士の相互理解が深まり、行政が従来の「他人事」から「自分事」に変わっていく様子がよくわかります。

市民が自らどんどん議論する民主主義の新しい形のスタートです。 是非傍聴にお越しください。

★今回の取組みの特徴★

1.市が無作為に選んだ、一般市民の代表50名が参加(10代から70代が議論)

2.3ヵ月で4回という短期集中で市民の意見を集約

3.世代を超えて「健康」をテーマに、人づきあい、食事、心の健康、高齢者や現役世代の健康対策など身近な課題を議論

【日 時】 10月28日(土)14:00~17:00 (とりまとめの議論)

【参加者】 太田市住民協議会委員(太田市民50名)★
コーディネーター(論点整理役、構想日本より派遣)
太田市職員

★無作為に選んだ市民1,500名に案内を送付し、応募のあった50名。

【会 場】 太田市役所 3階大会議室 6階・1階会議室 (太田市浜町2番35号)
※会場についてのお問い合わせは、太田市企画政策課企画政策係まで(0276-47-1892)

【入場料】 無 料(事前登録不要、途中入退室可、どなたでも傍聴できます。)

【主 催】 太田市

【協 力】 構想日本

※詳細は、太田市ホームページでもご覧いただけます。
http://www.city.ota.gunma.jp/005gyosei/0020-001kikaku-kikaku/2017-0710-jk.html

お問い合せ:構想日本 伊藤/町田
TEL:03-5275-5607、email:shiwake@kosonippon.org

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(4) その他の構想日本の活動

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2017年10月~隔週月曜日 京都大学経済学研究科・経済学部 特殊講義「公共経営論2」(代表 加藤秀樹)

公共政策の各論を毎回ゲストの講義で進めます。次回は、山折哲雄氏(国際日本文化研究センター名誉教授)、松井孝典氏(千葉工業大学惑星探査研究センター所長)。

2017年9月~隔週木曜日  法政大学「NPO論 II」(総括ディレクター 伊藤伸)

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【3】<ご紹介>

構想日本が注目している活動をご紹介いたします。

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(1) 第6回日本麻フェスティバルin鹿沼

日本麻振興会は、日本各地に伝わる麻に関する伝統文化・生活の中で伝えられてきた技術を後世に伝え、また、麻に係わる産業の振興に寄与することを目的として設立された団体です。

理事長は、国内麻生産の90%以上を占める栃木県鹿沼市の麻農家七代目である大森 由久(おおもり よしひさ)氏です。日本麻振興会は、理事長の大森氏を含めた5人の設立発起人により2012年4月に設立されました。この5人の設立発起人はいずれも麻を栽培する農家です。

◯日 時 平成29年10月21日(土)・22日(日)

◯内 容

21日(土)基調講演「麻と人の関わり」

栃木県立博物館 篠崎茂雄氏

フォーラム「麻に関する伝統文化を次世代へ」

パネラー 田中由美子氏、関根孝善氏、若園和朗氏、山口茂氏
コーディネーター 大森由久氏

22日(日)講演「大嘗祭と麁服(あらたえ)神事」

三木信夫氏

演奏 自然と四季をテーマのオリジナル演奏

武蔵太鼓 上 敬之氏

◯主催者:日本麻振興会 大森由久氏 FAX 0289-84-8512
〒328-0212 栃木県鹿沼市下永野600-1 お問い合わせは郵便又はFAX。

◯会 場 鹿沼市粟野勤労者体育センター(旧粟野中学校)
鹿沼市粟野勤労者体育センター:栃木県鹿沼市口粟野1777-1
(旧粟野中学校:栃木県鹿沼市口粟野1812)

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(2) まなびじま奥尻へ ~島留学~「北海道 奥尻高等学校」平成30年度生募集

高校生という3年間を、大自然の中で、自分の中の新しい可能性を探してみませんか
海に囲まれた離島 この島にしかないもの、この島でしか出来ないこと
「奥尻島」はまるごと学校 地域と連携をとりながら様々な実践を進めていきます

生徒募集説明会:

◇札幌会場 10/21(土)9:30~11:00 かでる2・7 10F

◇函館会場 10/21(土)17:30~19:00 ホテル リソル函館3F

ご参加の際は事前に、奥尻町教育委員会(電話01397-2-3890)へご連絡下さい
詳細 →http://www.town.okushiri.lg.jp/highschool/

◇島留学の例:海に囲まれ、少数精鋭で勉学に集中できる最高の学習環境
スクーバダイビングの資格が取れ、潜水士の資格にも挑戦できる
ENGLISH SALOONで高い英語力を身につけられる
1つの国のような「島」で、地域振興を研究、実践できる
島おや・島おじ島おばが全力サポート。ほぼマンツーマンの進路指導。

島留学には様々な助成もあります。是非一度ご検討下さい。

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