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【No.843】「なぜ日本郵政と商工中金の運用戦略は失敗したのか(1)完全民営化へのロードマップ」

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J.I.メールニュース No.843 2018.01.25  発行

「なぜ日本郵政と商工中金の運用戦略は失敗したのか(1)

完全民営化へのロードマップ」

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【1】<巻頭寄稿文>

「なぜ日本郵政と商工中金の運用戦略は失敗したのか(1)

完全民営化へのロードマップ」

京都大学経済学研究科・経済学部  特任教授  宇野 輝

【2】<お知らせ>

(1) 第244回J.I.フォーラム

「働き方」改革よりも「働くこと」の改革

(2) 住民協議会発祥の町・福岡県大刀洗町

住民協議会第6弾 テーマは「防災」

(3) その他の構想日本の活動

【3】<ご紹介>

田中 陽子さん 暮らしのクラフト ゆずりは  南青山・蔦サロン

【4】<構想日本より、アンケートのお願い>

J.I.フォーラムを深化させるために 皆さまへ お願い

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【1】「なぜ日本郵政と商工中金の運用戦略は失敗したのか(1)

完全民営化へのロードマップ」

京都大学経済学研究科・経済学部  特任教授  宇野 輝

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平成17年特殊法人改革法が成立し、同じ時期に郵政民営化法や商工中金法が成立した。

その目的は肥大化した官製金融が制度疲労を起こしたため、自由で公正な金融市場を取り戻すことであった。

しかし、この特殊法人改革は形式的な民営化に終わってしまっている。民営化がスタートして既に12年になるが、当初の完全民営化への道筋も消え、経営方針が明確になっていない状態が続いている。

平成29年3月期に日本郵政(株)はオーストラリアの物流会社トールホールディングスへの投資失敗により、4千億円の損失を計上した。

一方、平成29年10月商工中金は「危機対応融資制度※1」の融資額嵩上げのために、取引先企業の財務内容を改ざん等の不正な融資を97支店の4,609口座に対して行い、融資実行額は2,646億円であったとの調査報告を行った。
※1 東日本大震災等などが発生した際に、政府が商工中金などを通じて企業に低利で融資を行う制度。

この二つの事態に対し、平成29年6月10日の日本経済新聞は問題解決のために何をなすべきかという記事を掲載した。

「日本郵政についてはトールホールディングの経費削減による経営改善策や、日本郵便が抱えるジリ貧的な収益構造に対処するために、新たなM&A戦略強化策について提言した。商工中金については危機対応融資制度の見直しや、不正の温床となった営業ノルマ・計数目標による業績評価の停止と、コンプライアンス研修の強化策を提言した。」

しかしながら、本稿では日本経済新聞が提言する改善策は次善の策であって、これらの問題は特殊法人等の改革が道半ばで放置されたため、起こるべくして起こった官製金融※2の運用の仕組みに起因していることを明確にしたい。
※2 日本政策投資銀行(政府100%出資)など、政府系の政策金融機関が提供する金融サービスのこと。金融危機への対応で融資額・資産規模が拡大している。

日本郵政株式会社は、日本郵便、ゆうちょ銀行、かんぽ生命などからなる郵政グループの持株会社(事業の支配を目的として、ほかの会社の株式を保有する会社)である。

日本郵政(株)は、投資や日本郵便の収益改善に必要な資金を、ゆうちょ銀行やかんぽ生命の金融収益に依存している。

このため、郵政グループ間の取引には、不透明な資金移動が見受けられる等問題が多い。

商工中金については、今回問題となった「危機対応融資制度」の不正融資は、政府の強引な経営への人事介入や「株式会社商工組合中央金庫法」の度重なる法改正により、完全民営化(上場)への道を閉ざしたことで、引き起こされたものである。これらの問題点を実証分析し改善策を論じたい。

その上で、ゆうちょ銀行や商工中金が民間金融機関と同じ市場で公平に競争できるよう、完全民営化へのロードマップを示す。

(2)へ つづく

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宇野 輝 (うの あきら)

京都市出身。京都大学経済学部卒業後、住友銀行に入行。住友銀行取締役。三井住友カード副社長、SMBCコンサルティング会長を経て平成18年日本郵政(株)執行役員となり郵政民営化に従事。ゆうちょ銀行常務執行役退任後、平成22年より京都大学経済学部特任教授「官製金融と民間金融概論」の講義を担当。平成23年京都大学大学院経済学研究科フェローの称号を授与され現在に至る。
現在の役職:DMG森精機(株)顧問、橋本総業ホールディングス(株)社外取締役、(株)三社電機製作所 社外取締役、(一社)金融経済みらい研究所 代表理事、京都大学経済学部同窓会 副会長兼東京支部長。

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*みなさんのご意見をお待ちしています。(800字以内でお願いします)
info@kosonippon.org
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【2】(1) 第244回J.I.フォーラム  2018年 2月27日(火)

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「働き方」改革よりも「働くこと」の改革

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政府の働き方改革での話題の中心は、勤務時間と給料の払い方です。

そこでは主に、雇用の改革についての議論が行われているのだと思います。これらは大事なことですが、本当はもっと根本から「働く」ことについて、考えないといけないのではないでしょうか。

働くことの意味、働くことへの時間の使い方、そして働き方。仕事の中身を含めて様々な働き方をしている人たちに、働くことそのものについて熱く語って頂きます。

◯日 時: 2018年 2月27日(火) 18:30~20:30(開場18:00)

◯会 場: 日本財団ビル2階 大会議室  港区赤坂1-2-2 TEL 03-6229-5111

※場所にご注意下さい

◯ゲスト: 中村 天江 (リクルートワークス研究所 労働政策センター長)

平田 麻莉 (一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会 代表理事)

◯コーディネーター : 加藤 秀樹(構想日本代表)

◯主  催 : 構想日本

◯定  員 : 160名

◯参加費 : 一般 2,000円 / 学生 500円 (構想日本会員は無料です)
※学生の方は受付にて学生証をご提示ください。

☆懇親会はございません。

※フォーラムへのご参加は2月27日(火)12:00まで info@kosonippon.org  にお願いします。

HPからのお申し込みはこちら http://www.kosonippon.org/forum/index.php

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*参加申し込みに関するお問い合せは、
事務局 堺/稲垣まで。 TEL 03-5275-5607

*内容に関するお問い合せは、
伊藤/田中まで。    TEL 03-5275-5607

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(2)住民協議会発祥の町・福岡県大刀洗町

住民協議会第6弾 テーマは「防災」

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災害の少ない町と言われていた大刀洗町。しかし今年7月の「九州北部豪雨」により町内も影響を受け、近隣地域(朝倉市)では甚大な被害があったことで町民の防災意識が高まっています。

避難にあたって行政、住民ともに課題があり、昨年度と同じ『防災』をテーマとして住民協議会を実施します。

★大刀洗町の特徴★

1.2014年に全国で初めて住民協議会を実施し、今年度が連続6回目の開催。既に全国モデルとして広く知られている。

2.無作為で選ばれた町民を名実ともに議論の主役にすべく、会議を条例で設置(無作為で選ばれた住民のみによる組織の条例設置は全国でも前例なし)。今年度は500人の町民を無作為に選び、27名が応募(応募率5.4%)。

3.今回はこれまで以上に行政が抱える課題の解決に重きを置いており、町が作成する「避難所運営マニュアル」に、住民協議会での議論の内容を反映する。

【開催日時】

第3回: 2月 3日(土)13:00 ~ 16:00
[全体での議論、改善提案シートの記入]

第4回: 2月24日(土)13:00 ~ 16:00
[報告書の叩き台をもとに議論、意見集約]

【参加者】 大刀洗町住民協議会委員(大刀洗町民約30名)
大刀洗町職員
コーディネーター(構想日本 総括ディレクター 伊藤伸)
ナビゲーター(議論のリード役)

【会 場】 大刀洗町役場 庁舎3階会議室(大刀洗町大字冨多819)
※会場についてのお問い合わせは、大刀洗町総務課総務係まで(0942-77-0171)

【入 場】 無料(どなたでも傍聴できます) ※途中の入退室可、事前申し込み不要

【主 催】 大刀洗町

【協 力】 構想日本

お問い合せ:構想日本 伊藤/永由
TEL:03-5275-5607、email : shiwake@kosonippon.org

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(3) その他の構想日本の活動

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2017年10月~隔週月曜日 京都大学経済学研究科・経済学部 特殊講義「公共経営論2」(代表 加藤秀樹)

公共政策の各論を毎回ゲストの講義で進めます。

これまでのゲストは、森田稔氏(財務省大臣官房 経済財政政策調整官)、山折哲雄氏(国際日本文化研究センター名誉教授)、松井孝典氏(千葉工業大学惑星探査研究センター所長)、池端美和氏(発行土地建物株式会社 代表取締役)、玄秀盛氏(公益社団法人日本駆け込み寺 代表理事)、中曽宏氏(日本銀行 副総裁)、荻野徹氏(原子力規制委員会次長)、岸田文雄氏(衆議院議員、自民党政調会長)、高野誠鮮氏(僧侶、総務省地域力創造アドバイザー、元石川県羽咋市職員)、中貝宗治氏(兵庫県豊岡市長)、木村真樹氏(公益財団法人 あいちコミュニティ財団 代表理事)、前川喜平氏(前文部科学事務次官)。*登壇順

2017年9月~毎週木曜日  法政大学「NPO論 II」(総括ディレクター 伊藤伸)

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【3】<ご紹介>

構想日本が注目している活動をご紹介いたします。

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暮らしのクラフト ゆずりは  南青山・蔦サロン

東北の伝統「手仕事」を現代の暮らしに提案することで次世代に伝え残したいと始まった「ゆずりは」が三十年を迎えることになりました。

節目に当たる東京展では、東北を代表する手仕事「刺し子」を中心にご紹介いたします。

南部菱刺しの作家 天羽やよいさんが4年に渡り作りためた帯地もご覧いただきます。ご来場をお待ち申し上げております。

◇日 時  平成30年1月15日(月)~1月28日(日)

午前11時~午後6時

◇場 所  南青山・蔦サロン 〒107-0062 東京都港区南青山5-11-20
電話 03-34089-8645
https://www.lib.city.minato.tokyo.jp/yukari/j/bld-detail.cgi?id=8

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【4】<構想日本より、アンケートのお願い>

J.I.フォーラムを深化させるために 皆さまへ お願い

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J.I.フォーラムをバージョンアップしたいと思います。是非みなさまのご意見をお聞かせください。 (複数回答可)

※インターネットから回答頂ける方は下記のURLからお願い致します。

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdViePJ3j-RhFZTvkakQe7hbf8H7WagNA7EM8nfieVF33NdaQ/viewform?usp=sf_link

※または、このメールで返信、もしくはコピーしてお答えいただければ、幸いです。

FAXや、コピーしてメールの場合は、下記宛にお願いいたします。
FAX:03-5275-5617 または Mail:info@kosonippon.org

(1)参加する、しないは、なにで決めていますか
1、 内容   2、ゲスト  3、日程  4、場所  5、その他(     )

(2)どのような内容であれば参加したいと思いますか
1、政治  2、経済・財政  3、農林業  4、外交・安全保障  5、医療・介護  6、災害  7、地方・自治体  8、教育  9、原発  10、文化・芸術  11、スポーツ  12、憲法  13、福祉 14、働き方  15、エンタテイメント  16、子育て  17、IT・科学   18、その他(        )

(3)どのようなゲストなら参加したいと思いますか
1、今話題の人  2、芸能人  3、専門分野に精通した人  4、著名人  5、国会議員  6、自治体首長  7、地方議員  8、経済人・起業家  9、その他(         )

(4)どのような日程なら参加しやすいですか

曜日
1、平日  2、土・日曜日、祭日  3、いつでも大丈夫  4、その他(     )

時間帯
1、昼間  午後2時~ 、 午後4時~  2、夜   午後6時~ 、 午後6時半~(現行通り) 、午後7時~   3、その他(          )

(5)日程は、どれくらい前から決まっていてほしいですか
1、1ヶ月前  2、2ヶ月前  3、3ヶ月前  4、早ければ早いほど良い  5、その他(     )

(6)フォーラムの開催頻度は、どれくらいが良いですか
1、月1回 (現行通り)  2、2ヶ月に1回  3、3ヶ月に1回  4、その他(     )

(7)フォーラムの参加費は、いくらぐらいが適正価格だと思いますか (構想日本の会員以外の方の参加費)
1、2,000円 (現行通り)   2、3,000円   3、4,000円以上   4、その他(     )

(8)フォーラム後の懇親会の有無(頻度)
1、フォーラム後は必ずあると良い  2、数回に1回程度あると良い  3、無くても良い  4、その他(     )

(9)懇親会の参加費は、いくらぐらいが適正価格だと思いますか
1、4,000円 (現行通り)  2、4,500円   3、5,000円以上   4,その他(     )

(10)広報や告知の改善点は何だと思いますか (集客アップのために何が必要だと思いますか)
1、チラシの雰囲気を変える  2、日程の告知を早くする  3、ポスターをつくる  4、メールの配信先を増やす  5、FAX.配信先を増やす  6、手当たり次第電話をする 7、お友達割引などの特典をつける 8、その他(     )

(11)その他 JIフォーラムへの ご要望を お寄せください

みなさまのお知恵を拝借出来ればと思います。

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