メールマガジン

【No.864】「ノーベル経済学賞とはどういう賞か」

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構想日本メールマガジン【No.864】

「ノーベル経済学賞とはどういう賞か」

2018.06.21 夏至 発行

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【1】J.I.フォーラム 6月27日(水)開催 15:00~17:00

「そうだったのか! 森友・加計問題の本質 ~国の意思決定や情報管理~」

【2】活動ニュース

(1) 静岡県湖西市「市民会議」(住民協議会)を開催!! 6月24日(日)

今週末、是非ともおでかけください!!

(2) Yahoo!ニュースオーサー 新記事投稿

【3】会員募集・寄付のお願い

政治がこのままではいけないと思う方へ

【4】巻末寄稿文

「ノーベル経済学賞とはどういう賞か」

片桐 幸雄

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【1】第246回J.I.フォーラム  2018年 6月27日(水)

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「そうだったのか! 森友・加計問題の本質 ~国の意思決定や情報管理~」

◯日 時: 2018年 6月27日(水) 15:00~17:00(開場14:30)

※昼開催 時間にご注意ください。

◯会 場: 憲政記念館・会議室(千代田区永田町1-1-1) 確定

※場所にご注意ください。

「国会議事堂前駅」2番出口・徒歩7分 「永田町駅」2番出口・徒歩5分

◯登壇者: 前川 喜平(前文部科学事務次官)

加藤 秀樹(構想日本 代表) (敬称略)

◯コーディネーター : 伊藤 伸(構想日本 総括ディレクター)

◯主  催 : 構想日本

◯定  員 : 150名

◯参加費 : 一般 2,000円 / 学生 500円 (構想日本会員は無料です)
※学生の方は受付にて学生証をご提示ください。

事前にお申し込みください ☆懇親会はございません。

※ゲストをお願いしていた 木原誠二様(衆議院議員)が、国会会期延長のためご登壇できなくなりました。
直前の変更で申し訳ございません。

★ニコニコ生放送 番組ページを公開しました こちらです→ http://live2.nicovideo.jp/watch/lv313446316

※フォーラムへのご参加は6月26日(火)14:00まで お電話、FAX、E-メール info@kosonippon.org  にお願いします。

HPからのお申し込みはこちら http://www.kosonippon.org/forum/index.php

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【2】(1)静岡県湖西市「市民会議」(住民協議会)を開催!!

テーマは「市民会館の建て替え」について

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湖西市は、老朽化で昨年度取り壊した市民会館を、複合施設として新しく建て替えることを検討していますが、その必要性や具体的な中身について、無作為で選ばれた市民が中心になって議論します。

自治体の職員の方をはじめ、皆様ぜひ傍聴にお越しください。

★湖西市「市民会議」の特徴★

1.無作為抽出の手法を活用して、公共施設の必要性や具体的な中身を議論するのは全国でも珍しい試み。

2.幅広い世代の意見を取り入れるため、地元の高校生も参加。

3.検討結果は、市の次年度以降の事業の進め方や予算に反映する。

【開催日時】

第1回:6月24日(日)13:00 ~ 16:00
(市民会議の概要及びテーマに関する現状把握、自己紹介など)

第2回:7月15日(日)13:00 ~ 16:00(予定)
(市民会館の必要性や、機能、建設場所などについて議論)

第3回:8月18日/第4回:9月30日/第5回:11月4日

【会 場】 湖西市民活動センター2階大会議室(静岡県湖西市吉美3268番地)
※会場についてのお問い合わせは、湖西市資産経営課まで(053-576-4875)

【参加者】 湖西市「市民会議」委員24名(湖西市民、地元高校生)*1
湖西市職員
コーディネーター(構想日本 総括ディレクター 伊藤伸)
ナビゲーター(論点提示役)(構想日本より派遣)

*1無作為に選んだ市民1000名に案内を送付し、応募のあった20名と公募した高校生4名。

【参加費】 無料(事前申し込み不要、途中の入退室可)
※どなたでも傍聴できます。

【主 催】 湖西市

【協 力】 構想日本

※詳細は、湖西市ホームページでもご覧いただけます。
http://www.city.kosai.shizuoka.jp/12766.htm

お問い合せ:構想日本 伊藤/永由
TEL:03-5275-5607、email:shiwake@kosonippon.org

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(2) Yahoo!ニュースオーサー 新記事投稿

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Yahooニュースにオーサーとして新しい記事を投稿しました。ぜひ御覧ください。

代表 加藤 秀樹

◇2018年4月2日 ヤフーニュース 森友・加計問題が私たちにつきつけていること

https://news.yahoo.co.jp/byline/katohideki/20180402-00083471/

◇2018年4月20日 ヤフーニュース 相撲の神様の思し召し

https://news.yahoo.co.jp/byline/katohideki/20180420-00084241/

ディレクター 伊藤伸

◇2018年6月12日 ヤフーニュース 政府の事業チェック ~消費税増税に伴う「買いたたき」調査(公正取引委員会)~

https://news.yahoo.co.jp/byline/itoshin/20180612-00086400/

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【3】会員募集・寄付のお願い

政治がこのままではいけないと思う人、日本をもっと素敵な国にしたいと思っている人・・・是非、構想日本の活動にご参加、ご支援ください。

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構想日本の会員様 これまでの累計人数は法人会員を含めて3033名(2018.6.19現在)

とはいえ、退会された方もいらっしゃるので、今は500名前後です。皆様のご参加お待ちしております。

◯構想日本会員(個人)年会費1口10,000円(1~10口)、入会金2,000円 (WEBからお申し込みいただく場合は入会金免除)

◯構想日本会員(法人)法人会員A 年会費1口300万円、入会金30万円/ 法人会員B 年会費1口 50万円、入会金30万円/ 法人会員C 年会費1口 10万円、入会金5万円

詳細は、こちらからご覧ください。 http://www.kosonippon.org/info/index.php#member

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【4】寄稿文 「ノーベル経済学賞とはどういう賞か」

片桐 幸雄

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2017年12月28日発行のメールマガジンNo.840の拙稿「世界最古の職業 カオス・メーカー」※に対して、読者からお便りをいただいた。そこには「エコノミストが諸悪の根源。その大本は米国経済学にかぶれた東大経済学部さらにはその広告塔たるノーベル経済学賞」とある。

これを読んでいて、思い出したことがある。ここで言う「ノーベル経済学賞」とは、「アルフレッド・ノーベル記念経済学スウェーデン国立銀行賞」のことであろう。

この正式名称から分かるように、同賞の賞金は、他のノーベル賞とは異なり、スウェーデン国立銀行から提供されている。このスウェーデン国立銀行が授与する賞にノーベルという名前をつけることに関してはいろいろな方面から批判がある。私が直接読んだ最も古い記事は、2001年のものである。アルフレッド・ノーベルの血筋を引く複数の人間がノーベル経済学賞に異を唱えて、次のように言ったという。

経済学賞(ノーベル財団では「ノーベル経済学賞」という名称は使わずに、単に「経済学賞」というのだそうだ:引用者)はノーベルの遺言にも盛り込まれておらず、受賞者の多くは西側世界の価値観を体現する人々であり、『人類に多大な貢献をした人物を顕彰する』とした個人の遺志と賞本来の価値観にそぐわない。

日本で最初にこのことを報じたのは、2001年11月29日付けの読売新聞であり、それを毎日新聞社発行の『エコノミスト』2001年12月18日号が伝えている。これを読んで素直に納得した記憶がある。「西側世界の価値観を体現する人々」の主張する経済学理論は、資本主義の優越性や超歴史性を唱える理論であることは否定しないが、それが「人類に多大な貢献をした」理論とは到底思えない。そして、この時、次のようなメモを書いた。

「ノーベル経済学賞は、選考基準を見直し、『人類に多大な貢献をした人物を顕彰する』というノーベルの遺志を体現するか、あるいはそれができないときは(その可能性が高いが)、廃棄されるべきだ」。

そうしたら、最近の毎日新聞(2018年1月7日)の書評欄(書評の対象は、『ノーベル賞の舞台裏』)に、次のような記事があった。

(『ノーベル賞の舞台裏』には)スウェーデンの社民党政権で長く財務大臣を務めたキエルオフ・フェルトの言葉が引かれている。「……(賞の制定から20年ほどが経ち、)受賞者の顔ぶれを見るにつれ、賞に値する経済学者はほとんどいなかったことに気づいた」と。/その通りである。選考委員は、選考基準には経済学者のイデオロギーが重要で、自由な市場での競争をよしとしている。逆に、福祉社会を志向する人は原則として選ばないというのである。この賞は本来のノーベル賞とは別のものであり、極限すれば賞金を出しているスウェーデン中央銀行の、スウェーデン福祉社会に対する反対のためのものである。
評者は伊東光晴氏

これでは、「選考基準を見直し、『人類に多大な貢献をした人物を顕彰する』というノーベルの遺志を体現する」ことなど、まず不可能である。ノーベル経済学賞は廃棄されるしかない賞である。そして、ノーベル経済学賞がその程度の賞であることを自覚するならば、この賞を受賞することに余り大きな意味はなく、その賞の受賞を目指すことはまるで意味がない。

2001年の『エコノミスト』の記事に対して、私のメモでは「だいたいがイデオロギーから自由になれることのない経済学の分野で、『人類に多大な貢献をした人物を顕彰する』ことなど、ほとんど不可能に近い」とあるが、そのことを知っていて「アルフレッド・ノーベル記念経済学スウェーデン国立銀行賞」という名称の賞を制定したスウェーデン国立銀行は、ノーベルの顔に泥を塗るようなものであったことになる。

※「世界最古の職業 カオス・メーカー」 こちらから→ http://www.kosonippon.org/mail/detail.php?id=857

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片桐 幸雄(かたぎり さちお)

元道路関係四公団民営化推進委員会事務局次長。1948年生まれ。73年に日本道路公団に入社。主に料金設定や経営企画を担当し、2000年に総務部次長。02年から民営化推進委員会に入る。

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(編集後記)

「夏至」というと、昼が一番長く北極では太陽が沈まない、白夜などのイメージが浮かぶのではないでしょうか。
とはいえ、それは無論北半球だけのお話。
南半球では、正反対の現象が起きている。というイメージがピンとこないのは私だけでしょうか。

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