メールマガジン

【No.905】「特ダネではないけれど(30)ケアするまちづくり」

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構想日本メールマガジン【No.905】 2019.04.11 発行

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<目次>

【1】第251回J.I.フォーラム 5月24日(金)開催

「自分ごと化会議in松江は、なぜ成功したのか?-民主主義の新しいカタチ(1)-」

【2】活動ニュース

(1) Yahoo!ニュースオーサー 記事投稿 New!

【3】スタッフ通信

(1) 自治体派遣スタッフ紹介
(2) ふるさと住民票

【4】お知らせ

(1)「自分ごと化会議in松江」実施報告会 4月21日(日)

【5】巻末寄稿文

「特ダネではないけれど(30)ケアするまちづくり」

新聞記者   松浦 祐子

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【1】第251回J.I.フォーラム  5月24日(金)

「自分ごと化会議in松江は、なぜ成功したのか? -民主主義の新しいカタチ(1)-」

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「原発」という難しい課題を、正面から受け止め、生活に根ざした言葉で語り合った「自分ごと化会議in松江」。
市民が初めて行った、市民の手による、市民のための合意形成の場。日本全国で使えるモデルです。是非ご参加ください。

世界中で民主主義の危機と言われます。しかし、新しい方法がここにあります。
今年のフォーラムは今回を皮切りに、「民主主義の新しいカタチ」シリーズです。
今年は日本も政治イベントが続きます。様々な角度から民主主義を考えていきます。おたのしみに。

◯日 時: 2019年 5月24日(金) 19:00~20:50(開場18:30)

※開始時間にご注意ください。

◯会 場: アルカディア市ヶ谷 6F 伊吹 (千代田区九段北4-2-25、TEL:03-3261-9921)

◯登壇者:(敬称略・五十音順)

大谷 怜美(「自分ごと化会議in松江」実行委員会共同代表、セラピスト)

佐々木 俊尚(作家・ジャーナリスト)

福嶋 浩彦(中央学院大学教授、元我孫子市長、元消費者庁長官)

加藤 秀樹(構想日本 代表)

◯コーディネーター:伊藤 伸(構想日本 総括ディレクター)

◯参加費 : 一般 2,000円 / 学生 500円(構想日本会員は無料です)※学生の方は受付にて学生証をご提示ください。

事前にお申し込みください ☆懇親会はございません。

※フォーラムへのご参加はお電話、FAX.、E-メール info@kosonippon.org にお願いします。

HPからのお申し込みはこちら http://www.kosonippon.org/forum/index.php

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*参加申し込みに関するお問い合せは、事務局 堺/稲垣まで。TEL 03-5275-5607、FAX 03-5275-5617
*内容に関するお問い合せは、伊藤/田中まで。TEL 03-5275-5607

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【2】活動ニュース

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(1)Yahoo!ニュースオーサー 記事投稿

代表 加藤 秀樹

◇2019年4月11日 働き方改革と関係人口とふるさと住民票(R)
https://news.yahoo.co.jp/byline/katohideki/20190411-00121934/

ディレクター 伊藤 伸

◇2019年4月9日 多彩に進化し続ける「事業仕分け」
https://news.yahoo.co.jp/byline/itoshin/20190409-00119678/

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【3】スタッフ通信

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(1) 4月から仲間に加わった自治体からの派遣スタッフを、順次ご紹介していきます。

兵庫県川西市 後藤 宏之

1年間政策スタッフとして勤務することになりました後藤宏之と申します。

派遣元の兵庫県川西市では防災に関する部署に6年在籍の後、兵庫県市長振興課に1年、その後財政課で4年勤務しました。

財政課では「事業仕分け」=「歳出の削減」「効率化」というイメージが強かったのですが、構想日本が掲げている「自分ごと化」という視点をしっかり養いたいと考えています。1年間どうぞよろしくお願いいたします。

最後に少しだけ川西市の紹介をさせていただきます。

川西市は大阪府との県境に位置し、大阪駅や大阪空港まで電車で30分と交通アクセスが良く、市の北部には「日本一の里山」といわれるなど緑も豊かな住みやすい街です。大阪で就学・就職する方は是非川西市をお願いします!!

※写真は4月14日(日)に市内で開催される「源氏まつり」の写真です。川西市は清和源氏発祥の地といわれており、桜並木を鎧武者が懐古行列する姿は圧巻‼是非皆さんもお越しください。

写真はこちらから → https://www.facebook.com/kosonippon/posts/2054867781249025

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(2) ふるさと住民票

4月から新しい仲間が増えました!行方市(茨城県)と、志布志市(鹿児島県)です!!

志布志市は、九州初☆ さらに、カードのデザインを公募するという、これまでの自治体ではなかった試みも行っています。

仲間が増えるのは嬉しいことです。確実に「関係人口」の波は拡がっています!!

構想日本では、引き続きいろんな自治体と一緒にふるさと住民票(R)の活動を進めていきます。

行方市HP ⇒ http://www.city.namegata.ibaraki.jp/page/page007118.html

志布志市HP ⇒ http://www.city.shibushi.lg.jp/docs/2019040900025/

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【4】お知らせ

(1)「自分ごと化会議in松江」実施報告会 4月21日(日)

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昨年11月から全4回、松江市で選挙人名簿から無作為に選ばれた松江市民と「原発」をテーマに議論した『自分ごと化会議in松江』の実施報告会を開きます。

当日は、自分ごと化会議の意義、議論の様子の報告や会議で取りまとめた『9つの提案』の説明などを行います。どなたでも参加できますので、ぜひお越しください!

【日 時】4月21日(日)13:30~16:00

【場 所】くにびきメッセ601大会議室(島根県松江市学園南1丁目2-1)

【参加費】無料(事前申し込み不要、途中の入退室可)※どなたでも参加できます。

【主 催】自分ごと化会議in松江 実行委員会

【問合せ先】
自分ごと化会議in松江 実行委員会 事務局 090-4571-6576(事務局:新田)

※自分ごと化会議in松江の詳細はこちら
http://www.kosonippon.org/project/detail.php?id=786&city=142

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【5】「特ダネではないけれど(30)ケアするまちづくり」

新聞記者   松浦 祐子

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3月末、東京・千代田区で開かれていた「おい おい 老展」という展覧会に行ってきました。この展覧会は、高齢者を描いた絵や、高齢者が描いた絵が飾られているわけではありません。

老いや介護のイメージを変えるデザイン。
誰もが暮らしやすいまちをつくるデザイン。
介護・福祉の現場をよりよくするサービスデザイン。
介護・福祉の現場を働きやすくするデザイン――

という四つのテーマについて、介護や福祉に関わる専門職だけでなく、デザイナーや建築家といったクリエーター、市民、学生らが全国各地でチームを結成し、考え出した計67のプロジェクトを紹介する展覧会です。まちづくりワークショックなどで活躍し、J.I.フォーラムにも登壇した山崎亮さんが率いるstudio―Lが企画しました。

紹介されていたプロジェクトは、「親の介護をリアルに考えるためのゲーム」「人生の最期に誰と何を食べたいかを記す『最後の晩餐練習帳』」「地域の産業である果樹園と福祉施設の活動を連携させる『フルーツ・ジョブズ』」「介護現場で働く人を食で応援する『夜勤明け食堂』」などなど・・・。プロジェクト名を見ただけでも、クスッと笑みがこぼれてくる、楽しそうな取り組み案でした。

少子高齢化を伴いつつ進む人口減少、医療・介護分野での人手不足、増えていく認知症の高齢者。医療・介護の将来を語る時、どうしても、不安感を呼び起こす暗い話になりがちです。しかし、この展覧会のピンクと黄色の鮮やかなチラシには、こう書かれていました。「長く生きることはいつだって、ユーモアがあふれている。だから人生は傑作だ」

私は長いあいだ取材で医療・介護の分野に関わってきました。記者になった翌年の2000年に介護保険制度がスタートし、そのころの介護と言えば、特別養護老人ホーム(特養)などの「施設」をどれだけ充実させていくかが、課題の一つでした。けれど、特養は、街中から離れたところに建設されることが多く、高齢者の方々のそれまでの生活や人とのつながりは、分断せざるを得ませんでした。

その反省から生まれたのが「地域包括ケア」の考え方です。街・まち全体で、有機的にケアのサービスを連携させ、高齢者が慣れた地域で暮らし続けることを支援する。当初は、高齢者のみを対象としていた考え方が、今は障害者や子どもも対象に加わり、地域包括ケア=まちづくり、になっています。先述の山崎亮さんが最近出版された本の題が「ケアするまちのデザイン」というのは、言い得て妙です。

このまちづくりの核となるのは、都市計画でも、行政サービスでもないと、私は感じています。主人公となるのは、住民です。

高齢になるにつれて、筋力や活力が衰えていくことを「フレイル」(虚弱)と言いますが、フレイルの予防には運動をすることに加え、人とのつながりをもつこと、人と一緒に活動をすることが効果的であるとの調査結果が出ています。物理的な「場所」だけでなく、つながりをもてる多様な「場」をつくっていくことが、今、地域と住民には求められています。

ただ、この「場」づくりへの道のりは地域ごとに異なり、一つの正解があるわけではなさそうです。場所としての空き家の活用を考えてみても、それが人口減少によって生まれた空き家か、相続税の問題がネックになっているのかで、対応は異なります。長年、生活を共にしてきたペットと一緒にいることを望む人もいれば、動物嫌いの人もいるでしょう。畳の部屋が落ち着く人もいれば、ソファが楽という人もいます。

ライフスタイルは年代ごとに大きく変わっています。場を作っても、そこまで行くための交通手段がなくて、人が集まれないということもあるかもしれません。それを解決していけるのは、やはり地域に暮らす住民しかいないのだろうと思うのです。

「人生は傑作だ」 そう言えるようにするためにも自らの場は、たとえ極小であっても自らで作っていく。私自身、自分が暮らす新宿区のまちづくりに関わっていこうと、地域のイベントに参加するなどの活動を始めました。令和元年、そんな模索を、地域にこだわってやっていきたいと思っています。

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松浦 祐子 (まつうら ゆうこ)
1974年 神戸市生まれ。大学院修了後、1999年新聞社に入社。和歌山、高知での地方勤務、東京での雇用、介護分野、厚生労働省、財務省担当、新潟で県政取材、内閣府担当を経て、今は再び厚生労働省担当。

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(編集後記)

統一地方選挙真っ只中ですが、皆さんのところはいかがでしょうか。
前半戦は全選挙区の4割弱も無投票選挙だったとのこと。本当に残念な話です。
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政治が他人事であることの現れでしょうか、もっと自分ごと化を! 加

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