メールマガジン

【No.939】 「お寺が貧困問題に取り組む理由 ~おてらおやつクラブ~」

【No.939】12月のフォーラムは、防災・減災を自分ごとに

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構想日本メールマガジン【No.939】 2019.12.05 発行

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<目次>

【1】第254回J.I.フォーラム 12月24日(火)

「大災害時代、千葉に学び、全国に生かす」

【2】各地からの現場レポート

(1)福岡県 大刀洗町 「住民協議会」 第4回

【3】今後の活動予定

(1)和歌山県 海南市 「住民協議会」第5回 12月15日(日)

(2)岡山県 津山市 「津山自分ごと化会議」第3回 12月21日(土)

【4】11月の主な活動報告 政策実現活動、新聞・テレビ等メディア掲載 その他

【5】ご紹介

(1)アウトサイダーアートフェア ☆クラウドファンディング☆ のお願い

【6】巻末寄稿文

「お寺が貧困問題に取り組む理由 ~おてらおやつクラブ~」

特定非営利活動法人おてらおやつクラブ代表理事  松島 靖朗

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【1】第254回J.I.フォーラム

「大災害時代、千葉に学び、全国に生かす」

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千葉県は今年たて続けの台風で甚大な被害を受けました。

これまで災害が少なかった地域、逆に災害が多いから念入りに対策をしてきた地域、どちらも、これまでの常識で対応できなくなっています。

千葉県下で被災の時から現場で奮闘してきた4人の方から生々しいレポートを聞き、それを私たち全員の今後の備えに生かしたいと思います。

◯日 時:2019年 12月24日(火)18:30~20:30(開場18:00)

※開始時間にご留意ください。(入退室自由)

◯会 場:アルカディア市ヶ谷 4F 鳳凰(千代田区九段北4-2-25、TEL:03-3261-9921)

◯登壇者:(敬称略)

平 将明(内閣府 防災担当副大臣・衆議院議員)

石井 秀征(鴨川市 経営企画課 課長補佐 兼 総務課 台風被害復興室長)

熊井 成和(館山市 復興支援室長)

鈴木 航太(富津市 総務部資産経営課資産経営係 係長)

鈴木 裕士(富洋観光開発株式会社 代表取締役)

佐木 学(三原市まちづくり戦略検討会議委員・小坂町 防災会会長) ほか

◯参加費 : 一般 2,000円 / 学生 500円(構想日本会員は無料です)※学生の方は受付にて学生証をご提示ください。
事前にお申し込みください ☆懇親会はございません。

◯フォーラムの申し込み方法

⇒HPから申し込み:http://www.kosonippon.org/forum/regist.php
⇒メールをする:info@kosonippon.org
⇒Facebookイベントページの「参加」をクリック
:https://www.facebook.com/events/3100479833315477/
⇒電話をする:03-5275-5607
⇒FAX.をする:03-5275-5617

いずれかの方法で、お申し込みください。

◯お問い合せは TEL 03-5275-5607

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【2】各地からの現場レポート

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(1)福岡県 大刀洗町 「住民協議会」 第4回(11/16)

大刀洗町の住民協議会は条例に基づく正式な審議会。民主主義の原点、お手本と言えます。

テーマ「わたしたちの健康づくり」

意見(抜粋):

・健康のために運動をしないといけないのは理解をしているが、自分の生活(仕事や家族のこと)が優先される。
そこを補うような+α(自分一人ではなく家族みんなで取り組むといったもの)が必要。

・継続することが重要なので、『タチアライ健康宣言キャンペーン』のイベントカレンダーの空白を埋めることから始めてはどうか。

・健康診断の項目で何がわかるのか、数値が悪いとどういった恐れがあるといった、診断結果の見方がわかるようになると良い。
数値の悪いところを改善するためには、具体的にどういったことをすれば良いかという情報も必要。

※「タチアライ 健康宣言キャンペーン」とは?

自分で決めた毎日の健康目標を続け、健(検)診をうけ、町の健康イベントに参加することでポイントが貯まります。
ポイントをためると、豪華賞品が当たる抽選に参加できます。

詳細はこちら →
https://www.town.tachiarai.fukuoka.jp/page/page_01909.html?fbclid=IwAR3bglgdDfB3-EtKechIy7zJkgv0n6lk7Lk4-LEYLXSUdl_gGPfyjEnRi3M

構想日本ブログはこちら → http://www.kosonippon.org/blog/?p=2554

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【3】今後の活動予定

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(1)和歌山県 海南市「住民協議会」12月15日(日)

【テーマ】「コミュニティ施設のあり方」

将来を見据えた公共施設等の最適な配置を実現することを目的に、皆さんに身近なコミュニティ施設(集会所や児童館・児童会館、公民館)のあり方についての意見交換を行います。

【日 時】12月15日(日) 14:00~17:00(予定)

【会 場】海南市役所(和歌山県海南市南赤坂11番地)

※会場に関する問い合わせ先:海南市役所総務部企画財政課(電話:073-483-8405)

詳細は、海南市HPをご覧ください。
http://www.city.kainan.lg.jp/kakubusho/soumubu/kikakuzaiseika/kikakuzaiseikatorikumi/jyuuminkyougikai/1559805096309.html

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(2)岡山県 津山市 「津山自分ごと化会議」12月21日(土)

【テーマ】「市営プールと学校プールのあり方について」

市が所有・管理しているプール施設について、人口減少や施設の老朽化に伴い、将来を見据えた運営方法の見直しが必要となっています。そこで、今後のプールのあり方について、市民の皆さんに話し合っていただきます。

【日 時】12月21日(土) 13:00~16:00(予定)

【会 場】津山市役所(岡山県津山市山北520番地)

※会場に関する問い合わせ先 津山市行財政改革推進室(電話:0868-32-2028)

詳細は、津山市HPをご覧ください。
https://www.city.tsuyama.lg.jp/life/index2.php?id=7317

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△上記2自治体【参加費】無料 どなたでも傍聴できます(事前登録不要、途中入退室可)

△上記2自治体のお問合せは、構想日本まで TEL:03-5275-5607 E-MAIL:shiwake@kosonippon.org

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【4】11月の主な活動報告

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(1)政策実現活動

●事業仕分け
11月 1日 兵庫県 淡路市「事務事業の総点検」
11月10日 鳥取県 琴浦町「事業レビュー2日目(10月13日延期分)」
11月26日 埼玉県 越谷市「行政経営推進本部会議」

●住民協議会
11月 2日  岡山県 津山市「津山自分ごと化会議(1)」
11月 9日  鹿児島県 志布志市「住民が語る会in東京」
11月10日  群馬県 太田市「自分ごと化会議2019(3)」
11月16日  福岡県 大刀洗町「住民協議会(4)」
11月23日  岡山県 津山市「津山自分ごと化会議(2)」
11月24日  群馬県 富岡市「とみおか未来会議(3)」
11月30日  兵庫県 川西市「かわにし市民会議(6)」

●その他(政府・政党)
総括ディレクターの伊藤が、政府行政事業レビュー(秋の年次公開検証)に評価者(歳出改革WG) として参加しました。
以下の各省庁が行う事業の予算の内容や使い道について議論しました。
詳細はこちら→http://www.kosonippon.org/blog/?p=2576
・学校での社会人再教育(リカレント教育)への支援」【文科省】
・地方の創生(総論及び観光・インバウンド中心に)【内閣府・国交省】
・地域の公共交通の確保に向けた支援【国交省】
・中小企業の海外販路開拓支援(JAPANブランド育成・現地進出支援強化事業)【経産省】
・地方の創生(地域と関わる「関係人口」の創出拡大等)【総務省】

●講演会・委員会への出席(総括ディレクター 伊藤)
11月 5日 自治体議員政策情報センター講演会
11月26日 令和元年度第9回政策創造員会議「政策創造千本ノック」

※その他、首長や自治体との打ち合わせ等 20件

(2)テレビ等メディア掲載

11月 5日 選ばれた市民 意見交換 協議し あり方を市に提言 津山朝日新聞
11月 6日 自分ごと化会議 市民ら意見交換 公営プールの在り方は 山陽新聞
11月15日 だれのための「公職選挙法」か?(第2085号) 法律雑誌『時の法令』
11月16日 東京のふるさと住民とウェブ「語る会」 南日本新聞
11月19日 声 VOICE 原発を「自分ごと」で考える 朝日新聞
11月29日 滋賀県大津市の「事業レビュー」静岡県の「“ふじのくに”士民協働施策レビュー」を視察 生団連会報 VOL.32
11月30日 西鉄大堰駅が“お色直し” 町の住民協議会で提案「地域みんなの駅に」 西日本新聞

(3)その他

< 講義 >

2019年10月~隔週金曜日 京都大学経済学研究科・経済学部 特殊講義「公共経営論」(後期)(代表 加藤秀樹)

公共政策の各論を毎回ゲストの講義で進めます。

これまでのゲストは、東修平氏(四条畷市長)、山中光茂氏(しろひげ在宅診療所 院長、元松阪市長)、 東ちづる氏(女優、一般社団法人Get in touch理事長)、 藤田早苗氏(英国エセックス大学人権センターフェロー)。

2019年9月~毎週木曜日 法政大学 法学部「NPO論II」(総括ディレクター 伊藤伸)

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【5】ご紹介  構想日本が応援している活動に関するお知らせです。

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(1)アウトサイダーアートフェア ☆クラウドファンディング☆ のお願い

障がいのあるアーティストに世界へ羽ばたくチャンスをください!

日本ではまだこの分野のアート市場は未成熟で、作家に十分な経済的還元はできません。そこで次のステップとして、来年1月ニューヨークのアウトサイダーアートフェア outsiderartfair.com に参加することにしました。作家とそのご家族、施設の人…みなさんの思いを載せてニューヨークへ飛びたいと思います。

そこでお願いです!
フェア出展に向けて、現在、READY FORにてクラウドファウンディングを実施しています。

目標金額 350万円  締切 12月17日(火)午後11:00まで

12月5日今現在、246万円(70%)集まりました。あともう少し、皆様のお力添えを頂戴できればと思います。

~いただいたご支援の使い道~

出展料 $20,000- 約220万円、渡航費(2名)NY往復航空券代金 約34万円、滞在費(2名)7泊 約14万円、作品輸送費・保険料 約40万円、クラウドファウンディング手数料 42万円  合計350万円

自力でチャンスを掴むことが困難な障がいのある作家たちのために、さらには本当の意味でのダイバーシティのために、どうぞお力をお貸しください。よろしくお願いいたします。

クラウドファンディング こちらから → https://readyfor.jp/projects/acmgallery2020ny

一般社団法人Arts and Creative Mind 代表理事 杉本志乃  www.aacm.tokyo

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【6】「お寺が貧困問題に取り組む理由 ~おてらおやつクラブ~」

特定非営利活動法人おてらおやつクラブ代表理事  松島 靖朗

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「日本の子どもの7人に1人が貧困状態にある」

現代日本における深刻な社会問題の一つに「子どもの貧困」があります。「この豊かな日本に本当に貧困問題があるのか?」という意見もよく耳にします。しかし、身の周りにそのような子どもを見かけないという「見えない貧困」が、問題解決をより難しくしているのです。

日本の子どもの貧困は「絶対的貧困」ではなく「相対的貧困」です。いわゆる発展途上国などで見られるような生存に関わる絶対的貧困に対して、食生活も服装も一見普通に見える相対的貧困は、周囲から気づかれず見えにくいのが難点です。

しかし、一見不自由なく暮らしているように見えても、実は家計に余裕がなくギリギリの生活を強いられ、部活動や学習塾、修学旅行や娯楽など「他の子が当たり前にできることが自分にはできない」という絶望感を抱いていることが少なくありません。この絶望感は大人が想像する以上に深く、子どもの健全な成長において非常に大切な「自己肯定感」を損ねてしまう危険性があります。

貧困状態に陥る原因はさまざまですが、経済的に困難な状況にあり孤立してしまう困窮者を自己責任論で見捨ててしまうことはできません。貧困母子の心中事件や、ダブルワーク・トリプルワークで子どもと過ごす時間を取れず、子どもが事件に巻き込まれてしまうというケースも連日報道されています。

「子どもの相対的貧困率」は2015年時点で13.9%(※)となり、子どもの7人に1人、実に約280万人の子どもたちがこの日本で貧困で苦しんでいます。さらに、ひとり親世帯の相対的貧困率50.8%は、2人に1人が貧困状態にあることを示しています。 ※ 平成28年 国民生活基礎調査(厚生労働省)

貧困状態の放置は、子供世代、孫世代へと連鎖していきます。将来の社会の担い手を救うためにも、貧困問題の早期解決が必要なのです。

「おてらおやつクラブ」は、全国のお寺と支援団体、そして檀信徒および地域住民が協力し、慈悲の実践活動を通じて貧困問題の解決を目指す活動です。

お寺にお供えされるさまざまな「おそなえ」を、仏さまからの「おさがり」として頂戴し、子どもをサポートする支援団体の協力の下、経済的に困難な状況にあるご家庭へ「おすそわけ」する活動です。活動趣旨に賛同する全国のお寺と、子どもやひとり親家庭などを支援する各地域の団体をつなげ、お菓子や果物、食品や日用品をお届けしています。

物資の支援にとどまらず、苦しむ人々の状況を想像し、お寺が社会に対してなにができるか?宗教者が檀信徒や地域住民と共に模索しながら行動する慈悲の実践活動でもあります。全国に7万以上あるといわれるお寺が貧困問題の解決に向けて活動すれば、その解決への一助になると確信しています。

おてらおやつクラブが考える貧困とは、貧乏(経済的困窮)と孤立(社会的孤独)の二つが合わさったものと定義しています。貧乏だけでは必ずしも決定的に困窮するわけではなく、そこに孤立が重なると「助けて」と言えずに一気に困窮状態に陥ります。

おてらおやつクラブでは、お寺からのおすそわけを通して「孤立」からの解消を目指しています。「おやつ」という食べ物を届けるという単なる経済的支援にとどまらず、「おやつ」によって支援団体と子どもたちの関係が深まり、「見守ってくれる人がいる」という思いによって孤立が解消されることを願っています。

無理のない範囲で支援活動をスタートし、活動参加をきっかけに貧困問題に接し、檀信徒らと共にお寺の存在価値や仏教の利他精神などを考えることにつながる機会にもなっています。当活動によって全国のお寺が社会活動の側面から仏教精神を発揮することは、仏教を通じて豊かな人間性を育て、よりよい社会形成を推進することにつながっていくと確信しています。

まずは「見えない貧困」を知ることから、そして身の周りの貧困に気づくことから始めてみませんか?

この活動がきっかけとなり、貧困問題が遠く貧しい国々での話ではなく、この豊かだといわれる日本国内での話、自分たちの生活する地域の身近なところで起きている問題であると気づき、僧俗手を取り合い行動する人々が増えていくことを期待しています。

みなさまのご参加(ご寄付やおやつのご寄贈など)をお待ちしております。

おてらおやつクラブ 詳細はこちら →  https://otera-oyatsu.club/

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松島 靖朗 (まつしま せいろう)

安養寺(奈良県田原本町)住職 特定非営利活動法人おてらおやつクラブ代表理事 1975年生まれ。早稲田大学卒業後、民間企業にてインターネット関連事業、会社経営に従事。2010年、浄土宗総本山知恩院にて修行を終え僧侶となる。2014年に「おてらおやつクラブ」活動開始、2017年8月に特定非営利活動法人化。浄土宗平和賞、奈良人権文化選奨、奈良日賞、中外日報涙骨賞、2018年度グッドデザイン賞大賞受賞。

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(編集後記)

大嘗祭の舞台となった大嘗宮が、今週末の8日(午後3時)まで一般公開されています。
「やっぱすげぇなあ、国費使ってるんだもんなあ。…でも、この使われ方なら良いや」
漏れ聞こえてきた声です。やはり、公開して見てもらい、納得してもらうことって大事ですね。

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