「命」か「経済」か?コロナ禍で顕在化した社会問題を 『生き物としての人間』の観点で議論する動画を公開!

政治家や官僚では踏み込めない政策を「民」の立場から提言し、様々な政策を実現する一般社団法人構想日本(代表:加藤秀樹、東京都千代田区)は、コロナ禍で様々な社会問題が顕在化し、行き詰まった日本社会に解決の一石を投じる対談シリーズの第一弾として『自分ごと化対談―ツルツル世界とザラザラ世界』を2021年5月20日(木)よりスタートします。
第一弾のゲストは、生命誌研究者 中村桂子氏をお迎えし、構想日本代表の加藤秀樹と対談です。
公開動画URL: https://youtu.be/5cEd33Vbp0I
■ 対談シリーズ『自分ごと化対談―ツルツル世界とザラザラ世界』コンセプト:
コロナウイルス感染症拡大をきっかけに、これまで見落とされてきた現代社会が抱える多くの問題が顕在化してきました。私たちは今どう生きたいのか。私たち人間にとって幸せとは何か。 構想日本代表の加藤秀樹が、研究、アート、政治、ビジネス、スポーツなど、様々なフィールドで活躍する各界の著名人をゲストに招き「ツルツル世界とザラザラ世界」をキーワードに、格差や貧困から民主主義の危機、地球温暖化など様々な現代社会の弊害の背後に一貫する原因を明らかにし、「世界の仕組み」「日本の仕組み」「私たちの生き方」について議論を行います。戦後の経済一辺倒の社会と、それ以前の日本が培ってきた持続可能な社会の「間」を結び、みんなが幸せになれる社会を実現する為に必要な事を、みんなで『自分ごと化』して考え、実現するためのヒントを探っていきます。
■生命誌研究者 中村桂子×構想日本代表 加藤秀樹 対談概要:
コロナ禍で、現代社会が抱える多くの問題が顕在化するなか「命」か「経済」かという問いがたてられていますが、果たして、この問いかけは本当に正しいのでしょうか。第一回『自分ごと化対談―ツルツル世界とザラザラ世界』では、生命誌研究者 中村桂子氏をお招きし、生物学者として長年にわたり「生きもの」を研究し、ゲノム(生物のDNAが持つ1セットの遺伝子情報)解析の中で明らかになった地球の生き物やウイルスの歴史をなぞりながら、現在起こっている様々な問題解決への糸口について議論し探っていきます。

●対談者プロフィール

JT生命誌研究館名誉館長・中村桂子

■中村桂子(JT生命誌研究館名誉館長、理学博士)
1936年生まれ、東京都出身。1959年、東京大学理学部化学科卒業、1964年、東京大学大学院生物化学専攻博士課程修了。三菱化成生命科学研究所人間自然研究部長、早稲田大学人間科学部教授などを歴任し、1993年、大阪府高槻市にJT生命誌研究館を設立(2020年まで館長)。これまでの著書に編著書「生命科学」 (平成8年 講談社学術文庫)「生命誌の窓から」 (平成10年 小学館)「ゲノムが語る生命」 (平成12年 日本放送出版協会)「自己創出する生命~普遍と個の物語」 (平成17年 ちくま学芸文庫/毎日出版文化賞授賞)「「子ども力」を信じて伸ばす」 (平成21年 三笠書房)「「ふつうのおんなの子」のちから」 (平成30年 集英社クリエイティブ)「中村桂子コレクション いのち愛づる生命誌Ⅳ はぐくむ 生命誌と子どもたち」 (令和元年 藤原書店)他、共著・訳書等多数。

構想日本代表・加藤秀樹

■加藤秀樹(構想日本代表)
構想日本代表。慶應義塾大学総合政策学部教授、東京財団(現東京財団政策研究所)理事長、東京大学公共政策大学院実務家教員、京都大学特任教授、京都大学経営協議会委員などを務める。京都大学経済学部卒業後、大蔵省(現財務省)に入省。1997年、政治家や官僚では踏み込めない政策を「民」の立場から立案、提言そして実現するため退職し、非営利独立の政策シンクタンク・構想日本を設立。これまでの著書に編著書「アジア各国の経済・社会システム」 (平成 8 年 東洋経済新報社)、「金融市場と地球環境」 (平成 8 年 ダイヤモンド社)、「道路公団解体プラン」 (平成 13 年 文藝春秋)、「ひとりひとりが築く社会システム」 (平成 15 年 ウェッジ)、「浮き足立ち症候群―危機の招待 21」 (平成 16 年 講談社)、「行政の事業仕分け」 (平成 19 年 ぎょうせい)。

書籍『ツルツル世界とザラザラ世界・世界二制度のすすめ』
格差や貧困から民主主義の危機、地球温暖化など様々な現代社会の弊害の原因を整理し、これからの「世界の仕組み」「日本の仕組み」「私たちの生き方」について具体的な事例を交えて、新しい考え方を提案します。
http://www.kosonippon.org/book20201207/

 

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【動画概要】
『自分ごと化対談―ツルツル世界とザラザラ世界』シリーズ第1回対談
~「生き物としての人間」の視点から現代が抱える問題を整理する(中村桂子×加藤秀樹)~

(※再生時間: 1時間23分08)

00:00 【Chapter1】「生き物としての人間」の視点から私たちが直面する問題を整理する ―アメリカで生まれた「Life Sciences」と日本で生まれた「生命科学」それもツルツルとザラザラ ―コロナ禍「生命」か「経済」かの問い
00:20 【Chapter2】現代社会というシステムの中にいる人間
 ―生き物としての人間がいてはじめてシステムがうまく回る
― 「自分が戦っていたのはシステムだった」水俣病からの便り

00:33 【Chapter3】人間としてどうするのがいいのかを一度問わないといけない
 ―便利さと引き換えに人間が空洞化し社会がガチガチになっている
―土からも風からも離れた人間が作る社会とは

00:44 【Chapter4】生き物の視点でコロナウイルスを考える
 ―これが正しい、必要だとか、そういう発想は生き物の中にはない
―みんな違って、みんな同じ、生き物の世界で繋がっている
―ウイルスの方が先輩

01:00 【Chapter5】人間の本当の力「想像力」それはAIにはない
 ― 「想像」が「創造」の元
―自然界はわからないものだらけ。

01:11 【Chapter6】“人の幸せ”とは
 ―中村桂子氏が考える“人の幸せ”とは

  • 公開チャンネル:構想日本公式YouTubeチャンネル
  • 公開日:2021年5月20日(木)15時00分より
  • 動画URL: https://youtu.be/5cEd33Vbp0I
  • 再生時間: 1時間23分08秒

 

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プレスリリースデータ