2021.06.22
政治とリアリティ「下山の哲学」に学ぶ いま、日本に必要なこと 第2回『自分ごと化対談ーツルツル世界とザラザラ世界』プロ登山家・竹内洋岳 × 構想日本代表・加藤秀樹 対談動画公開!
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政治家や官僚では踏み込めない政策を「民」の立場から提言し、様々な政策を実現する一般社団法人構想日本は、コロナ禍で様々な社会問題が顕在化し、行き詰まった日本社会に解決の一石を投じる対談シリーズの2回目として『自分ごと化対談―ツルツル世界とザラザラ世界』と題し、プロ登山家・竹内洋岳氏をゲストに迎えた動画を6月22日(火)15:30に公開します。

政治家や官僚では踏み込めない政策を「民」の立場から提言し、様々な政策を実現する一般社団法人構想日本(代表:加藤秀樹、東京都千代田区)は、コロナ禍で様々な社会問題が顕在化し、行き詰まった日本社会に解決の一石を投じる対談シリーズの2回目として『自分ごと化対談―ツルツル世界とザラザラ世界』と題し、「政治とリアリティ「下山の哲学」に学ぶ、今の日本に必要なこと」を6月22日(火)15:30に公開します。

今回は、日本人で初めて世界にある8000m峰全14座に完全登頂したプロ登山家 竹内洋岳氏をゲストに構想日本代表の加藤秀樹が、日本社会のあるべき姿を登山の“下山”に喩えて探るというユニークな対談内容となっています。

●公開動画URL: https://youtu.be/WZ7oFfP0Y80
■ 対談シリーズ『自分ごと化対談―ツルツル世界とザラザラ世界』コンセプト
コロナウイルス感染症拡大をきっかけに、これまで見落とされてきた現代社会が抱える多くの問題が顕在化してきました。私たちは今どう生きたいのか。私たち人間にとって幸せとは何か。構想日本代表の加藤秀樹が、研究、アート、政治、ビジネス、スポーツなど、様々なフィールドで活躍する各界の著名人をゲストに招き「ツルツル世界とザラザラ世界」をキーワードに、格差や貧困から民主主義の危機、地球温暖化など様々な現代社会の弊害の背後に一貫する原因を明らかにし、「世界の仕組み」「日本の仕組み」「私たちの生き方」について議論を行います。戦後の経済一辺倒の社会と、それ以前の日本が培ってきた持続可能な社会の「間」を結び、みんなが幸せになれる社会を実現する為に必要な事を、みんなで『自分ごと化』して考え、実現するためのヒントを探っていきます。第1回は、生命誌研究者の中村桂子氏をお招きし『「生き物としての人間」の視点から現代が抱える問題を整理する』(動画URL: https://youtu.be/5cEd33Vbp0I )をテーマに対談を行いました。

■プロ登山家 竹内洋岳×構想日本代表 加藤秀樹 対談概要
一瞬の判断が、自分の命に、仲間の命に直結する。そんなギリギリの判断を迫られる生き方をしている人が、どれくらい居るのでしょうか。日本人で初めて世界にある8000m峰全14座に完全登頂した プロ登山家 竹内洋岳氏と「下山」「怒(いか)り」をキーワードにお話を伺います。
自分で考え、判断をくだすこと、そしてその結果に責任を負うこと。これからの日本の行く末を、山登りに喩えて、ピークを過ぎた日本社会が、緩やかに下山するにはどうすればいいのか。一緒に考えていきたいと思います。

竹内洋岳(プロ登山家)
1971年、東京都生まれ。立正大学客員教授。ハニーコミュニケーションズ所属。1995年のマカルー(8463m)登頂。1996年には、エベレスト(8848m)とK2(8611m)の連続登頂に成功。アルパインスタイルも積極的に取り入れた速攻登山で、8000m峰に挑み続け、2012年に14座目となるダウラギリ登頂に成功。日本人初、世界29人目となる8000m峰14座完全登頂を果たす。2013年、植村直己冒険賞、文部科学大臣顕彰スポーツ功労者顕彰を受賞。現在は、未踏峰への挑戦を続ける傍ら、登山経験を生かし、野外教室や防災啓発などの社会貢献活動にも取り組んでいる。著書に『下山の哲学─登るために下る』『標高8000メートルを生き抜く 登山の哲学』『頂きへ、そしてその先へ』など。
公式サイト: https://honeycom.co.jp/hirotaka-takeuchi/

■加藤秀樹(構想日本代表)
構想日本代表。慶應義塾大学総合政策学部教授、東京財団(現東京財団政策研究所)理事長、東京大学公共政策大学院実務家教員、京都大学特任教授、京都大学経営協議会委員などを務める。京都大学経済学部卒業後、大蔵省(現財務省)に入省。1997年、政治家や官僚では踏み込めない政策を「民」の立場から立案、提言そして実現するため退職し、非営利独立の政策シンクタンク・構想日本を設立。これまでの著書に編著書「アジア各国の経済・社会システム」 (平成 8 年 東洋経済新報社)、「金融市場と地球環境」 (平成 8 年 ダイヤモンド社)、「道路公団解体プラン」 (平成 13 年 文藝春秋)、「ひとりひとりが築く社会システム」 (平成 15 年 ウェッジ)、「浮き足立ち症候群―危機の招待 21」 (平成 16 年 講談社)、「行政の事業仕分け」 (平成 19 年 ぎょうせい)。

書籍『ツルツル世界とザラザラ世界・世界二制度のすすめ』
格差や貧困から民主主義の危機、地球温暖化など様々な現代社会の弊害の原因を整理し、これからの「世界の仕組み」「日本の仕組み」「私たちの生き方」について具体的な事例を交えて、新しい考え方を提案します。http://kosonippon.org/wp-manager/book20201207/

【動画概要】
『自分ごと化対談―ツルツル世界とザラザラ世界』第2回対談~「政治とリアリティ「下山の哲学」に学ぶ いま、日本に必要なこと(竹内洋岳×加藤秀樹)~(※再生時間: 1時間20分03秒)

03:19 【Chapter1】「下山」に学ぶ、いま、日本に必要なこと
―プロ登山家 竹内洋岳について

―思ったよりも世の中は広かった ツルツルとザラザラに分けた理由   
―効率化だけでは測れない 社会にとって必要なもの
20:01 【Chapter2】怒りに学ぶ   
―ガッシャブルム二峰にて 危険を見抜けなかった自分への怒り   
―世の中に対して怒らない日本の社会
26:06 【Chapter3】予測とリアリティの関係性を考える   
―リアリティの欠如は、誤った予測を生み出す   
―チョ・オユーでの体験 シェルパの予測と自分の責任   
―失われる人間の身体性
47:28 【Chapter4】便利な社会は生き物としての人間の能力を失わせる   
―人間の標準の基準とは?   
―ツルツルとザラザラの在り方
1:02:09 【Chapter5】今の日本に必要な 下山の哲学   
―登山における絶対条件 竹内洋岳の「型」   
―そろそろ「下山」のしかたを考えるとき ピークを過ぎても登り続けようとする日本
1:12:32 【Chapter6】“人の幸せ”とは「変化することが幸せ、選べる期待」   
―竹内洋岳氏が考える“人の幸せ”とは

『自分ごと化対談―ツルツル世界とザラザラ世界』

公開チャンネル:構想日本公式YouTubeチャンネル
公開日:2021年6月22日(火)15時30分より
動画URL:https://youtu.be/WZ7oFfP0Y80
再生時間:1時間20分03秒