【Vol.7】子どものおもちゃ
2024.10.03

子どもの誕生日などでおもちゃを買う時、いつも思うことがあります。
幼児が心底欲しがるプラスチックの塊は、用途が限定されていて、一瞬熱が入ってもすぐに飽きられることが多い。課金すればグレードの高いものが手に入り、何より流行っている<ツルツル>。

が、案外長く遊ばれるものは、「見立てごっご」に重宝する素朴なものだったりします。破ったティッシュは麺として料理、鍋のフタは車のハンドルにして運転。積み木やブロックも応用が利きますピンポイントで成形されていないからこそ、想像力で補って遊んでいることに気づかされます<ザラザラ>。

毎度、子どもの希望通りのものを与えるか、親がその先を見越してより賢い選択(多分)をするか必要以上に頭を使い、疲弊する買い物です。

◆リザレポン
構想日本広報宣伝リーダー/構想日本ジャーナル編集長。絵本作家としての一面も持つ。
夫と二人の娘と地方在住。家では和食、外ではエスニック料理が好き。