【No.235】「10年目の課題」に寄せて
2006.02.03

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JIメールニュースNo.235  2006.2.3発行
「10年目の課題」に寄せて

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◆◆ 目 次 ◆◆
1.【「10年目の課題」に寄せて 】
2.【J.I. Action Summary】
3.【第103回「J.I. フォーラム」のご案内】
*みなさんのご意見をお待ちしています(800字以内でお願いします)。
info@kosonippon.org
頂いたご意見などは、バックナンバーと共に「読者の声」として以下に掲
載しています。 http://kosonippon.org/wp-manager/mailnews/log.html
不掲載をご希望の場合は、必ずその旨を明記して下さい。
また、氏名、肩書きは、特にご指示がなければそのまま掲載します。
イニシャル、匿名、ハンドルネーム使用の場合は必ず明記して下さい。
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1.【「10年目の課題」に寄せて 】
JIメールニュースNo.231「10年目の課題」
( http://kosonippon.org/wp-manager/mailnews/log.html?no=243 ) について、
市民バンク代表 片岡勝様からご意見をお寄せ頂きました。
・・・・ ・・・・ ・・・・ ・・・・ ・・・・ ・・・・ ・・・・
加藤さんの方向、まったく同感。こういう書き込みを見ると、今年は年初か
ら、なんとなく日本という国も幸先が良い感じです。
ぼくは「地域から日本を変える」をスローガンに、この10年やってきまし
た。
それ以前には国政にもスタッフとして関わりましたが、政治は2で割る作業
でしかなく創造性を発揮できる場ではないことに気づき、フィールドを現場
にシフトしました。
私の考える日本のカタチ作りは「金余り東京、人の流出する大阪、知恵で勝
負する地方」をダイナミックに動かし流動化させることです。幸い、大学の
教え子が卒業後、コミュニテイービジネスという地域の問題を解決し継続的
な事業にするという分野で起業し、地域によっては山口県のように24、
25歳のリーダーによる事業で年商1億2500万円に今年なるであろうと

ろが生まれたり、島根県では後継者のいない旅館で若女将として継承ビジネ
スを行ったり(2005/12/11
http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/108093006.html )、
現場からの動きが実に元気なのです。
そういう私は、そろそろ自分の終結に向けて「捨てる」作業を始めます。そ
こでは、私の役割もシフトします。地域に事業を残すために、私を捨て、去
ることを用意し始めようと思っています。その手はじめにモノの整理から始
めました。山口県の美祢市にあるNPO「きららの里」にある藁の家(平成
17年9月に、タイと日本の若者とで協力して作った10坪ほどのもの)を
書斎にしました。いわば「森の隠れ家」でLOHAS生活をしようと言うもので、
実際、自分の本をここにすべて移しました。できれば後進にそのまま書斎と
して寄付したい、と思っています。
今年は日本を半分捨て、日本の地域での事例をアジアに広げるべく、アジア
へ軸足を移します。だから、仕事をどんどん若者に引き継いでいく必要があ
ります。その世界の旅も足尾銅山の田中正造のように、聖書と筆とお椀と銅
山の石のシンプルライフです。私自身は捨てて行き、残るものは若者が残す
ことになるのでしょう。地域に。
構想日本の「10年目の構想日本は、現場感のある政策で実質的な変化をつく
っていく」と私のところで育った若者の活動が連携できそうです。現場で。
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2.【J.I. Action Summary】
■構想日本の1月の主な活動状況■

1.国と地方(行財政改革)
○国の「事業仕分け」
・「公開」実施が不可欠であることをアピール(1/11:朝日新聞)。
http://kosonippon.org/wp-manager/doc/?no=234
○自治体の「事業仕分け」
・岡山市での実施(2/18、第16弾)に向けた準備。
―市民自身が、事業の要否などを評価。
【参考:国の「事業仕分け」実施決定までの経緯】
●平成14年2月~
・自治体の「事業仕分け」作業の実施(14自治体)。
●平成17年9月
・与野党のマニフェストに、国レベルでの実施が盛りこまれる。
●同年10月
・小泉総理が、与党に実施の検討を指示(プロジェクトチーム創設)
●同年12月
・41の地方議会が、国レベルの実施を求める意見書を政府に提出。
・「行政改革の重要方針」(閣議決定)に「事業仕分け」が採用。
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/gyokaku/kettei/051224housin.pdf
(特別会計改革:P8、公務員人件費改革:P12)
●平成18年1月
・小泉総理が、「行政改革推進法案(仮称)」に「事業仕分け」の趣旨
を盛り込むと明言。

2.公会計
○「自治体革新具体化研究会」の準備
・第4回のテーマ:事業コスト計算の事例研究、など。
(これまでの研究会: http://kosonippon.org/wp-manager/doc/?no=231 )
3.教育行政
○画一的な教育行政をやめ、教員の問題設定能力を高める必要性
をアピール(1/23:日本教育新聞「人づくり国づくり」)
・構想日本の提言: http://kosonippon.org/wp-manager/prj/edu/

(文責:政策担当ディレクター 冨永朋義)
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3.【第103回「J.I. フォーラム」のご案内】
本当の問題は都市全体
~耐震強度偽装では済まされない~
耐震強度偽装が大問題になっています。それは住宅が「個人の問題」以上に
「社会の問題」だからでもあるでしょう。その意味では、長期的には高層ビ
ルが林立する大都市全体の問題はさらに深刻です。ビルの維持管理、それら
の意思決定、治安など様々な問題があるからです。都市計画の専門家と、
『あなたのマンションが廃墟になる日』の著者でジャーナリストの山岡さん、
立法府の立場から馬渕さんをお迎えして、都市のあり方を議論していただき
ます。(マンション問題を出発点に都市計画、社会作りまで議論していただ
きます。)
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日 時  : 平成18年2月22(水)
会 場   : 日本財団2階・大会議室 港区赤坂1-2-2 TEL 03-6229-5111
( http://www.nippon-foundation.or.jp/org/profile/address.html )
開 演  : 午後6時30分(開場:午後6時00分)
ゲスト  : 山岡淳一郎(ノンフィクション作家)
馬渕澄夫(衆議院議員)

主 催   : 構想日本
定 員  : 160名
フォーラム参加費 :2,000円(シンクネット・構想日本会員は無料で
す)
懇親会参加費   :4,000円(ご希望の方は下記懇親会参加に○印をつ
けてください)
※ゲストを囲んで、下記の会場で懇親会を開催いたします。
「トラットリア・イ・プリミ 虎ノ門店」
港区虎ノ門2-2-1 JTビル1F TEL 03-3589-5812
( http://www.ep-tokyo.com/iprimi/toranomon/ )
—————————————————————–
参加ご希望の方は、2月21日までに出欠の是非を、下記のメールアドレス
にお申し込み下さい。
forum@kosonippon.org
お名前
所属
ご連絡先

懇親会に     参加する      参加しない
—————————————————————–
*参加申し込みに関するお問い合せは、
事務局 木下まで。TEL 03-5275-5665
*内容に関するお問い合せは、
フォーラム担当 西田まで。TEL 03-5275-5607
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