- 【No.212】教育現場の創意工夫を引き出す「教育行政」とは?
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JIメールニュースNo.212 2005.8.19発行
教育現場の創意工夫を引き出す「教育行政」とは?
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◆◆ 目 次 ◆◆
1.【教育現場の創意工夫を引き出す「教育行政」とは?】
2.【第98回「J.I. フォーラム」のご案内】
*みなさんのご意見をお待ちしています(800字以内でお願いします)。
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1.【教育現場の創意工夫を引き出す「教育行政」とは?】
構想日本政策スタッフ 喜多 豊
画一的な教育行政がさまざまな教育問題の背景にあることは、度々指摘され
てきていることですが、国はそのコントロールをなかなか手放そうとしませ
ん。
教育における取り組みに限らず、おもしろい知恵やアイデアは、日々の試行
錯誤から──つまり、必要に迫られた現場から──生まれてくるものではな
いでしょうか。
本来、教育行政とは、それを後押しするものでなくてはなりません。そのた
めには、より現場に近いところに、よりたくさんの権限があり、現場からの
要請に応じた自由で柔軟な対応ができる必要があります。
画一的なコントロールのもとでは、せっかくの知恵やアイデアが生かされな
いどころか、現場にある創意工夫の志さえも摘まれかねません。
そのコントロールのきつさゆえに他に現実的な解決策が見出せず、少しでも
前進したいとの思いから特区申請がされていますが、各地の「できることか
らはじめる試み」すらなかなか認められないのが実情です。
しかも、「特区として認可されたらできる」という状況を、自治とは呼べま
せん。
たとえば、義務教育の6・3制を「4・3・2制」や「5・4制」にしたり
などと、実験的なカリキュラムの編成が可能となる、「特区研究開発学校の
設置」という特区事業があります。しかし、この事業を実施するには、国の
認可が必要です。
これは、すでにあった学校単位で特例が認められる「研究開発学校」制度を
特区へと応用したにすぎません。相変わらず、「実験」を行っていいかは、
国が判断しているのです。
構想日本では、現場の裁量拡大と教育の多様化をめざす「教育行政改革」を
提言しています。今年1月には、106名の市町村長の賛同を得て、記者発
表も行いました。
教育の現場に活気を取り戻すには、「教職員人事」「財源」「教育委員会」
「教育の内容・方法」「学校の運営」などの設計・判断を現場により近いと
ころで行えるようにする必要があります。
今後も、その実現に向けて、全国各地で創意工夫に取り組んでおられる現場
のみなさんと力をあわせることで、アピールを続けていきたいと考えていま
す。ぜひご意見・ご感想をお寄せください。
(教育提言の詳しい内容は、 http://kosonippon.org/wp-manager/prj/edu/ をご覧
下さい。)
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2.【第98回「J.I. フォーラム」のご案内】
飽食の「貧食国」日本
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「日本に帰ったら野菜がおいしくなかった」──。30年来ケニヤで生活環
境の指導に携わってきた岸田 袈裟さんの言葉です。(第79回JIフォー
ラムより) その一方で、世界中の食べ物が手に入り、テレビではグルメ番
組が大盛況です。
ダイエットやサプリメントが大流行の一方で、世界一食べ物が捨てられて
います。今の日本では、「食べ物」や「食べること」が身体を養うという本
来の役目から離れてしまっているように見えます。
その結果、様々な社会的問題が起こっているのではないかと、「キッズ・
シェフ」(味覚の授業)に取り組んでおられる三國清三さんと、子どもたち
に畑での野菜づくりを通して生きることの実感を教えている萩原さとみさん
をお迎えし、子どもの食と育を考える意見交換サイト「ほねぶとネット」を
運営している大村直己さんとともに、 「食べること=生きること」の基本
について大いに語っていただきます。
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日 時 : 平成17年8月31日(水)
会 場 : 銀座ソニービル8階 ソミドホール
開 演 : 午後6時30分(開場:午後6時00分)
ゲスト : 三國清三氏(「オテル・ドゥ・ミクニ」オーナーシェフ)
萩原さとみ氏(かあちゃん塾「ファーム・インさぎ山」代表)
コーディネーター:大村直己(食育コーディネーター/「ほねぶとネッ
ト」ウェブマスター)
主 催 : 構想日本
定 員 :160名
フォーラム参加費 :2,000円(シンクネット・構想日本会員は無料です)
懇親会参加費 :3,500円
(ご希望の方は下記懇親会参加に○印をつけてください)
※ゲストを囲んで懇親会を開催いたします。
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参加ご希望の方は、8月30日までに出欠の是非を、下記のメールアドレス
にお申し込み下さい。
forum@kosonippon.org
お名前
所属
ご連絡先
懇親会に 参加する 参加しない
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*参加申し込みに関するお問い合せは、
事務局 木下まで。TEL 03-5275-5665
*内容に関するお問い合せは、
フォーラム担当 西田まで。TEL 03-5275-5607
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発行:構想日本 発行責任者:加藤秀樹
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