【No.269】中学生が主役の「青少年議会」|小金井青年会議所 理事長  本間 紀行氏|
2006.10.06

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JIメールニュースNo.269  2006.10.6発行
中学生が主役の「青少年議会」
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◆◆ 目 次 ◆◆
1.【中学生が主役の「青少年議会」】
2.【第111回「J.I. フォーラム」のご案内】
※好評の「ポリ吉ブログ」もご覧ください。 http://blog.kosonippon.org/
※書籍『構想日本』シリーズの第4弾が出ました。
http://kosonippon.org/wp-manager/books/book8.php
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1.【中学生が主役の「青少年議会」】
小金井青年会議所 理事長
本間 紀行

小金井青年会議所では青少年育成事業の一環として例年「こども議会」や「青少年議会」を開催しています。今年も夏休みの最後となる8月30日に、教育委員会との共催で「青少年議会」を開催しました。
場所は小金井市議場、実際に市議会で使用する議場に、小金井市内5中学校から選抜された25名の中学生議員が揃いました。中学生から選抜された議長が会期を宣言し、議事が開始されました。最初は、各校1名ずつが代表質問(各校のみんなで作り上げた質問)、そのあと一般質問(選抜された中学生が自分で考えた質問)となっていきます。

まさに本番(実際の市議会)さながらの、質問と答弁が行われます。熱っぽく質問をする中学生議員に対し、真剣に答弁を行う稲葉孝彦市長をはじめ各行政担当者。傍聴席では校長先生や担任教師、父母、学友達が、それを見守っています。

学校におけるISO認定制度の採用、校内美化の推進、といった生徒たちも積極的に推進するような教育環境づくりに対する行政への支援要請、放置自転車への対策、分別や衛生面の改善を目的とするゴミ処理に対する地域でのより徹底した体制づくりなど、小金井の環境改善やよりよいまちづくりを熱心に考えた質問が次々に出てきました。青少年議会の中学生議員たちの意識の高さには、本当に感心しました。

中学生を対象にした「青少年議会」となって今年が5回目となりますが、意見や質問が実にハイレベルになっています。稲葉市長も、今回の青少年議員の提言の中から、実際に実現に向けて動きたいとするいくつかの課題を認識し、具現化していくことを宣言していました。小金井市は3年前に「歩行者喫煙禁止に関する条例」を採択しましたが、それも青少年議会での提言が最初のきっかけでした。地域を支えるのは、地域の大人だけではない、小学生、中学生や高校生も、よりよい地域づくりの大きな原動力・推進力であることを、実感できました。

今年も新聞社の取材が入り、回を重ねるごとに注目が高まってきているのがよくわかり、我々も開催している甲斐があったと思います。この積み重ねが、これから徐々に有形無形の成果として、必ずや現れてくるものと思っていますし、「地域創造」を実現するエッセンスであると思っています。

私が子供の頃は、早朝のラジオ体操をはじめ多くの地域交流の場があり、街中の空き缶拾いのように地域に資する行事が多くありましたが、今はそうした事は少ないようです。地域の絆(コミュニティ)を強くするのに必要なのが「地域愛」であり、青少年が早い段階から意識的にも無意識的にも身につけていけば、将来、地域は絶対に良くなると確信します。私たち小金井青年会議所メンバーをはじめ、“今の世代”が、先輩としてのプライドを持ち、リーダーシップを取るとともに、こうした青少年達が、地域の、そして我が国の将来を担うような存在になってくれることを、心から願ってやみません。

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2.【第111回「J.I. フォーラム」のご案内】
医療崩壊を考える
─ 患者もマスコミも一緒に考えよう ─
医療事故の多発など日本の病院や医療制度に対する不信が募っています。
一方、病院や医師も今大変なのです。例えば、地方の公立病院では必要な医師の確保ができなくなり、救急患者の受入れを中止したり、治療科目の削減に迫られているのです。

原因は、勤務医の労働条件が厳しくなる一方で、すべての患者は救われるべきといった過剰な期待や、期待通りにいかなかった場合の訴訟の急増などです。今回のゲスト、小松秀樹さんの著書名でもある『医療崩壊』の原因は大学や病院だけでなく私たちの中にもありそうです。今医療現場に何が起こっているか、小松さんと、医療問題を丹念に取材してこられた前村聡さんにお話しいただきます。
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★★今回は「開演時間」が変わっておりますのでご注意ください。★★
日 時  : 平成18年10月25日(水)
会 場  : 日本財団ビル2階 大会議室
港区赤坂1-2-2 TEL 03-6229-5111
(http://www.nippon-foundation.or.jp/org/profile/address.html)
開 演  : 午後6時45分(開場:午後6時15分)
ゲスト  : 小松 秀樹(虎の門病院 泌尿器科部長)
前村 聡(日本経済新聞社)
主 催  : 構想日本
定 員  : 160名
フォーラム参加費 :2,000円(シンクネット・構想日本会員は無料です)
懇親会参加費   :4,000円
(ご希望の方は下記懇親会参加に○印をつけてください)
※ゲストを囲んで、下記の会場で懇親会を開催いたします。
「トラットリア・イ・プリミ 虎ノ門店」
港区虎ノ門2-2-1 JTビル1F TEL 03-3589-5812
(http://www.ep-tokyo.com/iprimi/toranomon/)
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参加ご希望の方は、10月24日までに出欠の是非を、下記のメールアドレス
にお申し込み下さい。
forum@kosonippon.org
お名前
所属
ご連絡先

懇親会に     参加する      参加しない
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*参加申し込みに関するお問い合せは、
事務局 木下まで。TEL 03-5275-5665
*内容に関するお問い合せは、
フォーラム担当 西田まで。TEL 03-5275-5607
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