- 【No.762】「地方からの新しい文化発信 ~現代サーカスのもつ力~ 5 千と一夜で、現代サーカス成るか。」|現代サーカスプロデューサー 田中 未知子氏|
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J.I.メールニュース No.762 2016.06.23 発行
「地方からの新しい文化発信 ~現代サーカスのもつ力~ 5
千と一夜で、現代サーカス成るか。」
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【1】<巻頭寄稿文>
「地方からの新しい文化発信 ~現代サーカスのもつ力~ 5
千と一夜で、現代サーカス成るか。」
現代サーカスプロデューサー 田中 未知子
【2】<お知らせ>
(1) 第225回J.I.フォーラム 6月27日 開催
若者の政治参加を考える ー 政治を「自分事」にするために必要なこと ー
(2) 今後の構想日本の活動
(3) Yahoo!ニュースオーサー記事更新!
(4)「現場みらい塾」 第4期 募集中
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【1】「地方からの新しい文化発信 ~現代サーカスのもつ力~ 5
千と一夜で、現代サーカス成るか。」
現代サーカスプロデューサー 田中 未知子
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「現代サーカス発信拠点をつくる」
2011年に高松に移住を決めたときは、収入のあてはほぼゼロでした。夕方から知り合いの割烹で働きながら、昼間は自分のプロジェクトの準備をしました。
10年以上、新聞社や芸術祭で舞台芸術のプロデュースをしてきたのに、40歳を超えて飲食店で働くことは肉体的にも精神的にもつらいものがありましたが、とにかく、これまでの立場や職歴を一度忘れて、ゼロからスタートすることが絶対に必要だと信じていたのです。
文化事業とフロアのバイトは直接的には結びつかないかもしれませんが、これまでのキャリアで最後に直面した障壁、それは裏方仕事をやってこなかったから現場の状況や気持ちがわからない。表方だけで仕事をしていたから、最も肝心なところで深い穴に落ちることになるのだ、と強く感じたのです。
割烹での1年間の経験は大きなものでした。職場の仲間と励ましあいながら夜中までへとへとになるまで働き、お腹がすいて、オオカミのように眼をギラギラさせていた1年。その間に、サーカスのお話会「千と一夜」を定期的に続けてきました。
「千と一夜」、つまり普通に考えたら3年弱。そのくらいで自分の思い描く世界が実現できているだろうと期待してつけたタイトルでした。しかし大いに甘かった!と今になって痛感しています。
高松で事業を始めてもうすぐ6年。1年目から叫び続けている「常設のサーカスの練習&創作場」は、いまだめどがついていません。
しかしトライアルは沢山行ってきましたし、活動は絶え間なく続けています。
高松に移住して1年足らずで実施したのが、地元の鉄道会社「ことでん」仏生山工場内での創作公演「100年サーカス」でした。
稼働中の現役整備工場をまる2日間空けていただき、そこで本格的な創作サーカスをやる。もちろん空中芸もありますし、仮設舞台も組み、音響照明も入れた本物の舞台です。
今思えばクレイジーな企画でしたが、「ことでん」さんのご理解、ご協力、そしてクレイジーに付き合ってくれた、東京やフランスのアーティストたちのおかげで実現しました。
「千と一夜」を続けるうちに、やはり本物を見てもらわなければ伝わらないと強く感じ、半ば強行突破のように実現した企画でした。
2014年春には、初の国際創作企画を実施。フランスを代表するカンパニー・リメディアのアーティスト7人と日本人のトップレベルのアーティスト7人を出逢わせ、香川で滞在制作し、発表した「キャバレー」という作品。高松市、さぬき市、フランス外務省の全面的な協力を得て実現できました。
「滞在制作」というキーワードが、我々の活動の中心軸だと、はっきりと自覚したのがこの時期でした。
あれから2年―。
今年の夏チャレンジする滞在制作は、ぐっと実施の難易度があがり、空中芸のみを使った国際共同企画です。
単にアーティストが体と体をぶつけるだけでは済まない、ビル4階の高さからの吊りを多用する創作です。
「日仏共同創作 空中パフォーマンス YA!」は、お客様の目に入るアーティストたちの演技はもちろんのこと、裏側を支える特殊な技術者や職人たちの養成という命題を掲げた巨大プロジェクトなのです。
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田中 未知子さんからのお知らせです
《日仏共同創作公演 空中パフォーマンス「YA!」》
瀬戸内サーカスファクトリー初の、空中パフォーマンス創作公演。
演出を手掛けるのは、現代サーカス界で伝説となった空中ブランコ集団「レザッソ」の元メンバーで解散後に「シルク・ヴォスト」を旗揚げした ブノワ・ベルヴィル です。
高松市塩江町でブノワと3人の日本人アーティストは滞在制作し、屋島山上で作品を発表。ここから、歴史が始まります。
◇日 時:7月2日(土)17:30〜 7月3日(日)17:30〜 (開場は30分前)
◇場 所:屋島山上「県木園」(香川県高松市)
◇前売り 一般3,500円 中高生以下1,500円 ※当日は各500円増し 未就学児無料(保護者の方と同席または桟敷席になります)
参加方法等 詳細はこちらから → http://www.setouchicircusfactory.com/ya.html
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田中 未知子 (たなか みちこ)
瀬戸内サーカスファクトリー代表、フランス国立大道芸サーカス情報センター日本特派員。2004年、新聞社勤務時代に現代サーカスに出会い、招聘に携わる傍ら、独自に研究調査を行う。新聞社退社後の2009年、現代サーカス概説書「サーカスに逢いたい~アートになったフランスサーカス」を出版。いくつかの芸術祭のパフォーミングアート担当をつとめたあと高松で独立。
2012年に一般社団法人瀬戸内サーカスファクトリーを立ち上げ、日本に現代サーカス文化発展のための活動を総合的に行う。2012年と2014年、フランス政府招聘により国際サーカス会議に参加。2014年より東京都ヘブンアーティスト審査員。日本各地で現代サーカス作品をプロデュース。
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*みなさんのご意見をお待ちしています。(800字以内でお願いします)
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【2】(1)第225回J.I.フォーラム 6月27日 開催
政治参加は投票だけではありません。若者だけの問題でもありません。
「政治参加」に一生懸命かかわっている人たちの意見を聞き、私たち全員がもう一度よく考えたいと思います。
加藤 秀樹
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若者の政治参加を考える ー 政治を「自分事」にするために必要なこと ー
アベノミクス、憲法、財政…この参議院選挙は重要な争点が目白押しです。
折しも選挙年齢が18歳以上に引き下げられました。それが選挙結果にどう影響するのか、高齢者含めこれまでの有権者にとっても重大な関心事のはずです。
若者の動向に詳しいゲストを中心に、私たち全員がこれから政治にどう向きあうか、熱く議論したいと思います。
◯日 時:平成28年6月27日(月) 18:30~20:30(開場18:00)
◯会 場:日本財団ビル2階 大会議室 港区赤坂1-2-2 TEL 03-6229-5111
※場所にご注意ください
◯ゲスト:青木 大和 (政治活動家)
後藤 寛勝 (NPO法人 僕らの一歩が日本を変える。代表理事)
杉浦 正和 (芝浦工大付属柏高校 教頭)
関谷 昇 (千葉大学 法政経学部 教授)
原田 謙介 (NPO法人YouthCreate 代表理事)
水野 翔太 (名古屋わかもの会議 総合統括)
◯コーディネーター:加藤 秀樹(構想日本代表)
◯主 催:構想日本
◯定 員:160名
◯参加費:一般 2,000円 / 学生 500円 (構想日本会員は無料です)
※学生の方は受付にて学生証をご提示ください。
◯懇親会参加費:4,000円(ご希望の方は懇親会参加とお申込み時に明記して下さい)
※フォーラム終了後、ゲストを囲んで、懇親会を開催いたします。
「頤和園(いわえん)溜池山王店」港区赤坂1-1-12 TEL 03-3584-4531
※フォーラムへのご参加は6月27日(月)12:00まで info@kosonippon.org にお願いします。
お申し込みはこちらから http://kosonippon.org/wp-manager/forum/index.php
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(2)《今後の構想日本の活動》
《その他》
2016年4月~隔週月曜日 京都大学経済学研究科・経済学部 特殊講義「公共経営論1」 (代表 加藤秀樹)
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(3)Yahoo!ニュースオーサー記事更新!
Yahooニュースにオーサーとして投稿している記事が更新されました。ぜひ御覧ください。
代表 加藤秀樹
◇3月8日 防災を「自分事」に
http://bylines.news.yahoo.co.jp/katohideki/20160308-00055180/
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(4)「現場みらい塾」 第4期 募集中
人口減少、高齢化、不十分な予算と人員など、自治体にとってはますます厳しい時代になっています。
しかし、そんな状況の中でも、よくよく考えると、解決策が見えてきます。
この塾は、単なる「研修」ではありません。自治体のどの仕事にも応用できる、知恵の出し方を身につけるトレーニングの場です。
他自治体の職員、議員、民間人と一緒に半年間議論し、学び合うゼミ形式のプログラムです。
受講生はこれまでに約50名。問題意識の高い自治体職員、議員のネットワークも大きい財産です。ここから日本が変わります。
― 第4期カリキュラム ― ※現時点の予定ですので、変更の可能性があります。
第1回:7月30日(土)13:00~18:30、31日(日)10:00~16:00
第2回:8月27日(土)10:00~18:00
第3回:9月24日(土)10:00~18:00
第4回:11月5日(土)13:00~18:30、6日(日)10:00~16:00
自治体職員を主な対象としていますが、それ以外の方も参加可能です。是非お申込みください。
その他詳細はこちら
http://kosonippon.org/wp-manager/project/detail.php?id=713
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