- 【 No.828】「水の恵みを世界に(5) 今 そして これから」|日本ポリグル株式会社 会長 小田 兼利氏|
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J.I.メールニュース No.828 2017.10.05 発行
「水の恵みを世界に(5) 今 そして これから」
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【1】<巻頭寄稿文>
「水の恵みを世界に(5) 今 そして これから」
日本ポリグル株式会社 会長 小田 兼利
【2】<お知らせ>
(1) 第240回J.I.フォーラム 10月25日(水)
北朝鮮問題から日本の安全保障、国際政治を考える
~本当に考えないといけないことは何か~
(2) 平成29年度 広島県 三原市事業レビュー
10月14日(土)、15日(日)
(3) 群馬県 太田市で初開催 構想日本式「住民協議会」
10月28日(土)
(4) その他の構想日本の活動
【3】構想日本 2017年9月の主な 政策実現活動
【4】構想日本 2017年9月の主な 新聞・テレビ等メディア掲載
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【1】 「水の恵みを世界に(5) 今 そして これから」
日本ポリグル株式会社 会長 小田 兼利
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メキシコで学校を訪ね、浄水実験をしたいと校長先生にお願いしたことがあります。最初は駄目だと怖い顔で断わられました。ところが、日本人だと知った途端、笑顔で全校生徒を校庭に集めて、父兄まで呼んで大歓迎をされた事があります。
私達は、先輩方の血のにじむ努力で築かれた「信用という尊い遺産」のお蔭で、何処の国からも歓迎され、自由に旅行もビジネスも出来ているのです。日本の赤いパスポートは世界一の信用です。
この信用をさらに高めて、次の世代に引き継ぐ事がポリグルの使命だと考えています。この一念で仕事に励めば相手国の人々にも心が通じます。
これからは世界が相手です。先輩たちの貴重な『信用という遺産』が、世界の舞台で活躍させてくれます。三〇年後には国境も無く、貿易も自由化されているかも知れない。逆に自然環境は悪化し人類は、滅亡に向かっているかも知れない。テロ・紛争が拡大しているかも知れません。
けれど、世界中が日本を信頼し、愛してくれれば、安全保障問題も自然に解決します。
皆さんが、日本と云う国を信じて挑戦すれば可能な事です。
小さな企業がやれている事を、大企業や国レベルで出来ないはずはないのです。
ソマリアの浄水場(五〇ヶ所余り設置済み)がゲリラに二度破壊されました。一昨年最初の襲撃でモガディシュの装置が破壊され、二日で元通りに修理。二ヶ月後にまた破壊され、また二日で修理しました。ゲリラ多発地帯ほど水に困っている人は多いのです。
それから一年以上経ちましたが、その後破壊の連絡はありません。エチオピア国境沿いの浄水場周辺は、ゲリラ活動が活発地帯であるが、三度目の破壊は起きていない。我慢比べに勝ちました。
修理の度に日の丸と、FROM THE PEOPLE OF JAPANの大きな看板を掲げています。危険地帯では日本人抜きで浄水設備を設置しているにもかかわらず「日の丸」が輝いています。今では、ゲリラにも「日本人の心・真意」が解り出したのではないかと感じます。ポリグルの執拗さに、あきれているのでしょう。私は壊されても、壊されても、その都度修理するつもりです。根気比べでは、ゲリラになど負けない。今にゲリラとも仲良く出来るとさえ、思っている。
POLY-GLUの活動は、技術に頼るのでも無く、ビジネスの手法に頼るのでもなく、相手を思いやる「情けは他人のためならず」商法です。
バガモヨ(タンザニアの都市)の道の駅では、粗末な店舗に従業員が増えていました。店舗の裏に居住用の建物を増設している店もあります。家族も移住してきたのでしょう。駐車スペースを設ける為に道幅を広くしている。二百軒の店が話し合いで一気に店舗を後ろに下げている。店舗に木炭・薪・日用品の行商が来ている。
我国の関係者は、こういう現地の実態をまったく知らない。だから我国のODA水道インフラの大半は失敗しているのです。ビジネスで途上国を変えられるなら、無償援助は大幅に減らせます。我が国のODAは現在の予算で、2倍、3倍にも生かせるはずです。
無償援助では自立心が育ちません。途上国に必要なのは自立心です。
解決の目途さえたたない難民問題、イギリスのEU離脱、トランプ大統領の誕生など、ポピュリズムや反グローバリズムの台頭が急激であり、国連は主要国の我儘、利己主義の道具にされている。こういう乱世だからこそ、我国が世界のリーダーになれる千載一隅の機会であると知るべきです。
ポピュリズムでもなく、グローバリズムでもなく、私達日本人はあくまでもWIN・WINを貫くべきです。世界中から愛される日本にしましょう!
ポリグルレディが、私よりも上手に浄水の実演をしているのを見て「この歳になって漸く、命の遣い方が判った気がする」と、思わず呟きました。それが放送されて500通近くの激励のメールを頂きました。
私の夢は「世界中の人々が安心して、生水を飲めるようにすること」
一人の情熱が周りを動かし、社会を動かし、遂には世界をも変える!
良い方向に行くか悪い方に向うか、国連や欧米諸国に世界を導く力は有りません。
将来を担うのは皆さんです。総評論家の時代、あなたもプレイヤーであって下さい。
日本ポリグル ご紹介動画 https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/vod/directtalk/20170925/ ※2017年10月9日迄の限定公開です。
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小田 兼利 (おだ かねとし)
1941年熊本県生れ。納豆のネバネバの成分であるポリグルタミン酸を使った水質浄化剤を発明し、2002年、日本ポリグルを創業。「世界中の人々が安心して生水を飲めるように」という使命を掲げ、途上国ビジネスに果敢に挑戦している大阪の弱小企業 会長。「BOPビジネスは貧困社会への貢献と中小企業の復活を同時に実現できる」と考え、自ら世界各地を精力的に訪問し、深刻な水問題解決のため世界中を駆け回っている。 またIVUSAの特別顧問も務め、学生らと共に現場へ出て海岸清掃などの環境保全にも力を入れる。
最近では、ソマリアなどの紛争地域での避難民への給水活動も行っている。2012年、公益事業を専門とするポリグルソーシャルビジネス株式会社を創業。
経済産業省 BOPビジネス支援センター運営協議会委員。NPO法人 国際ボランティア学生協会 特別顧問。
(発明:符号式のオートドアロック、光電マーク、電子油圧サーボ、航空機用デジタル角度計、マイラー自動巻取装置)
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*みなさんのご意見をお待ちしています。(800字以内でお願いします)
info@kosonippon.org
いただいたご意見はバックナンバーと共に「読者の声」として以下に掲載しています。メルマガにて抜粋掲載をさせていただくこともございます。
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【2】(1) 第240回J.I.フォーラム 10月25日(水)
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北朝鮮問題から日本の安全保障、国際政治を考える
~本当に考えないといけないことは何か~
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北朝鮮のミサイル、核がテレビなどで大きな話題になっていますが、大方がワイドショー的なノリです。この機会に日本の安全保障を具体的に考えてみよう、トランプ発言の背後にあるアメリカや中国の本当の意図、国際政治の実態を真剣に考えてみよう、といった姿勢は見られません。
そこで、今回のフォーラムは、お2人のプロを迎えて、北朝鮮問題を入口に、日本が直面している安全保障の現状や国際政治について深いレベルで議論して頂きます。
◯日 時: 2017年 10月25日(水) 18:30~20:30(開場18:00)
◯会 場: 日本財団ビル2階 大会議室 港区赤坂1-2-2 TEL 03-6229-5111
※場所にご注意下さい
◯ゲスト: 石破 茂 (前衆議院議員/元地方創生・国家戦略特別区域担当大臣)
伊藤 俊幸 (金沢工業大学虎ノ門大学院教授/元海将)
◯コーディネーター : 加藤 秀樹(構想日本代表)
◯主 催 : 構想日本
◯定 員 : 160名
◯参加費 : 一般 2,000円 / 学生 500円 (構想日本会員は無料です)
※学生の方は受付にて学生証をご提示ください。
☆ 今回は懇親会はございません。
※フォーラムへのご参加は10月25日(水)12:00まで info@kosonippon.org にお願いします。
HPからのお申し込みはこちら http://kosonippon.org/wp-manager/forum/index.php
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*参加申し込みに関するお問い合せは、
事務局 堺/稲垣まで。 TEL 03-5275-5607
*内容に関するお問い合せは、
伊藤/田中まで。 TEL 03-5275-5607
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<今後の日程>
11月のフォーラム は 11月15日(水) 於:日本財団ビル2階
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構想日本は自治体での事業仕分けのピークを迎えています。10月中には、14日(土)、15日(日)の広島県三原市、21日(土)の滋賀県大津市、28日(土)は群馬県太田市で住民協議会も開催されます。
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(2) 平成29年度 三原市 事業レビュー
10月14日(土)、15(日)開催
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★三原市の特徴★
1.ランダムに選ばれた18歳から63歳までの23名が「市民判定者」として加わる。40代以下が43%を占めるなど、若い世代の参加が特徴
2.今回で4年連続の実施で市職員にレビューが定着。市の事業を主に担当する40代以下の職員向けに研修を実施することで、仕事に取り組む意識が更に向上
3.毎年度の評価結果について、次年度予算に反映するだけでなく、レビューの指摘をその他の全事業に適用し、積極的に事業の見直しを行っている
― 開催概要 ―
【対象事業】 全6コマ8事業
10月14日(土)
1.防犯活動・交通安全対策の推進
○防犯灯維持管理事業
○安心・安全事業
2.ICTを活かしたまちづくり
○マイナンバー活用事業
3.産学官連携の推進
○三原地域連携推進協議会補助
10月15日(日)
1.障害者福祉の充実
○障害者就労体験事業
○障害者優待乗車証・優待乗船券交付事業
2.消費者・生活者の安心の確保
○消費生活センター運営事業
3.国際化の推進
○国際化推進協議会補助
※対象事業費総額 約9,480万円
(平成29年度一般会計予算456億7,700万円)
【議論のし方と参加者】
構想日本仕分け人チーム及び三原市まちづくり戦略検討会議の委員が、説明者(三原市職員)と議論し、それを聞いたうえで市民判定者が対象事業の評価を行う。
※市民判定者:無作為に抽出した住民2,000人のうち応募のあった18名、及び過去2年間の市民判定者のうち参加を希望した5名の計23名。
<構想日本仕分け人チーム>
コーディネーター:伊藤 伸(構想日本総括ディレクター、両日)
評価者:村上 敏也(県立広島大学大学院経営管理研究科 准教授、両日)
根本 知左香(一般企業、1日目)
佐藤 幹子(名古屋市総務局企画部大都市・広域行政推進室 主事、2日目)
【日 時】 10月14日(土)9:50 ~16:15(予定) ※9:30~9:50 開会式
10月15日(日)9:30 ~15:45(予定)
【会 場】 三原市役所 城町庁舎(ペアシティ三原西館) 2階 大会議室
(三原市城町一丁目2番1号)
※会場に関するお問い合わせは、三原市経営企画課(電話:0848-67-6280)まで
【入場料】 無料(事前登録不要、途中入退室可、どなたでも傍聴できます。)
【主 催】 三原市
【協 力】 構想日本
※詳細は三原市ホームページからご覧いただけます。
http://www.city.mihara.hiroshima.jp/soshiki/6/jigyoreview-h29.html
※インターネット中継も行います。リンク先については当日までに掲載します。
お問い合せ:構想日本 伊藤/町田
TEL:03-5275-5607、email:shiwake@kosonippon.org
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(3) 構想日本式 「住民協議会」
10月28日(土) 太田市「住民協議会」第4回
「健康」に暮らすための身近な課題を住民達が議論
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「健康づくり」という誰もが関心のあるテーマについて、行政のおしきせではなく、住民自身が考え、議論します。
自分や地域の現状を知り、意見を出し合うことで、意見が違う住民同士の相互理解が深まり、行政が従来の「他人事」から「自分事」に変わっていく様子がよくわかります。
市民が自らどんどん議論する民主主義の新しい形のスタートです。 是非傍聴にお越しください。
★今回の取組みの特徴★
1.市が無作為に選んだ、一般市民の代表50人が参加(10代から70代が議論)
2.3ヵ月で4回という短期集中で市民の意見を集約
3.世代を超えて「健康」をテーマに、人づきあい、食事、心の健康、高齢者や現役世代の健康対策など身近な課題を議論
【日 時】 10月28日(土)14:00~17:00 (とりまとめの議論)
【参加者】 太田市住民協議会委員(太田市民50名)★
コーディネーター(論点整理役、構想日本より派遣)
太田市職員
★無作為に選んだ市民1,500名に案内を送付し、応募のあった50名。
【会 場】 太田市役所 3階大会議室 6階・1階会議室 (太田市浜町2番35号)
※会場についてのお問い合わせは、太田市企画政策課企画政策係まで(0276-47-1892)
【入場料】 無 料(どなたでも傍聴できます) ※途中の入退室可、事前申し込み不要
【主 催】 太田市
【協 力】 構想日本
※詳細は、太田市ホームページでもご覧いただけます。
http://www.city.ota.gunma.jp/005gyosei/0020-001kikaku-kikaku/2017-0710-jk.html
お問い合せ:構想日本 伊藤/町田
TEL:03-5275-5607、email:shiwake@kosonippon.org
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(4) その他の構想日本の活動
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2017年10月~隔週月曜日 京都大学経済学研究科・経済学部 特殊講義「公共経営論2」(代表 加藤秀樹)
公共政策の各論を毎回ゲストの講義で進めます。次回は、山折哲雄氏(国際日本文化研究センター名誉教授)、松井孝典氏(千葉工業大学惑星探査研究センター所長)。
2017年9月~隔週木曜日 法政大学「NPO論 II」(総括ディレクター 伊藤伸)
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【3】構想日本 2017年9月の主な 政策実現活動
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<自治体改革活動>
9月 2日 群馬県 太田市住民協議会(全4回中 第3回)
9月16日 静岡県 “ふじのくに”士民(しみん)協働事業レビュー
8月23日-24日 岐阜県 羽島市事業仕分け
9月30日-10月1日 兵庫県 加古川市公開事業評価
※その他、首長や自治体との打ち合わせ等 7件
<講演>
9月 28日 都内中学校「職業人講演会」(代表 加藤秀樹)
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【4】構想日本 2017年9月の主な 新聞・テレビ等メディア掲載
9月5日 健康テーマ 活発な意見 住民協議会 上毛新聞
9月5日「健康づくり」住民が議論 太田 第3回会合に市民34人 読売新聞
9月17日 県民127人が事業判定 防災や福祉、効率性検証 中日新聞
9月17日「国内誘客」注文続出 県事業レビュー 主要4件を検証 静岡新聞
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