- 【No.915】「果てしなきサーカスの旅(2) サーカス村協会設立へ」 |NPO法人国際サーカス村協会・沢入国際サーカス学校 代表 西田 敬一氏|
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構想日本メールマガジン【No.915】 2019.06.20 発行
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<目次>
【1】活動ニュース
(1)北海道 幕別町「住民協議会」6月29日(土)「町民と考えるオリンピアンの町ワークショップ」
(2)福岡県 大刀洗町「住民協議会」6月23日(日)「わたしたちの健康づくり」
(3)第253回 J.I.フォーラム「参院選当選議員に聞く(仮)-民主主義の新しいカタチ(3)-」
次回は8月の予定です!
【2】スタッフ通信
(1)政府「行政事業レビュー・公開プロセス」に外部有識者として参加
【3】ご紹介
(1)「世界でいちばん美しい村 」上映会 7月7日(日)
(2)「ベネズエラ・アルゼンチン国家破産の全貌を知る」講演会 7月25日(木)
【4】巻末寄稿文
「果てしなきサーカスの旅(2) サーカス村協会設立へ」
NPO法人国際サーカス村協会・沢入国際サーカス学校 代表 西田 敬一
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【1】活動ニュース
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(1)北海道 幕別町「町民と考えるオリンピアンの町ワークショップ」(住民協議会)
★幕別町住民協議会の特徴★
1.無作為に選ばれた町民が議論する「住民協議会」。北海道の行政では初の実施。
2.これまで行政やスポーツに関わりが少なかった人も多く参加。
3.現役オリンピック選手を5名出している特徴を活かし、スポーツを軸としたまちづくりを議論。
【日 時】第5回(最終回):2019年6月29日(土)13:30~16:00(予定)
【会 場】札内コミュニティプラザ(幕別町札内青葉町311-11 電話: 0155-56-7873)
【参加費】どなたでも傍聴できます(事前登録不要、途中入退室可)
【主 催】幕別町
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(2)福岡県 大刀洗町「わたしたちの健康づくり」(住民協議会)
★大刀洗町住民協議会の特徴★
1.2014年に全国で初めて「住民協議会」を実施。
2.大刀洗町の住民協議会は条例に基づく正式な審議会。
3.2015年から無作為抽出された住民とは別に町内在住の高校生を募集。(今年度は4名)
【日 時】第1回:2019年6月23日(日)13:00~16:00(予定)
第2回8/31、第3回10/6、第4回11/16。
【会 場】大刀洗町役場(福岡県三井郡大刀洗町大字冨多819)
※会場に関する問い合わせ先:大刀洗町役場総務課(電話:0942-77-0171)
【参加費】どなたでも傍聴できます(事前登録不要、途中入退室可)
【主 催】大刀洗町
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(3)J.I.フォーラム 「参院選当選議員に聞く(仮)-民主主義の新しいカタチ(3)-」
第252回J.I.フォーラムは、新しい試み、新しい場所で概ね好評でした。
もちろん、厳しいご意見もきちんと受け止め、次に生かしたいと思います。
さて、次回はシリーズ-民主主義の新しいカタチ-第三弾。参議院選挙後に、当選された議員をお呼びします。
よって、今はまだ日程もゲストも未定です。お楽しみに。
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【2】スタッフ通信
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(1)政府「行政事業レビュー・公開プロセス」に外部有識者として参加(ディレクター伊藤)
政府が行っている「行政事業レビュー」。
各府省が自らが無駄をなくすことを目的として、すべての事業について「行政事業レビューシート」を作成、公開、事業の見直しを行っています。
それらの事業の一部は「公開プロセス」として、毎年、公開の場で外部の視点を使って点検を行っています。
6月25日の「公開プロセス(文科省)」に伊藤が参加します。
伊藤のFacebook 詳細はこちら → https://www.facebook.com/photo.php?fbid=2324359317683906&set=a.435639213222602&type=3&theater
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【3】ご紹介 構想日本が応援している活動に関するお知らせです。
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(1)「世界でいちばん美しい村」上映会
監督・撮影:石川梵 ナレーション:倍賞千恵子
ネパール大地震で壊滅した村が、悪戦苦闘しながら復興を果たそうとする姿を捉えたドキュメンタリー。神秘的な風習、ヒマラヤの大自然を舞台に繰り広げられるさまざまな人間模様を捉える。
*美味しいネパール料理の軽食付き、団体の活動紹介写真の展示もあります。
◇日時:7月7日(日) 13:00~16:00 (12:00開場)
◇会場:世界の子供たちのためにセミナールーム http://www.chefuko.org/adress/
千代田区神田駿河台2-5-1 住友不動産御茶ノ水ファーストビル8F
◇参加費:事前予約 一般1,000円 学生500円(当日 一般1,500円 学生1,000円)
◇定員: 80名(先着順)
◇申込方法:電話またはメールにて TEL 03-5577-3155 、Eメールinfo@chefuko.org
◇問合せ先:一般社団法人世界の子供たちのために CheFuKo 担当 駒橋
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(2)「ベネズエラ・アルゼンチン国家破産の全貌を知る」講演会
トルコ、アルゼンチン、ロシア、韓国、ギリシャそしてジンバブエと国家破産した国々を現地取材。
銀行休業の恐ろしさ、迫り来る世界的な経済恐慌の最新予測、国家破産対策の基礎を現地の様子を動画と写真を交えながら詳しく解説。みなさまのお越しをお待ちしております。
◇日時:7月25日(木)13:00~16:30(予定) (12:30開場)
◇会場:第二海援隊隣接セミナールーム http://www.chefuko.org/adress/
千代田区神田駿河台2-5-1住友不動産御茶ノ水ファーストビル8F
◇参加費:一般5,000円
◇定員:80名
◇講師:浅井 隆、ベネズエラ取材班、山内 基(国家破産対策)他
◇申込方法:申込書に必要事項をご記入の上、郵送またはFAXにてお送りください。
申込書こちら→https://drive.google.com/open?id=1WjQBGCp-qS37YIqKmzvJCJLqrmqOcjoK
◇問合せ先:担当 齋藤 Tel:03-3291-6106
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【4】「果てしなきサーカスの旅(2) サーカス村協会設立へ」
NPO法人国際サーカス村協会・沢入国際サーカス学校 代表 西田 敬一
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1980年7月に「曲馬と曲芸」という不定期刊行物を発刊し、会の旗上げを行った。
しかし残念ながら、サーカス学校、サーカス資料館、サーカス常設館の設立という3つの夢は具体的に議論されることはなく、例会は会員が見たサーカス公演を語る会となり、不定期刊行物の新聞は細々と発行されるにとどまっていた。
そして日々が流れたというか、このままファンクラブの運営だけでいいのか。
このままではいつまでたっても、サーカス学校、サーカス資料館、そしてサーカス常設館の3つの夢は、まさしく夢で終わってしまうのではないかという焦りのようなものが次第に大きくなった。この夢を叶えるためには、それらを実現するためには、別の活動が必要ではないかと考えはじめた。
1980年代後半になって国際サーカス村構想を考えはじめ、たまたま巡り合った群馬県みどり市東町(旧勢多郡東村)の、童謡の歌詞作家である石原和三郎の記念館である童謡ふるさと館。ここでのスイスのクラウン・ディミトリーの公演がきっかけで知り合った当時の館長であった関口渉氏に、国際サーカス村構想を相談したところ、一気に実現するのは難しいが、できるところからやりませんかということになった。
この構想のうち、最初に実現したのが、サーカス資料館の建設で、1997年9月に、現みどり市東町座間に木造2階建ての建物ができあがった。と同時に、サーカスファンの団体であった「サーカス文化の会」を引きつぎながら、任意団体の国際サーカス村協会を設立し、ファンクラブとしてではなく、実際に資料館、学校を作るために活動へと舵を切ったのである。
2000年1月には、NPO法人国際サーカス村協会としての認可をとり、次なる目標である、サーカス学校設立へと努力を重ねた。そして2001年9月には廃校になった小学校を借りて、沢入国際サーカス学校を開校したのである。開校時5名であった入学生は徐々に増え、生徒が練習に励む日々を送っていた。
しかし2011年3月の福島第一原発事故による放射能飛来の影響を受け一時休校した。そののちは入学生が増えず、開校17年目の終了と同時に再び休校することを余儀なくされてしまった。ただ、この休校はもしも今後も生徒が集まらなければ、廃校せざるを得ないという覚悟の上での休校であった。
その後どうなったか。結論からいえば、とりあえず2019年4月に再開する予定で、今は資金集めなどを行っている。4月からの入学者は6名で、これだけの生徒の授業料では、当然のことながら学校運営は難しいのだが、サーカス村協会の方々の会費、カンパなどもあり、なんとか再開させたいと考えている。
だが実は、現在の場所でのサーカス学校の運営には、正直、限界を感じているところである。その理由は、まず、学校のある地域の過疎化が止まらず、近くにコンビニもアルバイトできる場所もない。地域自治体の協力も少ないので、学校を取り巻く環境が良くなる可能性が極めて低いということである。
そこで、新たな新天地を求めたいというのが正直な気持ちなのである。もし新しい場所を提供してくれる自治体があれば、単にサーカス学校の存続だけではなく、サーカスの演技が体験できる施設やまたサーカス公演のできる建屋(劇場が望ましいのはいうまでもないが)を用意したいと、国際サーカス村構想を用意した当初に戻って、願っているところである。 (3)へつづく
国際サーカス村基本構想 はこちら→ http://kosonippon.org/wp-manager/documents/2019/mail/kousou-circus.pdf
「(1)サーカスって文化?」 はこちら → http://kosonippon.org/wp-manager/mail/detail.php?id=922
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西田 敬一 (にしだ けいいち)
1943年生まれ。早稲田大学文学部ドイツ文学科卒業。 アングラ芝居からサーカスの世界へ。NPO法人国際サーカス村協会代表、株式会社アフタークラウディカンパニー代表。
1997年群馬県みどり市東町座間にサーカス資料館を設立。その後同地で廃校になった小学校に、沢入国際サーカス学校を設立。世界各国からさまざまなサーカスアーティストを招聘し、サーカスを通じた国際交流をおこなっている。著書『果てしなきサーカスの旅』(現代書館)、『サーカスがやってくる』(旺文社文庫)、『サーカス物語』(大揚社)など。
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本日のメルマガにご寄稿頂いた、サーカス学校のご紹介です。
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サーカス学校のご案内
沢 入(そうり) 国 際 サ ー カ ス 学 校 ご 案 内
本校は2001年9月開校し、今年で18年目を迎えます。
指導者は2019年春からは、当校の卒業生でパフォーマーの天野真志と、キエフサーカス学校出身でパフォーマーのビラ オリガが講師を務めます。
本校は4年制ですが、一年などの短期でも、学びたい人々に門戸を開きます。
授業期間は前期が9月中旬~12月中旬まで、後期が3月中旬~7月中旬までです。
以下のURLより案内をお読みいただき、ご連絡ください。
詳細はこちら → http://www.circus-mura.net/index_sics.html
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(編集後記)
年金はそもそもは「積立方式」。ある意味、運用悪化で賦課方式になったのでしょうか?
どうやら「100年安心」の意味は、国民ひとりひとりの100年安心ではなかったようです。
色々と不都合なことは「無かったこと」にすれば、大元の問題も消えるのでしょうか。
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