(3)「福祉現場にもマスクを」プロジェクトからのお願い
「#福祉現場にもマスクを」プロジェクト発足 一般社団法人 Get in touch 代表 東ちづる
Get in touchもマスクを寄付配布してまいりました。その際にある施設は、「大きな規模の施設が大変なことになっています。ウチは少人数なので」とおっしゃっていました。ですが、その施設も大変な実情がありました。
社会的に弱い立場にある人こそ、矛盾や理不尽を感じています。そして、我慢する、諦めるということに慣れてしまっているという現実もあります。
だからこそ4団体がつながってのマスクプロジェクトが立ち上がりました。今こそ、SOSを出し合い、受け止め合い、支え合う時です。「#福祉現場にもマスクを」ぜひ私たちとつながってください。
<3つのお願い>
●お願い●
1:マスク(そのもの)の寄贈
2:マスク購入資金の寄付
3:本プロジェクトの拡散
マスクを安定して購入するルートは確保できています。
ご寄付いただければ、福祉の現場にすぐにでもマスクをお届けできます。
マスクの寄贈もお待ちしています。サージカルマスク、不織布マスクなど、市販で売られているマスクや、政府から支給された布マスクに余分がございましたら是非寄付をお願いします。
是非とも、皆様からのご寄贈、ご寄付をお願い申し上げます。
目標:5,000,000円 1,687,000円(5/14午前現在)
寄付のページはこちらから → https://syncable.biz/campaign/992/
プロジェクトの詳細はこちらから → https://fukushimask.com/
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【3】4月の主な活動報告
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(1)政策実現活動
●オンライン自分ごと化会議
4月16日 プレ開催:群馬県太田市「新型コロナウイルスに係る市民との意見交換会」
4月29日 第1回:「スマート市民議会」 ~「social distance」を市民目線で考える~
※その他、首長や自治体との打ち合わせ等 4件
(2)テレビ等メディア掲載
4月15日 構想日本の“日本まるごと自分ごと化”計画21「コーディネーター」という仕事(2)(第2095号)法律雑誌『時の法令』
< 講義 >
2020年4月~毎週木曜日 法政大学 法学部「NPO論II」(総括ディレクター 伊藤伸)
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【4】「今こそローカリズム・日本の祭シリーズ 第四十七弾 八百津祭 2017・4・8」
至学館大学・コミュニケーション研究所長 石田 芳弘
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八百津だんじり祭りと一週間後に久田見からくり祭りが連続する八百津町は、木曽川の河岸段丘に集落が連なる人口1万人、岐阜県の山間僻地にある。霊峰御嶽に水源を発する長野県側から流れてきた木曽川と岐阜県側を南下してきた飛騨川が合流し、古来から尾張と結ぶ木曽川流域文化の要衝の地でもあった。木曽の山林から伐採した材木を集めて筏に組み、下流の犬山まで下ってくる津(港)がたくさんあったから八百津という地名が生まれたと言う。
その筏を組む時使った藤の蔓で、八百津祭りのだんじりは組まれるという話を聞いたのがこの祭に興味を抱いたきっかけであった。祭の2週間前その作業を見に行った。だんじりを所有するのは本郷組・黒瀬組・芦渡組の3組。それぞれの組は数ヶ町の町内組織によって構成されている。
曳山系の祭の思想はお祓いである。祭の前に組み立て、祭が終わったら解体する。高くて大きな構築物―山を作り、みんなで騒いで厄を負わせ、祭が終わったら山を壊すことによって厄を祓う。いわゆる「お祓い」という宗教上のドグマ(教義)なのだから、組み立て・解体が容易にできるように決して釘など使わない。(解体せず曳山を組み立てたままにして観光用に展示しているところがあるが、祭の本筋からは外れる。)
日本の祭の形は実に多様性に富むが、山・鉾・屋台のいわゆる曳山系の祭は巨大な構築物が祭の思想や演出を引き出す決定打になる。そしてこの巨大な構築物は時として激しく揺らし乱暴に扱われなければならない。いわば構築物自体に高度なフレクシビリティが要求される。曳山を組むのにたいていはロープを使うが、私の知る限り、藤蔓を使うのはここ八百津だけであるし、またこの発想がいかにもその土地の“風土”を感じさせて嬉しい。
祭を担う若者たちがベテランのリーダーの指示に従い、藤蔓で掛け声もろともだんじりを組み立てて行く様を見ながら、まさに中沢新一さんの言う「野生の科学」、生活と自然と一体になった古代人の知恵は現代の最先端の科学であるという指摘を思い出した。
縦9メートル幅3メートルある3基のだんじりを、連結させると一艘の巨大な船になる。試楽には木曽川にかかる八百津大橋上で、本楽には町役場前で連結が見られる。川の町である八百津の面目躍如の場面であるが、日本民族は遠く海を渡ってきた海洋民族であり、どこかにその遺伝子が隠されているという中沢新一説を思い起こす。どんな祭でも深く観察し歴史のレイヤー(断層)を突き抜け、時間の川を遡っていくと、また祭の楽しみ方の地平が広がる。
八百津祭の産土神は大舩神社である。この神社がまた日本の原郷を見るようで心洗われた。私が訪れた4月8日は典型的な春雨で、山間のかすみかかった墨絵の世界を巨大な舟形のだんじりがゆるゆると進み、遠くから眺めるとファンタジーを感じさせた。
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石田 芳弘(いしだ よしひろ)
愛知県議会議員、犬山市長、衆議院議員など、地方、中央の政治と行政を経験。特に教育、文化行政に力を入れた。「まちは生涯学習の最良の教室である」というのが持論であり、学校教育も生涯学習の一環であると考え、市民が教師の総合学習や全市博物館構想を推進。また、シンクタンクの研究員として先進国の地方議会を視察、研究。我が国地方議会も議院内閣制を導入すべしという、地方議会改革論議のオピニオンリーダーである。
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(編集後記)
「 #検察庁法改正法案に抗議します」 一人が呟いた言葉が、拡がりをみせています。
三権分立を揺るがす法改正に、これまで発言を控えていた人たちも声を上げています。
弁護士会や、元検事総長らも反対しています。声を上げれば変わることを実感しています。
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