【No.982】「“公告”ってなんだ?」|構想日本 プロジェクトリーダー(公益法人担当)大内隆美|
2020.10.22

【No.982】「広告」と「公告」の違いを、ご存知ですか?

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構想日本メールマガジン【No.982】 2020.10.22 発行

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<目次>

【1】今後の活動予定

 「なめがた市民100人委員会 第2回」 11月8日(日) 13:00~ 茨城県行方市 

【2】お知らせ

 構想日本が行った事業の動画が YouTube に載っています

 「“原発問題”を自分のこととして考えるとは?」ほか

【3】ご紹介

 「明日の自分を助けよう。」現代の駆け込み寺 ☆クラウドファンディング☆ のお願い

【4】巻末寄稿文

「“公告”ってなんだ?」

構想日本 プロジェクトリーダー(公益法人担当) 大内隆美

【5】 会員募集・寄付のお願い <随時募集中>

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【1】今後の活動予定

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「なめがた市民100人委員会」11月8日(日) 13:00~

行方市の総合戦略※を更新するための【なめがた市民100人委員会(住民協議会)】第2回 開催

総合戦略※の基本プロジェクト、5テーマについて議論。

【テーマ】「働く場の拡大プロジェクト」「健康で文化的なまちプロジェクト」「住みやすい地域プロジェクト」「みんなで育むプロジェクト」「情報発信で日本一プロジェクト」
行方市では、無作為抽出で選ばれた3,000人の中から応募のあった市民が中心になり作成する。

【日 時】11月8日(日) 13:00~16:00(予定)

【会 場】レイクエコー 茨城県鹿行生涯学習センター(茨城県行方市宇崎1389)
☆会場に関する問い合わせ先 行方市企画政策課(電話:0299-72-0811)

【参加費】無料 どなたでも傍聴できます(事前登録不要、途中入退室可)☆新型コロナウイルス感染症予防に御協力ください。

詳細はこちら →  http://kosonippon.org/wp-manager/namegata2020/
行方市HP →    https://www.city.namegata.ibaraki.jp/page/dir004825.html
※2015年度からの5年の政策目標や施策の基本的方向、具体的な施策をまとめたもの。

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【2】お知らせ

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構想日本が行った事業の動画が YouTube に載っています。今回は、その中から「自分ごと化会議」の2つをご紹介します。
是非ともご覧いただき、チャンネル登録もお願いします。

1,「自分ごと化会議in松江 第二期 事前勉強会」 島根県松江市にて

一から市民の手による開催だった「自分ごと化会議in松江」。第一期のテーマは「原発」、第二期は「自然エネルギー」、来年2月の開催に向けての勉強会です。→  https://youtu.be/e63csQz8cPg

2,「“原発問題”を自分のこととして考えるとは?」 茨城県東海村にて

松江での議論に触発され、東海村でも「原発」をテーマに話し合う「自分ごと化会議」を開催する。多くの方に関心をもってもらうため、自分ごと化会議や松江での様子などを伝えた。

東海村公式チャンネル →  https://www.youtube.com/watch?v=v9-ENdT0CHk (7m15s~ 加藤秀樹、17m53s~ 伊藤伸)

構想日本のYouTubeチャンネル →  https://www.youtube.com/channel/UC7aSgBZNOkoYxmhPrez0HoQ

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【3】ご紹介  構想日本が応援している活動に関するお知らせです。

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「明日の自分を助けよう。」 現代の駆け込み寺 ☆クラウドファンディング☆ のお願い

明日の自分を助けよう。コロナ不安に立ち向かう「新型コロナウィルス対策窓口」

公益社団法人日本駆け込み寺では、歌舞伎町を拠点にDV、家出、ストーカー、家庭内暴力、虐待などの問題を解決してきました。

新型コロナウィルス感染拡大において、現在、新宿歌舞伎町では相談者が急増しています。昨年の同時期より、毎月約50~100件の相談が増えているにもかかわらず、十分な窓口の確保が難しい状態です。相談員を増やし、LINE窓口を設置するなどさまざまな対応を実現するためにも、みなさまのご支援をお願いします。

そこでお願いです!
窓口対応増強のため、現在、READY FORにてクラウドファウンディングを実施しています。

目標金額 350万円  締切 10月28日(火)10月28日23:59まで

~いただいたご支援の使い道~
・相談員を増やし、開設時間を延長。土日も受付
・シェルターを運営し、行き場のない女性・出所者を保護
・通話代のかからないLINE相談窓口を設置  ほか

★これまでの相談内容(一部)
・コロナウィルスにより会社が倒産、寮から出され、住む家がない
・パートを突然解雇された
・自粛生活により、夫からDVを受けている など

クラウドファンディング こちらから →  https://a-port.asahi.com/projects/kakekomi-shinjuku/

公益社団法人日本駆け込み寺 現代表:浅井夕佳里

駆け込み寺発起人:玄秀盛よりメッセージ
「もうだめだ」とあきらめている人に一人じゃないよと知ってもらいたい。そして前を向く一歩を一緒に歩んでいきたい。絶望に陥っている人に手を差し伸べたいと願っている人に、活動の輪を広げてもらいたいです。

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【4】「“公告”ってなんだ?」

構想日本 プロジェクトリーダー(公益法人担当) 大内隆美

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コウコクと聞くと、「広告」を思い浮かべる人が多いと思うが、もう一つ同音異義語に「公告」というのがある。

この「公告」という言葉が注目されたのは、持続化給付金再委託問題でマスコミを賑わせた一般社団法人サービスデザイン推進協議会がキッカケであった。
この法人の決算「公告」方法は官報と定められていたが、設立以来、一度も貸借対照表の公告が行われていなかったことが指摘されたことによる。

ではこの「公告」、文字通り、公(おおやけ)に告げるということだが、一体、何を広く一般に知らせるのだろうか?

比較的良く知られているのが、企業などが事業年度終了後に発表する「決算公告」である。一般的には、決算における貸借対照表の内容や要旨を法律に基づいた方法で世の中に知らせるのが「公告」で、企業であれば会社法、一般社団、財団法人であれば法人法という法律で決められた方法(官報、新聞、インターネットなど)で行うということを、法人を設立する際に必ず定款(法人のルールブック)で定めなければならない。

上記のサービスデザイン推進協議会は、指摘された後、ようやくホームページで3カ年分の決算公告が報告されたことは記憶に新しい(官報の代わりにインターネットによる方法で公告することが可能)。しかし恐らくは、外部からの指摘がなければ、今もそのまま放置であったのではないだろうか。

実は、こういった事例はサービスデザイン推進協議会に限ったことではない。

なぜならば、意外なほど設立者自らが定款を作成しているところが少ない。それ故にか自身の法人の定款内容を正確に理解できていないために、やらなければいけないことを把握しておらず、そうした問題が生じているケースが多い。

内閣府公益認定等委員会の委嘱を受けて一般法人及び公益法人の相談対応をしていると、実際に定款で公告方法を定めていることを自覚していない法人も多々あった。この場合は当然のように(?)公告そのものをはじめ、何の公告が義務づけられているかの認識もなかったことは推して知るべしであろう。

厳しい外部の監視を受ける上場企業と異なり、非上場の会社や一般法人の決算公告には、あまり目が向けられないのが実態ではある。とはいえ、この公告を怠ると罰則(100万円以下の過料) が待っていることを承知している法人はどのぐらいあるだろうか?

公告していなかったことが、その法人の“広告”になってしまわないようにしてほしい。自分のところは定款に則ってきちんと決算公告がなされているか、一度、確認してみると良いかも知れない。

たかが「公告」、されど「公告」なのだ。

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【5】会員募集・寄付のお願い <随時募集中>

働き方をはじめ、輸入に頼る社会構造、正しい情報を得るために必要な自己基準など、今後ますます見極める目が問われる時代になりそうです。

構想日本では、政策提言をはじめ「住民協議会」「ふるさと住民票」など、地方自治から日本の底上げを図っていきたいと思っています。皆様のご参加、ご協力をお願い申し上げます。

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◯構想日本会員(個人)年会費1口10,000円(1~10口)、入会金2,000円 (WEBからお申し込みいただく場合は入会金免除)

◯構想日本会員(法人)法人会員A 年会費1口300万円、入会金30万円/ 法人会員B 年会費1口 50万円、入会金30万円/ 法人会員C 年会費1口 10万円、入会金5万円

詳細は、こちらからご覧ください。    http://kosonippon.org/wp-manager/info/member/

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(編集後記)

同音異義語は色々あるかと思いますが、真っ先に思い出したのは一休さんの逸話です。
「このはしわたるべからず」 橋を端に変換し、橋の真ん中を堂々と渡ったという頓智。
ところで、全部漢字表記の方が意味が判ると思う言葉の平仮名まじり、気になります。

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