【No.1053】「株式会社こども会議(仮)を知っていますか?」 |株式会社エテ 代表取締役社長(えて静岡基地隊長)  安池 中也氏|※読者の声 1名
2022.03.24

【No.1053】寄稿文「株式会社こども会議(仮)を知っていますか?」

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構想日本メールマガジン【No.1053】 2022.03.24 発行

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<目次>

【1】身の回りのツルツルとザラザラを仕分けてみませんか

【2】今後の活動予定

(1)3月26日(土) (最終回)「自治みらい塾2022」

オンライン×フィールドワーク研修で学ぶ ~現場から地域、日本を変えるための考え方、手法~

【3】ご紹介

(1)日本文化のエッセンスを語りつくす【染司よしおか 吉岡更紗×俳人 黛まどか】本日開催

(2)一般社団法人世界の子供たちのために(CheFuKo) 「ウクライナ子ども救済基金」設立

(3)【署名キャンペーン】神宮外苑1000本の樹木を切らないで~再開発計画は見直しを!

(4)【18歳の挑戦】ゲーム感覚ゴミ拾いイベント「清走中」を、全国に広めたい!クラウドファンディングのお知らせ

【4】巻末寄稿文

「株式会社こども会議(仮)を知っていますか?」

株式会社エテ 代表取締役社長(えて静岡基地隊長)  安池 中也
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【1】身の回りのツルツルとザラザラを仕分けてみませんか。どうぞ、ご一緒に。

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皆様からのツルザラが続々届いています。今後、順次お伝えしていきたいと思います。

▼仕分けの中身

1、あなたの身近で「ツルツル」だと思うものを教えてください。(複数回答可)
例:コンビニ弁当、真っすぐなきゅうり、ペットボトル、タワーマンション

2、あなたの身近で「ザラザラ」だと思うものを教えてください。(複数回答可)
例:手作り弁当、曲がったきゅうり、マイ水筒、古民家

▼下記、グーグルフォームよりご回答ください。
https://forms.gle/EosCiVcQWP2tZfum9

<背景>

私たちの暮らしは、科学技術や経済成長のおかげで豊かで便利になりました。
今の社会は、経済を成長させ「お金が増えるとみんなが幸せになる」が前提です。

そのために自由化・効率化=ツルツル化(効率の悪いものを極力減らすこと)をしてきました。
昔からの生活にある、デコボコ・ザラザラ(手間をかけてものを作ること、習慣の違いなど)を減らし、物もお金も人も画一化し、効率的に動かし、今やツルツル・ピカピカです。

構想日本はザラザラ社会の方が平和で、多くの人が幸せになれると考えています。SDGsとはツルツル化を見直そうという運動とも言えます。しかし、世界はまだツルツル化が進んでいます。

そこでまずは、ツルツルとザラザラの両方が選択できる世界二制度の仕組みを考えようと提案しています。参考:加藤秀樹著「ツルツル世界とザラザラ世界 世界二制度のすすめ 」

詳細はこちら 構想日本HP → http://kosonippon.org/wp-manager/turuzara_0308/

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【2】今後の活動予定

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(1)3月26日(土)「自治みらい塾2022」 最終回

「現場から地域、日本を変えるための考え方、手法」
地方自治の先進事例を基に、多様なものの見方と実践的な知恵の出し方を学び合い、また同じ志を持つ横のつながりを作る場です。

■自治みらい塾 <3つのポイント>
・まちをどうしていくのか(福祉を軸にする? 観光に力を入れる? 何をやっていく?)
・まちの人たちの意思をどう反映していくのか
・財政はさらに厳しくなり国の支援も減る中で、どう自立していくのか

■日程 第3回:3月26日(土)13時~18時【Zoomでのオンライン研修】

■詳細はこちらから → http://kosonippon.org/wp-manager/jicjimirai2022/

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【3】ご紹介 構想日本が応援している活動に関するお知らせです

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(1)日本文化のエッセンスを語りつくす

オンライントークat KYOTO「丁寧に生きる~京都の暮らしと二十四節気」

~第1回 春爛漫 京の色、日本の色 ~ 染司よしおか 吉岡更紗×俳人 黛まどか

春爛漫のスペシャルトーク 彩り豊かに過ごす京都の暮らしの秘訣を学びませんか?

日 時 2022年3月24日(木) 18:30~
配 信 Zoom ウェビナーによる ライブ配信
参加費 1100 円(税込み)(販売期限3/24 20:00)

後日アーカイブ配信もございますので、奮ってご参加ください。

※アーカイブ配信:3月25日(金)10:00~4月3日(日)23:59まで(予定)

詳細はこちら → https://www.sachio-yoshioka.com/2022/0324.html

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(2)一般社団法人世界の子供たちのために(CheFuKo) 「ウクライナ子ども救済基金」設立

一般社団法人世界の子供たちのために(CheFuKo)※が、「ウクライナ子ども救済基金」を始めました。

私たち(CheFuKo)は、ウクライナのチェルノブイリ周辺の子どもたちの支援を2013年より行ってまいりました。

現地の学校、幼稚園、子ども病院などの支援と共に、年1回彼らをウクライナから日本へ招待し、福島の原発の被害に遭った子どもたちとの交流をしてきました。

その彼らが今、生きるか死ぬかの状況となっております。これまで来日した子どもたちのほとんど、また一緒に活動してきた現地パートナーは、今もウクライナに留まり、戦火の中、疎開などをしながらどうにか生活しています。

この状況を受け、CheFuKo はウクライナの子どもたちとその家族を支援するため、支援募金を開始しました。

命を守るための食料、薬、衛生用品などの基本的ニーズの提供や、紛争による子どもたちの精神的影響を軽減できるような支援をしていきます。

集めた募金は責任を持って全額、現地ウクライナの関係者にお届けします。皆さまの温かいご協力をお願い致します。

※一般社団法人 世界の子供たちのために (CheFuKo)

設立のきっかけは、東日本大震災です。私たちは、東日本大震災後の福島を訪問した際、放射能基準値による混乱や外出時間の制限、食べ物や遊ぶ場所など、子どもたちの生活が最も犠牲になっていることを実感し、「何かできないか」と考えました。また、原発事故の経験から教訓を得るためにチェルノブイリを訪問。そこからウクライナでの支援活動が始まりました。

<CheFuKoウクライナ子ども救済基金>

●三菱UFJ銀行 神保町(ジンボウチョウ)支店
普通 0696556
口座名義 シャダンホウジン セカイノコドモタチノタメニ

●ゆうちょ銀行 0一八(ゼロイチハチ)支店
普通 8196264  記号番号 10100-81962641
口座名義 シャ)セカイノコドモタチノタメニ

お問合せ先:TEL 03-5577-3155

ウクライナ子ども救済基金 https://www.chefuko.org/ukraine2022-donation/

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(3)【緊急署名キャンペーン】神宮外苑1000本の樹木を切らないで~再開発計画は見直しを!

3月初旬、小池東京都知事の最終決定がされ、この計画は行政手続きを終え、事業者の実施の段階になってしまいました。

神宮外苑は、そもそも国民からの寄付と献木、青年団による勤労奉仕によって作られました。シンボルとなっている絵画館前の広場や銀杏並木など、美しい景観とともにかけがえのない都市遺産です。

その貴重な環境が、巨大再開発事業によって、脅かされようとしています。

詳細はこちらから → https://www.change.org/p/%E5%B0%8F%E6%B1%A0%E7%99%BE%E5%90%88%E5%AD%90%E9%83%BD%E7%9F%A5%E4%BA%8B-%E7%A5%9E%E5%AE%AE%E5%A4%96%E8%8B%911000%E6%9C%AC%E3%81%AE%E6%A8%B9%E6%9C%A8%E3%82%92%E5%88%87%E3%82%89%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%A7-%E5%86%8D%E9%96%8B%E7%99%BA%E8%A8%88%E7%94%BB%E3%81%AF%E8%A6%8B%E7%9B%B4%E3%81%97%E3%82%92/psf/promote_or_share

今からでも、出来ることを諦めずに続けていきたいと思います。
私たち一人一人の署名、意思表示にはその力があります。
何卒、ご支援のほど、よろしくお願いもうしあげます。

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(4)【18歳の挑戦】ゲーム感覚ゴミ拾いイベント「清走中」を、全国に広めたい!クラウドファンディングのお知らせ

現在清走中を全国で開催するためのクラウドファンディングを実施中です!
皆様からのご支援、心からお待ちしております!!

〇目標金額:300万円  51%達成中(3/24)
〇募集期間:令和4年3月31日(木)まで

クラウドファンディングの詳細はこちらから → https://camp-fire.jp/projects/view/546335

返礼品(一例)

・エシカル商品詰め合わせ
・GOT BAG Daypack(回収した海洋廃棄プラスチックをリサイクルして生産されたデイパック)

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【5】「株式会社こども会議(仮)を知っていますか?」

株式会社エテ 代表取締役社長(えて静岡基地隊長)  安池 中也

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土・日曜日の朝10時。会社の会議がはじまる。

会社の名前は【株式会社こども会議(仮)】
「ぼくたちの『できる!』を社会の中に」を企業理念に、2020年5月5日に創業した会社だ。

・・と言っても実はこの会社、こども達とオンライン上に作った架空の会社なんです。

現在、4才~15才まで81名の社員たちが、世界10か国から入社(参加)をしています。

こども達は「会社」という世界観の中で「お仕事」として「会議」をします。その会議を通じて「他の社員の話を聞き」「自分で考え」「自分の考えを発言し」「行動に移し」「オトナを巻き込みながら具現化する」という一連の流れを、自然に体験できる仕掛けになっています。

「架空」とは言っていますが、株主が出資する仕組みや、社会のお困りごとを解決して「よりよい社会にしたい」という思いは、既存の法人と変わりません。

株式会社こども会議(仮)の活動を支えているのは、理念に共感し、社員たちの可能性を信じている株主たち。その株主には年に1回株主総会を開き、社員のこども達から報告があります。株主総会で未就学の社員から「なぜ、会った事もないのにお金も出して応援してくれるの?」なんて素直な質問が出るのも、この会社のいいところ。

お仕事も事業部ごとに、取り組む内容が分かれています。

【国際事業部】は、日本で暮らす海外にルーツのある方の、文化や立場に立って考えながら、日常のお困りごとを解決するお仕事。
【ワクワク開発事業部】は、日常の中のワクワクを開発し、社会を笑顔するお仕事。
【商品・企画開発事業部】は、既存企業やお店へ、新しい商品アイデアやサービスを提案するお仕事。
【ロビー事業部】は、社会の中に隠れているお困りごとを探し、解決のために動き、

時には政治家へ直接アプローチして、よりよい社会にするお仕事をしています。

その理念のとおり、それぞれの事業部でのお仕事が、周りの大人たちを巻き込みながらサービスや商品として、実際に社会の中に取り入れられていく。

こども達が「社会参画感」を感じられるのが、株式会社こども会議(仮)の特長です。

いいお仕事をするための「海外出張研修」や「プレゼン研修」など、研修内容も完備、オンライン社員旅行やオンライン社食など、福利厚生も充実しています。

2021年からは、地域課題を解決する「地域事業所」をテスト的にスタート。

オンラインとオフラインでの両輪で、社員のこども達の気持ちを日本中・世界中に広げていけたらと思っています。

こんな、株式会社こども会議(仮)ですが、今、お困りごとが1つあります。

それは社員たちからの「残業申請」が多い事。

特に未就学社員さんからのあふれる出るアイデアが止まらず「1時間じゃたりない!」という声が出ることも…。

「もっと会議がしたい!」「次の会議が楽しみ!」

こんな会議を経験した大人がいったい何人いるでしょうか…。

「早く次の会議にならないかな」「明日のプレゼン楽しみだぁ」

こんな経験をしたこども達と作っていく未来は、きっと明るい!!

株式会社こども会議(仮)はこちら →https://peraichi.com/landing_pages/view/kodomokaigi

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安池 中也(やすいけ ちゅうや)

2000年「こども達の笑顔を作ろう」を企業理念に、こども家具メーカー「えて」を創業。遊び心一杯のデザインと世界観から、テレビや映画のセットにも使用される。また「こども」がキーワードとなる商品の開発、イベント等もサポート。2010年には「こども達にチャレンジの場を」と木育WS事業をスタート。延べ6000名以上のこども達に開催。2020年には「株式会社こども会議(仮)」をスタートするなど、モノコト両輪で「こども達の笑顔」を作っている。

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(編集後記)

こども会議のように、子供達の持っている可能性は国を問わず無限大だと思います。
けれど今、日本では7人に一人が貧困家庭、世界でも戦争、紛争が続いています。
ウクライナはもとより、世界の子どもにも目を向けて、今できることをしたいと思います。

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******読者の声*********

今回のメルマガ中、「株式会社こども会議(仮)」についての記事はなんだかホッとしました。ウクライナの子どもたちを救済する基金のことも大事ですし、われわれにいまできることを教えていただいた気がしてよかったのですが、暗く重たいニュースが多い中、株式会社こども会議(仮)の記事が、子どもたちの笑顔や明るい未来につながる話題に救われた気がしました。

少し前でしたが、ウクライナから隣国に避難した小さな男の子が「アイアンマンになる!」と無邪気に話している映像をテレビで見ました。子どもたちが生き生きと笑顔でいられる社会、世界をイメージし、実現させることが大事だと思います。

自治体職員 H氏