構想日本 メールマガジン #1164 2026.6.4発行


TOPビジュアル:壁画絵師 木村英輝
TOPICS
◆新スタッフを紹介します
◆代表加藤がYahoo!ニュースに寄稿
<三島由紀夫は60年前にインドに行き、今の世界の混乱を予言!?第1回>
◆代表加藤のOBSラジオ放送が記事に<TBS NEWS DIG>
◆JIフォーラム温故知新 Vol.4
◆【編集後記】リザレポンのひとりごと会議
※バックナンバーは こちらから
◆◇━━━━━━━━━━◇◆
新スタッフを紹介します
--------------
4月から新スタッフが加わりましたので、自己紹介をいたします。

「寿司といえば富山」の富山県からまいりました森歩美(もり あゆみ)です。
この度、とてもありがたいことに派遣職員として1年間、構想日本で働く機会をいただきました。いつのまにか富山県庁内での常識に染まっているような気もしますが、構想日本ではいろんな自治体さんと関わる機会があり、熱意をもつ自治体職員の方のお話を聞けることがとても刺激になり、楽しいです!構想日本には「もりに来てもらえてよかった!」、富山県には「構想日本に行ってもらってよかった!」と言ってもらえるよう、能動的に動きながらたくさんのことを吸収して成長できるよう一生懸命がんばりたいと思います。よろしくお願いします!

奈良県奈良市から参りました若杉悠里(わかすぎ ゆうり)と申します。
構想日本へは昨年度から研修派遣で来ておりますが、今年度は奈良市の業務と兼務しながら携わります。奈良市では、観光地である奈良公園から少し離れた、東部地域と呼ばれる自然豊かな場所で勤務しています。ここでの自分ごと化会議と、構想日本での全国の自分ごと化会議、その両方に携わりますので、それぞれの経験をつなぎ合わせて、どちらの業務にも良いプラスを生み出したいです。また、奈良市という1つの自治体を見つつ、全国の自治体も見ることで、行政を広く俯瞰できるのが楽しみです。2年目はさらにプラスαの提案ができるよう励みます。よろしくお願いします!

みなさま、こんにちは。この度、1年ぶり2回目の派遣となりました坂本健太(さかもと けんた)です。
「富士の眺めが日本一美しい街」山梨県大月市からきております。一昨年は1年間、毎日構想日本の仕事にどっぷりと浸かっていましたが、今年は市役所の業務との「兼務」という新しい形で戻ってまいりました。現在、市役所では行政改革や行政評価、事務改善といった、市役所の仕組みを内側から見直す業務を担当しています。今回は兼務だからこそ、市役所のリアルな現場感覚と、構想日本が持つ柔軟な視点の両方を掛け合わせ、より実効性の高い働きができるように頑張ります!!双方の経験をよい形につなげれるよう、地域社会の課題解決に全力を尽くします。どうぞよろしくお願いいたします!
◆◇━━━━━━━━━━◇◆
代表加藤がYahoo!ニュースに寄稿
<三島由紀夫は60年前にインドに行き、今の世界の混乱を予言!?第1回>
--------------
アメリカの政治思想学者パトリック・デニーン氏(ノートルダム大学教授)が来日。彼はバンス副大統領はじめアメリカの保守層に大きな影響力を持っている。デニーン氏は、オバマ元大統領も高く評価した著書『Why Liberalism Failed(なぜリベラリズムは失敗したか)』の中で、過去400年にわたる人間社会の“近代化”が大成功したが故に、トランプ政権含め現在の欧米先進国の混乱がある、と言う。
実は、三島由紀夫が60年前にインドへ行き、それを予言するかのような言葉を残している。以下は、三島はインドのどこにそれを感じたか、私なりに観察、整理したものだ。
続きは こちらから
*この文章は、4回シリーズの第1回目です。

◆◇━━━━━━━━━━◇◆
代表加藤のOBSラジオ放送が記事に<TBS NEWS DIG>
--------------
代表 加藤が、毎週月曜朝8:30~生放送で出演中の、OBSラジオ番組「加藤秀樹が語る日本の未来構想」。その時々の注目のトピックでお話しています。5月の各放送分が記事になりましたのでご覧ください。
あの素晴らしい学びをもう一度。過去のフォーラムから現代にも通じるエッセンスをご紹介します。Vol.4
第68回 今問われる、きれい社会の落とし穴!!
―清潔って何?アトピーからO157までを検証する―
2003年2月25日
パネリスト(敬称略。肩書は当時のもの)
◆藤田 紘一郎:東京医科歯科大学大学院教授
◆小野 芳朗:岡山大学環境理工学部教授
◆片寄 斗史子:「いきいき」編集長、エッセイスト
◆加藤 秀樹:構想日本代表
----
「超清潔志向」への違和感とリアリティの欠如
冒頭、加藤氏は、現代社会において「健康や清潔」の中身が何なのか、本質的な議論がされぬまま言葉が独り歩きし、街には抗菌グッズが溢れていると指摘。本フォーラムでは、このきれい社会の行き過ぎがもたらした落とし穴について検証する。
寄生虫や細菌の排除が招いたアレルギーの急増
藤田氏は、自身の体内でサナダムシ(愛称:キヨミちゃん)を飼育する経験や、ウンチの流れる川で元気に泳ぐインドネシアの子供たちにアレルギーが一切ない事実を提示。かつて日本人の6割以上が回虫を持っていた時代には、花粉症やアトピー、喘息は存在しなかったと話した。
藤田氏の研究により、寄生虫由来の特定の蛋白質が、アレルギー反応を引き起こす「肥満細胞」の破裂を抑える仕組みが解明された。しかし、西洋医学は「一つの原因を一つの物質で叩く」ことに固執し、免疫のバランスを調整することができない。戦後の猛烈な回虫駆除キャンペーンによって体内環境が清浄化された1965年以降、役割を失った免疫細胞が暴走し、花粉やダニに過剰反応する清潔病としてアレルギーが急増したという。
1万年前と現代で、人間の身体は遺伝子学的にも、細胞の構造からも変わらないが、環境が清潔になった。職を失ってブラブラしている免疫細胞が、本来反応しなくてよい花粉や食物に反応しているのがアレルギーだという。だからこそ多様な菌と付き合っていく=子供の頃に泥遊びをさせることが大事だという。
「抗菌ブーム」とO157が生き残る無菌空間
さらに、藤田氏は洗いすぎによる皮膚常在菌や乳酸菌、腸内細菌の消失が、かえってアトピーの悪化や膣炎を招いていると警告する。
日本人は腸内の悪玉菌を徹底的に排除しようとするが、その過度な殺菌環境への適応から生まれたのが「O157」である。実は生存力の弱いO157は、雑菌だらけの環境では生き残れない。世界一清潔な学校給食の現場や無菌のカイワレ大根など、きれいすぎる空間だからこそ爆発的に流行する。過度な清潔志向は、結果として「病原菌に負ける日本人」を作り出している。
歴史・文化から見る日本の「清潔」と国家システム
小野氏は、幕末の外国人の記録から、元来の日本は排泄物を畑に還元する高度な循環型であったと解説。日本人の風呂好きは高温多湿な風土に根ざした必然でもあった。
しかし、19世紀末の伝染病流行を契機に、欧米と対等な「文明国」を目指す国家システムとして、警察や行政による強権的な「衛生」の管理が始まった。大正期には「衛生」という言葉自体が商業的なキャッチコピーとなり、現代の「エコ」や「抗菌」と同様に、人々の不安を煽り商品を売るビジネスの道具に変質していると話した。
片寄氏は、誰も気持ちよく健康で生きて生きたいが、それがどういう形かが分かりにくいと言い、何が行き過ぎで何がちょうどよい塩梅なのか、急速に清潔や衛生の観念が変化した過去40年を振り返って論じるのがよいのでは、と話した。
風土に根ざした共生のスタンダードを
小野氏は「欧米の基準に盲従せず、日本の豊かな水や風土に合った独自のスタンダードを主張すべき」と語り、都市の中に泥んこになれる場所を取り戻す必要性を訴えた。藤田氏も、人間の細胞自体がミトコンドリアという細菌との共生から成り立っているとし、微生物とファジーに付き合う知恵の重要性を強調した。
最後に加藤氏が、数値やバーチャルな価値観に依存しすぎた現代社会への警告としてアトピーや花粉症を捉え、自然や他者との共生の軸を取り戻す重要性を語り、フォーラムを締めくくった。

<JIフォーラムレポート10選>
これまでに行われた講演・討論の中から、今でも参考になる回の要点をまとめたレポート。 こちらからお読みいただけます。

5、6月は自分ごと化会議の開催はありませんが、鋭意準備を進めています。
さて、JIフォーラム温故知新、従来は会議録を読み人間(私)が抽出箇所を決めてまとめていましたが、今回からAIを使ってみました。その結果、作業時間は何十分の一に短縮され、当然間違ったまとめ方はされておらず、汎用的に丸くしてもらえたのですが、尖ったエピソードは削られてしまうため記憶に残らない。個別具体の「癖」や「ひっかかり」が面白さ、個性となり記憶に残るのだな、と改めて実感しました。(AIのまとめの後に、その部分を添加したつもりです)
◆リザレポン
構想日本 広報宣伝リーダー/構想日本ジャーナル編集長。絵本作家としての一面も持つ。夫と3人の娘と地方在住。家では和食、外ではエスニック料理が好き。
◆構想日本ジャーナルは、構想日本の活動情報などをお届けする無料のメールマガジンです。
1.代表及びスタッフが名刺交換させていただいた方、
2.ホームページで直接申し込まれた方に配信しています。
◆登録・配信停止・アドレス変更・メルマガへのご意見は、 news@kosonippon.org へご連絡ください。
◆みなさんの個人情報は構想日本が厳重に管理し、構想日本の活動に関わるご案内をお送りする以外、
使用することはありません。
◆転載をご希望の場合は、ご一報ください。
◆構想日本会員・寄付は、随時募集しております。
発行 : 構想日本、発行責任者 : 加藤秀樹
Copyright(C) 1999-2025構想日本 All rights reserved.
◆過去のメルマガ一覧
◆メルマガの登録
◆メルマガの解除