【No.1167】何でも「最速・最短」病【ツルザラクリニックVol.7】
2026.09.03

構想日本 メールマガジン #1167 2026.9.3発行

構想日本ジャーナル

TOPビジュアル:壁画絵師 木村英輝

TOPICS

◆ツルザラクリニック Vol.7
◆活動報告<8月の自分ごと化会議>
◆おしらせ<9月の自分ごと化会議>
◆代表加藤のOBSラジオ放送が記事に<TBS NEWS DIG>
◆【編集後記】リザレポンのひとりごと会議

※バックナンバーは こちらから


代表 加藤が、読者の暮らしの症状を診断します!Vol.7

Q:モノを買ったり、何かをする時、やたらと「コスパ」「タイパ」を重視するのはいい傾向とは思えません。

診断:何でも「最速・最短」病

A:コスパやタイパは今や日常的に聞く言葉ですが、本や映画の場合は、ハズレを避けたりトレンドを仕入れたりするために倍速で見ることが一般的と言います。そもそも映画や劇では、ストーリーや結末がすべてではありません。歌舞伎のすじなど他愛もないのがほとんどで、ちょっとしたセリフや仕草、表情に胸を打たれ、それが自分の中に一生残ったりするところに醍醐味があります。作家や演出家も一行の表現、ひとコマのセリフに心血を注ぐのです。 フランス人なんか「映画や劇に効率を求めるなんて最低」と言いそうです。

コスパ、タイパの「パ」とはパフォーマンス=成果のこと。今の世の中「成果」を求めるのが流行りですが、ノーベル賞学者でもオリンピックメダリストでもミシュラン料理人でも、いろいろ試みて失敗もして、さらに工夫して、結果として最高の「パ」が残る。大谷翔平選手もそうでしょう。

一方、「いま、ここ」ということを最近よく聞きます。元々、仏教や禅で使われてきましたが、過去や将来や他人の評価にとらわれず、「いま、ここ」のことに集中するのが大成、幸せの基本として、ヨガや瞑想でもよく言われます。常に成果が求められるストレスやコスパ、タイパで肝心の「いま、ここ」がおろそかになっている反動あるいは戒めでしょうか。

コスパ、タイパなど「効率」ばかり求める人は、近いうちにAI が安上がりの答えを与え、そもそもそういう人はAI にとって代わられるということになるのかもしれません。

治療法:本当に効率がよいのは、たくさんの非効率(無駄、面倒、不便、失敗)の経験

<募集>
みなさんが日常で感じる「ツルツル」なあり方への違和感、疑問を募集しています。 こちらからご応募ください。

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活動報告<8月の自分ごと化会議>
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●8月22日(土)
兵庫県淡路市「令和8年度淡路市自分ごと化会議」<ごみの減量化>(全4回の第2回/次回は9/27)

●8月23日(日)
大阪府東大阪市「令和8年度ひがしおおさか地方創生ラウンドテーブル」<こどものけんり>(全5回の第1回/次回は9/6)

●8月22日(土)・23日(日)
群馬県太田市「令和8年度政策継承検討委員会(おおた未来デザイン会議)」<1%まちづくり事業、児童館運営ほか全10事業>(1年目)

※8月28日(金)-30日(日)に予定していた富山県の「令和8年度富山県官民協働事業レビュー」は
大雨による甚大な被害により、実施しませんでした。延期で実施する場合は改めてお知らせします。


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おしらせ<9月の自分ごと化会議>
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近くにお住まいの方は、ぜひ傍聴にお出かけください。
事前申し込みが必要な自治体もありますので、詳細は各自治体のウェブサイトをご覧ください。

●9月6日(日)
大阪府東大阪市「令和8年度ひがしおおさか地方創生ラウンドテーブル」<こどものけんり>(全5回の第2回)
自治体HP: こちらをクリック

●9月13日(日)
愛媛県愛南町「令和8年度愛南町自分ごと化会議」<観光拠点>(全5回の第1回)

●9月27日(日)
兵庫県淡路市「令和8年度淡路市自分ごと化会議」<ごみの減量化>(全4回の第3回)
自治体HP: こちらをクリック

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代表加藤のOBSラジオ放送が記事に<TBS NEWS DIG>
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代表 加藤が、毎週月曜朝8:30~生放送で出演中の、OBSラジオ番組「加藤秀樹が語る日本の未来構想」。その時々の注目のトピックでお話しています。7-8月の各放送分が記事になりましたのでご覧ください。

7月27日放送分
国民の生活実感から離れている…物価高対策や官民投資に専門家が疑問 今国会と高市内閣の運営について総括

8月3日放送分
「政治家も相撲を見習ってほしい」外国人受け入れは“相撲型”がヒント 「2600年の男系男子」は神話と混同?土俵の女人禁制から考える皇室典範 相撲1500年史に学ぶ伝統と変化

8月10日放送分
地方議会でなぜ不祥事が相次ぐのか? 「存在が見えにくい」構造的病理と政治資金管理の欠如

8月17日放送分
「お盆再発見」身近な伝統行事に課題解決のヒント “タイパ”優先の時代に問う


 

【編集後記】リザレポンのひとりごと会議

近所の女性専用ジム。真夏でも開店1時間前から40人ほどのシニアマダムたちが集まり、賑やかに談笑している姿をよく目にします。彼女たちの目的は自身の健康維持と会話ですが、このエネルギーを有効活用できないか」と思うほどです。少し時間帯がズレるだけで登下校の子どもの見守りになりそう。多世代間交流で、子どもや子育て世代に知恵を伝承してくれないかな。少しウロウロしてもらうだけで、地域の防犯にもなる。あるいはランニングマシンの歩行と会話の熱気で発電できるのでは…など妄想しながら、今日も真横を通り過ぎます。

◆リザレポン
構想日本 広報宣伝リーダー/構想日本ジャーナル編集長。絵本作家としての一面も持つ。夫と3人の娘と地方在住。家では和食、外ではエスニック料理が好き。


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発行 : 構想日本、発行責任者 : 加藤秀樹
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