【No.1008】「あなたの“うんざり”が、社会をつくる」
2021.05.06

【No.1008】「あなたの“うんざり”が、社会をつくる」
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構想日本メールマガジン【No.1008】 2021.5.6 発行
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<目次>
【1】「あなたの“うんざり”が、社会をつくる」

【2】お知らせ
(1) Yahoo!ニュースオーサー 記事

【3】ご紹介
(1) 日本再発見塾呼びかけ人黛まどか氏たちによる
「京都×俳句プロジェクト」クラウドファンディング (5/17〆切)

(2) 公財)五井平和財団 2021年度 国際ユース作文コンテスト 募集

(3) 英国エセックス大学ヒューマンライツセンターフェロー 藤田早苗氏から
~人権問題に関する日本の対応について~
問題だらけの入管法改定案―政府は国連特別報告者からなぜ逃げるのか

(4) 合同会社めぐるの木村真樹氏から
「JPBVソーシャルビジネス支援プログラム2021@オンライン」支援先募集(5/14〆切)

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【1】「あなたの“うんざり”が、社会をつくる」
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皆様から“うんざり”を募集したところ、様々な“うんざり”を頂きました。ありがとうございます。

まだまだ日本中にうんざりが溜まっている感じです!
やはり“うんざり”は、日々の生活実感「リアリティ」が詰まっていると感じます。

今週も、その中からいくつかご紹介し、読者のみなさんと一緒に考える材料にしていきたいと思います。
是非、ご覧いただき、一緒に考えて参りましょう。

~あなたの“うんざり”に共感します~

【うんざり壱】
毎年、学校から出される家庭調査票とか諸々の書類、すごい忙しい時期に同じことを大量に繰り返し手書きで書かされるのがうんざりです。早くパソコン入力で毎年楽に更新できるようにならないのか。自分は書かせる立場でもあるので、変えられないか動きたいと思っていますが…。(匿名希望)

<J.I.>
確かにそうですね。その調査や提出書類、目的は何なのか、活かされているのか。データ入力できないのか…。
教師の多忙がよく言われますが、本来の教育以外のところに費やされる時間、労力が多すぎると思います。是非動いてください。構想日本もお手伝いします。

【うんざり弐】
歩きスマホしてて、全然道でよけない上に、何もあやまらないことにうんざり、電車で目の前に妊婦や子供連れている夫婦、ご年配が立っているのに座ってスマホのゲームやってるのにうんざり。(おなか氏)

<J.I.>
多いですね。これは残念ながら、日本に多い。外国で歩きスマホをしていると自分が危ない(スリやひったくりが多い)ですから。日本は優先席やバリアフリー設備は多いけれど、人が手を貸さないのはなぜなのでしょうか。これも「自分ごと」でないからでしょうか。

■新企画「あなたの“うんざり”が、社会をつくる」への参加方法
1、本メールに「“うんざり”していること」を返信する
2、下記のURL先で「“うんざり”していること」を入力・回答する
https://forms.gle/PkFNDXgrvgadhnvb6

※皆さんからいただいた“うんざり”は、本メールマガジンや構想日本HPで加工して公表することがありますのであらかじめご了承ください。※氏名は任意です。ニックネームでも問題ありません。

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【2】お知らせ
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(1)Yahoo!ニュースオーサー 記事

代表 加藤 秀樹
◇2021年4月22日 「コロナ禍と文化」

15年ほど前から行われている「日本再発見塾」という活動がある。第1回は岩手県葛巻町、第2回は滋賀県高島市、第3回は福島県飯舘村で開かれた。いずれもあまり名前も知られていない町だった。

町の人たちも口をそろえて「うちの町には何にもない」と言う。ところが、何回か行くうちに食べ物、景色、言葉などまさに「日本再発見」と言うべきものがいっぱいあることが分かる。

今のSDGsのさきがけとも言える。だいぶ知られるようになったが、飯舘村の「までい」(ていねいに、心をこめてといった意味。「真手い」と書くこともある)など実にいい言葉だ。(つづく)
続きはこちら → https://news.yahoo.co.jp/byline/katohideki/20210422-00233844/

※上記、Yahooオーサー記事の中で、黛氏の「世界オンライン句会」を応援しています。
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【3】ご紹介  構想日本が応援している活動に関するお知らせです
コロナ禍でも、さまざまな取り組みがなされています。是非御覧ください。
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(1)日本再発見塾呼びかけ人黛まどか氏たちによる「京都×俳句プロジェクト」クラウドファンディング

<目標達成のお礼とネクストゴールについて> 黛まどか氏より
皆さん、こんにちは。黛まどかです。

俳句は「いのち」の詩です。俳句を通して「いのち」の尊さを見つめ、世界中の人たちと「言葉の力」で共にコロナ禍を乗り越えたい。
そんな思いで、「世界オンライン句会」を開くために、クラウドファンディングを始めました。

お陰さまで4月5日から6日間で、目標を達成することができました。
ご支援くださった皆さま、SNS等で拡散にご協力いただきました皆さま、心より御礼申し上げます。
本当にありがとうございました。

5月30日、京都での「世界オンライン句会」の後、同様の句会をどうしても開催したい場所が、もう一つあります。
10年前、原発事故で、全村避難をした「福島県の飯舘村」です。

飯舘村は「までい」という言葉をスローガンに、自立した村づくりをしてきました。
「までい」とは、「丁寧に」「心をこめて」という意味です。
村には愛の句碑事業で選ばれた250の句碑が建てられています。

飯舘村から「いのち」の大切さを世界に発信し、パンデミックを乗り越える原動力にしたいと願っています。そのためのネクストゴールを決めました。
ネクストゴールは福島県の飯舘村で「世界オンライン句会」を開催するため500万円を目標とさせていただきます。

プロジェクトのサポーターを務めてくださっている、スポーツジャーナリストの増田明美さんと、プロ登山家の竹内洋岳さんのお二人にご協力いただき、新たなリターンを準備中です!

近日、公開しますのでご期待ください!

皆さまに最後まで応援していただけますと幸いです。
どうぞよろしくお願い致します。 京都×俳句プロジェクト 黛まどか

引き続きご支援をよろしくお願い致します。
こちらから  → https://readyfor.jp/projects/sekaionlinekukai

黛まどか氏のメッセージ動画もぜひご覧ください。
こちらから → https://youtu.be/BKfUcCGsXdM

京都×俳句プロジェクトに世界から応援メッセージが届いています。
ぜひご覧ください。
こちらから → https://youtu.be/ws53O9_RtbY

京都×俳句プロジェクト「世界オンライン句会」応援グループのFacebookもできました。
一人でも多くの方の「いいね!」やシェアをお願いします。
こちらから → https://m.facebook.com/groups/490432085305257

是非このプロジェクトへの応援・ご協力をよろしくお願い致します。
「京都×俳句プロジェクト」 ホームページ: https://kyoto.haiku819.jp/

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(2)公財)五井平和財団 2021年度 国際ユース作文コンテスト 募集

国際ユース作文コンテストは、平和の文化と持続可能な地球社会を築いていく上で、子どもや若者たちのエネルギーと創造性、自発性を生かすとともに、あらゆる世代の人々が彼らの発想から学び、より良い世界のために何ができるか、それぞれに考え、行動することを奨励する目的で毎年開催されています。

【テーマ】「いのちって何?」

あなたにとって、いのちとは何でしょうか。いのちについて考えるきっかけとなった体験はありますか。自分やあらゆる生命を大切にし、いきいきと生かすために、 あなたはどんなことができますか。

【応募資格】 ・子どもの部(小学生・中学生) ・若者の部(高校1年生から25歳まで)
【応募方法】 オンライン応募または郵送(下記応募宛先まで)※Eメールでは受け付けません
【締切】 2021年6月15日(火)必着
【応募規定】 詳細は こちらから → https://www.goipeace.or.jp/work/essay-contest/
【応募宛先/お問合せ】 公益財団法人 五井平和財団 「国際ユース作文コンテスト」係
〒102-0093 東京都千代田区平河町1-4-5 平和第1ビル essay@goipeace.or.jp TEL: 03-3265-2071

※本コンテストは、ユネスコの「持続可能な開発のための教育:SDGs達成に向けて(ESD for 2030)」を推進する事業です。
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(3) 英国エセックス大学ヒューマンライツセンターフェロー 藤田早苗氏から
~人権問題に関する日本の対応について~
問題だらけの入管法改定案―政府は国連特別報告者からなぜ逃げるのか

「日本は何度同じ勧告を出されても、従おうとしない。日本政府は国際社会に対して反抗しているように見える」国連のロドリー自由権規約委員会議長 談

世界人権宣言に加え、日本が批准している自由権規約や拷問禁止条約は、拷問の禁止や恣意的拘禁の禁止を規定している。日本の入管収用政策は1998年以降、複数の国連人権条約機関から繰り返し勧告を受けてきた。現行の入管法も国際人権基準を満たしていない。

さらに今回の入管法改正に対し、3名の国連特別報告者と恣意的拘禁作業部会が懸念を表明している。

これまで
1、入管が外国人の強制送還の手続きを進めるために全員を収容するという「全権収容主義」
2、収容の上限を定めない「無期限収容」
3、司法のチェックがないこと(入管収容に関しては、行政機関の判断のみ)

改正案では上記に加えて
4、3回目以上の難民申請者の「強制送還を可能」にする
これは「迫害を受けるおそれがある国への追放や送還」を禁止するノン・ルフールマン原則違反
5、「管理措置」
これは、収容以外の方法だが、主任審査官の裁量で認められた例外的な場合に限るもの
6、出入国管理において「子供の収容の明確な禁止規定」がない

日本政府が国連人権勧告を真摯に受け止めていないことは、広く知られている。書面でも対面の審議でも、質問に対して言葉を並べるだけできちんと答えない。こうした態度は国際社会では通用しないばかりか、日本の国際的な評価を下げ、人権理事会の理事国としての信頼を失うことになるだろう。

今回は入管法改定案への懸念を表明する共同書簡が送られている。政府は特別報告者から与えられた質問に対してきちんと建設的対話を行い、それを市民にも公開すべきだ。それをせずに国会で審議を進めて採決、などということはあってはいけない。

是非下記の動画や記事をご覧ください。

「国連特別報告者の勧告の意義」→ https://www.youtube.com/watch?v=JefUj2FG2p4
国連特別報告者の権限、勧告に対する政府の抗議が筋違いであること、他国の例などの紹介。

関連記事:問題だらけの入管法改定案―政府は国連特別報告者からなぜ逃げるのか

(1)国連共同書簡と筋違いな政府の反論  藤田早苗
4/27(火) Yahoo配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/8788757355089d5aa5da0c63029bc40c3c62ffc1?page=1
2021.04.27 アジアプレス・インターナショナル
https://www.asiapress.org/apn/2021/04/japan/special-report/
(2)「批判もする友人」からの忠告受け入れよ  藤田早苗
4/27(火) Yahoo配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/0030a848dc277985e41d394cf466b7bcd9100b76
2021.04.27アジアプレス・インターナショナル
https://www.asiapress.org/apn/2021/04/japan/special-report-2/
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(4) 「JPBVソーシャルビジネス支援プログラム2021@オンライン」支援先募集(5/14〆切)

合同会社めぐるの木村真樹です。
この支援プログラムでは、日本における「価値を大切にする金融」の普及と実践を目的として設立された「JPBV」に賛同する金融機関の役職員が、仕事で培ったスキルや経験等を生かして、ソーシャルビジネスを半年間応援します。

■対象団体 以下の要件を満たす団体(法人格の有無、種類不問)
●会費・寄付を「本気で」集めたい
●定例オンライン会議等にすべて参加できる
●2021年12月15日のオンライン成果報告会までに、合同会社めぐるが運営する「凸と凹」のマンスリーサポートプログラムに登録し、継続的な支援者をともに募ることができる
●本プログラム中のヒアリングや終了後のアンケートに協力できる

■募集締切 2021年5月14日(金)23:59

■応募方法
下記URLより所定の応募申請書をダウンロードし、必要事項を記入のうえ、その他提出書類とともに電子メールに添付してご送付ください。 https://jpbv-social.theblog.me/posts/16338401

■募集要項 上記URLから
合同会社めぐる「JPBVソーシャルビジネス支援プログラム2021@オンライン」運営事務局(担当:木村) E-mail info@meguru.social
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(編集後記)
G.W.皆様はいかがお過ごしだったでしょうか。私は断捨離を断念しました。
コロナ禍の連休中も、入管法改正や国民投票法改正の審議が行われていました。
どちらも重要な法案だと思いますので、皆さんと一緒に注視したいと思います。
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発行 : 構想日本、発行責任者 : 加藤秀樹
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