第105回
「国有財産・本当に売っていいのか?」
2006.04.24
第105回J.I.フォーラム 「国有財産・本当に売っていいのか?」  2006/04/24(月)開催
もっともらしい議論というのがよくある。
 800兆円にも及ぶ国の債務。その「有力な」削減策として、国の資産売却が与党内で議論されている。
 しかし、庁舎や公務員宿舎など売却可能な国有地はすべて合わせても6000億余りという。しかも、その収入は1回こっきりだ。一方で、国債の金利は毎年何兆円も増えているのだから、これではほとんど焼け石に水ほどにもならない。売られた土地には多分大手デベロッパーが高層ビルを建てるのだろう。
 長い目で見て、これが本当に国民・住民のためになるのだろうか。それくらいなら、外国に比べても日本の都市は緑が少ないのだから、公園にするほうがいいのではないか。目の前の金勘定だけで国有財産を処分していいのか。──など、国土や都市のあり方の視点を中心にホットな話題について大いに語っていただきます。
日時 2006/04/24(月) 18:30~20:30(18:00開場)
場所 銀座ソニービル8Fソミドホール
参加費 2,000円 / 学生 500円 (構想日本会員は無料です)
※ 学生の方は、 受付にて学生証をご提示下さい。
親睦会参加費 4,000円程度
主催 構想日本
ゲスト (左)川勝 平太(国際日本文化研究センター教授)
(中)鈴木 博之(東京大学大学院教授)
(右)山岡 淳一郎(ノンフィクション作家)