- 第199回
- 「レジェンドの地、国立競技場を捨ててよいのか」
2014.03.31
第199回J.I.フォーラム 「レジェンドの地、国立競技場を捨ててよいのか」 2014/03/31(月)開催 |
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スポーツは私たちに感動をくれます。そして「レジェンド」が生まれます。1964年の東京オリンピックは、メダル云々を越えてすべてが「レジェンド」です。そして、現国立競技場そのものも「レジェンド」です。それは選手と観客と競技場が一体となって、日本の戦後復興、再生のシンボルになったからです。その20年前には冷たい雨の中で動員学徒の壮行会が行われた同じ場所がきらきらと輝く場所になったからです。だからこそ、今でもスポーツマンたちが、あの聖火台を磨き続けているのです。
国立競技場の建て替えには、デザイン選定の不透明さや建設・維持費用の大きさなど多くの問題があります。加えて「神宮外苑の歴史的文脈」という視点からも2020年オリンピックの意義を考えたいと思います。
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