- 第239回
- 自治体発「ふるさと住民票」というアイデア
2017.09.20
第239回J.I.フォーラム 自治体発 「ふるさと住民票」というアイデア 2017/09/20(水)開催 |
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構想日本と12の自治体で、2015年から「ふるさと住民票」の活動を進めています。
住民票はないけれど故郷に愛着がある、仕事や介護で複数の地域に住んでいるなど、現代人は自治体に対してより柔軟な関係を求めています。これに対して「ふるさと住民票」は、人々と自治体の「複線的な関係」を提供しようというものです。そして、実施5市町村は「ふるさと住民」が400名余増えたのです。
今、各地で人口増の取り組みが行われていますが、日本全体の人口が減る時代には、所詮「とりあい」に終わります。
しかし「関係人口」すなわち地域に関わる人を増やせば、ゼロサムがプラスサムになるのです。国の制度の枠にとどまらず、独自の知恵で関係人口を増やす。これが人口減少時代の自治体の姿ではないでしょうか。
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